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飛騨高山温泉に行ったら「飛騨の小京都」を散策しよう

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日本の温泉と言えば古くは1000年以上の歴史があるものもありますが、飛騨高山温泉は平成になってから湧き出た源泉に命名されたもので非常に新しい温泉です。
ここではその飛騨高山温泉について紹介していきたいと思います。

1、飛騨高山温泉とは

日本のほぼ中央、北アルプスの山々に積もった雪が長い年月をかけて地下にしみこみ、それが温泉となって湧き出たのは平成に入ってからのでことです。
平成5年に2ヶ所に湧き出ていた源泉を「飛騨高山温泉」と名付けました。
現在その源泉は9つあるとされており、その源泉ごとに泉質が違うために宿ごとに違う温泉を楽しむことができます。
基本的には無色透明の塩化物泉が主となっていますので、老若男女問わず楽しめる温泉となっています。
以下は飛騨高山温泉組合が公表している飛騨高山温泉の泉質データです。

泉温:28.4℃(調査時における気温気温:15.8℃、外気)
湧出量:640リットル/分(掘削動力揚湯)※測定値は、所有者の提示結果による。
知覚的試験:無色で澄明であり、わずかな金属味と金気臭を有する。ph値:8.2
ラドン(Rn):測定せず
知覚的試験:無色で澄明であり、わずかな金属味と金気臭を有する。(採水後5.0時間)
密度:0.9985(20℃)
pH値:8.2
蒸発残留物:341mg/kg(110℃)
電気伝導率:49.2mS/m
アルミニウムイオン(Al3+) 0.01未満
マンガンイオン(Mn2+) 0.006未満
硫化水素イオン(HS-) 0.09未満
メタ亜ヒ素(HAs02) 0.003未満
泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
調査及び試験者:財団法人 岐阜県公衆衛生検査センター 藤田裕志
調査及び試験年月日:平成20年10月15日
適応症・禁忌症

・禁忌症
◎一般的禁忌症(ご入浴を避けていただきたい症状)
急性疾患(特に熱がある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血
その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
◎泉質別禁忌症
なし

・適応症
◎一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
◎泉質別適応症
なし

pH値が8.2ということからもわかるようにそれほど強い温泉ではありませんので、ゆっくりと楽しむことができます。

2、飛騨高山温泉のみどころ

飛騨高山は観光地としても有名な場所です。
曳き屋台が町を歩いて回る「高山祭」は「祇園祭」「秩父夜まつり」と並んで日本三大美祭として知られており、ユネスコ無形文化遺産にも選ばれている祭です。

2-1 美しい町並み
出格子の軒下に杉の葉を玉にした「酒ばやし」が印象的な町並みは、昔懐かしい家屋や造り酒屋が並んでおり情緒が溢れています。
商人でにぎわった上町と下町からなっており、多くの史跡や文化財が残っています。
その町並みは「飛騨の小京都」と呼ばれるほどで、江戸時代の町並みを感じさせてくれます。
この辺りは町の景観を維持するために電線などの配線はすべて軒下配線にするなど美観を徹底して保護しています。

2-2 朝市
宮川にかかる鍜治橋と弥生橋の間の川の東岸沿いで行われるのが「宮川朝市」です。
戦後から開かれている歴史のある朝市で、ここでは新鮮な野菜や果物や郷土の彫り物、細工、民芸品など幅広く売られており、地元の人や観光客で常に賑わっています。
もう一つの朝市「陣屋前朝市」は高山陣屋の前で開かれる朝市で、こちらは植木市や花市の名残を残した朝市となっています。
毎朝新鮮な野菜や果物の他に漬物や生け花、植木などが販売されています。
どちらも営業時間は夏期6時~12時・冬期7時~12時となっており、年中無休です。

2-3 高山陣屋
江戸時代初期にはこの地域は金森氏が治めていましたが、金森氏は東北地方の出羽国に国替えされました。
そしてこの飛騨の地を天領(幕府の直轄地)として治めたのです。
高山には幕府の機関として役所が設置され、それが「陣屋」と呼ばれました。
これは飛騨地方が森林資源に恵まれていたことと、金・銀・銅・鉛などの地下資源に恵まれていたことが関係していると言われています。
陣屋とは江戸時代に郡代・代官が政治を行った機関で、御役所・邸宅などを総称して陣屋と呼ぶものです。
江戸幕府末期には日本全国に60ヶ所以上あったと言われている陣屋ですが、当時の主要な建物が残っているのは高山陣屋だけと言われています。
1929年には国の史跡に指定されています。

高山陣屋
住所:〒506-0012  岐阜県高山市八軒町1丁目5番地
電話:0577-32-0643
公式HP:https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/bunka/bunkazai/27212/shoukai.html

2-4 飛騨民族村・飛騨の里
昔ながらの飛騨の農村の暮らしを実際に体験して楽しむことができる施設です。
ここでは合掌造りなどの歴史のある民家を移築して再現されており、国の重要文化財も含まれています。
落ち着いた風景を楽しむこともできますし、様々な体験教室も開かれています。
「さるぼぼづくり」「手焼きせんべい」「さしこ細工」「わら細工」「ガラス体験」などの実演や体験が「思い出体験館」で日替わりで行われています。

飛騨の里
住所:〒506-0055  岐阜県高山市上岡本町1丁目590番地
電話:0577-34-4711
公式HP:http://www.hidanosato-tpo.jp/top.html

2-5 飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション館
標高900mという日本でもっとも高い位置にある観光鍾乳洞です。
全長800mという巨大な鍾乳洞で、鍾乳石の色彩が美しいことで有名です。
また、ヘリクタイトという珍しい鍾乳石があるのも特徴です。

住所:〒506-2256 岐阜県高山市丹生川町日面1147
電話:0577-79-2211
公式HP:https://www.syonyudo.com/

3、飛騨高山温泉の運営は

vuke

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