登山

万能選手のガムテープ|登山におけるその意外な必要性とは?

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登山に携行していくものはたくさんありますが、ガムテープを持っていく方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
実はガムテープはいろんな場面で役立つグッズなのです。
いろんなトラブルにもひとつあれば応急処置できてしまう優れもの「ガムテープ」。あなたのザックにもひとつ入れておきませんか?

山の中では応急処置が肝心

登山中に何も起こらなければいいのですが、転倒によるケガや道具の損傷などある程度のトラブルもありえます。そんな時にあたふたしなくていいように万全の準備をしていくのですが、トラブルがあったときにどれだけ応急処置が出来るかが大切です。

ケガの場合に備えてファーストエイドキットなども常備していることと思いますが、それだけではどうしようもなく対応できない時もあるでしょう。例えば、登山靴のソールがはがれたり、ウェアが破れたり、レインウェアからまさかの浸水…などなど。

応急処置セットでは対応できないことにも対応できるツールがあるのです。皆さん、ご存知のガムテープです。いろんなことに対応できるアイテムとしてひとつザックに入れておきませんか?

ガムテープって紙・布どっちがいいの?

ガムテープといっても大きく分けて、紙のテープと布粘着テープの2種類があります。どちらがより使いやすく登山中のトラブルに役立つのでしょうか?

答えは布粘着テープ。その粘着力が紙テープより強いことも理由ですが、一般的に貼り付けた時の強度や耐久性も布粘着テープのほうが上ですね。しかも紙テープに比べても、手でカットしやすいとくれば布粘着テープを使わない手はないでしょう。

では、一体どんな場面で布粘着ガムテープが活躍するのかシーン別に確認していきましょう。

ガムテープが役立つ6つのシーンとは?

1.登山靴のトラブル
登山中に、登山靴に穴が開いてしまった、アウトソールがはがれてしまった…というようなトラブルも可能性としては十分にあります。特に足場の悪い場所や岩場、ガレ場などを歩いていると何かの拍子になりやすいです。
そんな時に、ガムテープの登場です。穴が開いたり、破れたり、ソールがはがれたりというときには、その場所を覆うようにガムテープでぐるぐる巻きにしましょう。
ロープなどでも対応できることもありますが、ガムテープのほうがズレが少なく固定する力も強いでしょう。

2.ウェアの穴の補修に
木の枝にひっかけた、転倒した際に…いろんな理由でウェアが破れてしまうこともあります。ファーストエイドキットの中にある絆創膏では心もとない補修となるでしょう。
ガムテープであれば、その粘着力で破れた箇所を強力にカバーしてくれるので安心です。また雨が降っていたりすると、雨も弾くことで濡れから身体を守ってくれるのです。レインウェアの応急処置としても有用です。

3.マメ(肉刺)対策に
新しい登山靴やフィッティングの合っていない登山靴を履いていると、マメができることがあります。その応急処置にもガムテープは活躍します。
手当てをしてガーゼを当てた後、ガムテープを貼ると…?あら不思議!痛みも軽減されてとザを続けられることが多々あります。足の痛みやトラブルは登山の楽しみを半減させてしまうので、さっと処置できると嬉しいですね。

4.捻挫などの際のテーピングとして
強い粘着力を利用して、テーピング代わりに使うことが出来るのもガムテープのいいところです。ほとんど伸縮はしないので、固定する使い方に向いています。
曲げると痛い!という時などは曲がらないようにしっかり固定しておくと、応急処置とはいえ下山したり歩かないといけない場面は多いので安心度合いが違います。

5.骨折などの添え木固定や三角巾代わりに
もし骨折したりすると、より強固に患部を固定する必要があります。適当な添え木は見つかる環境にあるかもしれませんがそれを固定するものがなければ使えません。紐なども取れる恐れがあるのでガムテープで補強しておくといいですね。
また三角巾などがあればいいですが、なければガムテープで代用することも可能でしょう。骨折などになると最初の応急処置によってその予後や直り具合にも影響するので知識と併せて備えたいものです。

6.着火材として
時期によっては、暖をとる必要も出てくることがあるでしょう。適当な枝とライターは持ってきたけどなかなか着火しない!なんてことになると時間のロスと共に、寒さが堪えることとなります。
こんな時にも、ガムテープに着火して小さな枝から徐々に大きな枝へと火を移していくことが出来るのです。そんな役割があることご存知でしたか?また火を起こせれば料理も出来ますね。

ガムテープかさばらない?

ザックの容量に余裕がある方は、そのまま入れてもいいと思いますがギリギリのパッキングの場合は、ガムテープは邪魔になりがちです。ライターや短めの定規とかに使いそうな分だけ巻き付けて携行することで問題は解決します。またトレッキングポールに巻きつけていてもいいかもしれません。

しかしながら、粘着テープなのでどこにつけても糊が残りがちですから、影響のないものがベストですね。もし、ベタッと残ってしまった場合は、消しゴムでなぞってあげると比較的とれやすいですよ。

今日から登山のお供に

いかがでしょうか?ガムテープがひとつあれば、いろんな山のトラブルの応急処置に役立つことをご理解いただけたのではないかと思います。
今日から早速ガムテープも必需品として、あなたの登山の必須アイテムとしてザックに入れておいてくださいね。

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