美しく勇敢で冒険心旺盛!ヨーキーの子犬と仲良く暮らすには?

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ヨークシャーテリアは、艶やかで輝く被毛が美しいイギリス原産の小型犬です。
日本では「ヨーキー」の愛称で親しまれている大人気犬種で、ジャパンケネルクラブでの登録数も毎年トップクラスとなっています。美しく可憐な姿や行動から「動く宝石」という別名を持っていますが、可憐な見た目からは想像できないほど勇敢で冒険心旺盛。でも、信頼を寄せる主人に対しては素直で忠実な性格です。

可憐で美しく勇敢なヨーキーの魅力・子犬を迎える方法と育て方について詳しくご紹介します。

ヨーキーの性格と特徴は?

◇絹のような美しい被毛と小さく引き締まった体が特徴

ヨーキーの魅力は、なんといっても絹のように艶やかで美しく長い被毛を持つ可憐な姿です。シングルコートで暑さと寒さに弱く被毛の手入れが必要な犬種なので、室内飼いが常識となっています。豊かな被毛に覆われた肉体は小さく引き締まっており、標準体重3kgくらいと非常にコンパクトです。室内で活発に動き回るだけで十分運動できるので、長時間の散歩は必要としません。

でも、ずっと家の中だけで過ごす生活では、ヨーキーの長所である社会性を伸ばすことは難しいでしょう。1日5分~15分ほどの短い散歩をさせると、家族以外の人や犬と触れ合うことで良い影響を与えることができます。平均寿命は13歳~16歳くらいで、小型犬の中でも長生きな犬種です。

◇小さくても勇敢でエネルギッシュな冒険家

ヨーキーには、19世紀のイギリスでネズミ狩猟犬として活躍していたという意外な歴史があります。愛玩犬として定着した現代でも、その性質は強く残っているようです。とても利口ですが、負けん気が強く攻撃的な一面もあります。小さい体の割に堂々としていてエネルギッシュなので驚く人も多いでしょう。でも、一度「主人」と認めた人には深い信頼を寄せてくれます。

◇オスとメスの違いについて

オスとメスでは、性格にそれぞれ特徴があります。オスは、好奇心旺盛で明るく人懐っこい甘えん坊タイプの子が多いようです。メスも子犬のうちは無邪気で活発ですが、年を重ねるうちに落ち着いた性格になります。

ヨーキーの子犬を美しく健康に育てるには?

POINT①こまめなブラッシングで美しい被毛を育てる

ヨーキーは成長すると共に被毛が変化する犬種です。子犬のうちは黒っぽい色の被毛ですが、成長するにつれて艶と光沢が増していき、一生のうちに7回も色が変わると言われています。光を当てると青く光る黒い被毛にシルバーやゴールドが入るようになり、宝石のようなシルキーコートに美しく変色。ヨーキー最大の魅力である被毛を美しく育てて維持するには、こまめなブラッシングを続けることが大切です。

シングルコートで抜け毛が少ない犬種ですが、放置すると毛玉になってしまいます。できれば、獣毛ブラシ・コーム・スリッカーを用意しておきましょう。獣毛ブラシで皮膚をマッサージしながら毛並みを整え、スリッカーで毛玉を取り除き、コームで細部まで整えます。毎日丁寧にブラッシングすることで、皮膚の新陳代謝を促し健康な皮膚と被毛を育てることができます。被毛が伸びやすい体質なので、定期的なトリミングは必須です。

POINT②しつけが重要!子犬のうちから主従関係を築く

小さくて愛らしい容姿ですが、自分が優位に立つことを好む性格です。そのため、必要以上に慣れ合う関係はおすすめできません。甘やかしすぎると自分の立場が上だと誤解してしまい、頑固でわがままな性格になってしまいます。猟犬としての性質をきちんと理解し、しっかり主従関係を築いていきましょう。基本的なしつけはもちろん、粗相やいたずらをしたら悪いことだと教えていきます。食事や寝床もきちんと区別しなければなりません。同じベッドで寝たり人が食べている物を与えたりするなどの行為は、主従関係を崩すきっかけとなるので注意しましょう。

POINT③膝蓋骨脱臼の発症に注意

骨や筋肉を壊しやすく、膝蓋骨脱臼の危険を抱えて生まれる子が多い犬種です。長時間の散歩は大きな負担がかかるので、短時間で終わらせるようにします。室内運動で発症することもあるので、歩き方に違和感がないかチェックする習慣を付けましょう。自然に治ることもありますが再発率も高いので、異変に気付いたら早めに動物病院を受診してください。

ヨーキーの子犬をお迎えするには?

◇ペットショップとブリーダーの選び方

非常に人気の高い犬種なので、多くのペットショップやブリーダーで子犬に出会うことができます。子犬の価格は10万円~25万円くらいが平均ですが、血統によっては50万以上の高値になることも少なくありません。特に、血統の維持に手をかけているブリーダーの子犬は高額です。将来ショードッグに育てたいなら血統重視のブリーダーがおすすめですが、家族として仲良く暮らしたいならペットショップで平均的な価格の子を探した方が良いでしょう。

◇子犬の選び方

ヨーキーは膝蓋骨脱臼を発症しやすいので、歩き方がしっかりした子犬を選んでください。目や鼻に汚れがなく目が輝いているのも良い子を見極めるポイントです。明るく懐きやすい性格の方が育てやすいので、目が合ったら喜んで元気に走り寄ってくる子にしましょう。オスとメスでは成長した後の性格に違いが出ることが多いので、甘えん坊タイプが好みならオス、落ち着いたタイプが好みならメスを選ぶのが無難です。

体重わずか3kgの小さな体にシルキーコートを纏った勇敢な冒険者。ヨーキーの魅力は、コンパクトな体に秘められた美しさと勇敢で活動的な性格です。小さくて可憐な可愛い冒険者ヨーキーと楽しい生活を始めてみませんか?
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