家庭菜園

レモンは家庭菜園で育てられる?

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レモンと言えば、黄色のレモンを思い浮かべますが、緑の国産レモンも最近見かけますよね。レモンを育ててみたいと思った場合に、育てるのは簡単にできるのでしょうか。
家庭菜園でのレモンの育て方についてご紹介します。

レモンを育てるのは簡単?

あまり農薬を使わずにも育てられるので、柑橘系のレモンは、家庭菜園にもおすすめです。これまでは、レモンは耐暑性は強いのですが、耐寒性が弱いのが少し育てにくかったレモンです。しかし、最近では、温暖化の傾向もあり、レモンを育てられる地方も増えていきているようです。

冬でもマイナス3度以下にならないような場所ならば育てることが可能です。寒い地方ではビニールをかぶせて、簡単な温室を作って育てている人もいます。

レモンの木は大きくなると2m~4mになると言われています。上手に育てている人は、1本のレモンの木で200~300もの実をならせているそうです。まずは1本のレモンの木から育ててみたくなりますね。

レモンを家庭菜園で育てるには?

レモンは、日当たりのいい所に植えるのがおすすめです。春に苗を買ってきて、鉢に植えて育てることができますので家庭菜園してみませんか。

その際にできれば既に実がなっている苗を植えるといいですね。レモンの実がなるまでに何年もかかることもよくありますので、実がなっているものを購入するのはおすすめです。また、実生苗か接木苗かによっても異なり、接木苗の場合には3年位で早く実を付けることができます。

鉢植えの場合の土は、腐葉土や鹿沼土を混ぜること、有機肥料や速効性の化学肥料をあげて育てることが大切です。水遣りをする時には、たっぷりと遣るのもコツです。特に夏に水を切らさないこともレモンの木を育てる上ではとても大切です。

実をならすためのコツは?

せっかくならば沢山の実をならしたいのですが、どうしたら実をならすことができるでしょうか。レモンの木は不思議で、枝が下向きだと実がなりやすいと言われています。枝を下向きにするために、わざと重しなどを枝に結び付けて引っ張ったり、支柱を立てたりしてあげます。枝を下の方に垂らすように固定することで、レモンの木に敢えて負担を掛けてあげるのが実をならすコツになります。植物の生態はとても不思議ですね。

レモンの木に実を付けるには、レモンの木に危機を感じさせて、子孫を残そうと思わせること。レモンの木が実を付ける仕組みはとても面白いですね。また、ある程度の木の高さにならないとレモンの実もならないようです。しっかりと成長させましょう。

レモンの木の剪定と摘果は?

レモンの実をならすためには、木の剪定と摘果も大切なことです。レモンの花芽が春に付きますので、3月~4月中旬までに剪定を行います。日当たりがいいことがレモンを育てるには大事ですので、日当たりを考えながら剪定をするといいですね。

そして、春から蕾をつけ始めたら、多すぎる蕾も間引いていきます。周りについた花を摘んでいくといいでしょう。あまり摘果は必要ないようですが、鉢植えの場合は、たくさん実がなってしまうと大きくなりませんので、適当に摘果をしてみましょう。来年、実をならすためにもあまり沢山実をならせないこともコツです。

よく国産のレモンで緑の色のレモンが売られていますが、レモンは、少しうす緑色になれば緑のレモンとしては収穫できます。「グリーンレモン」とも呼ばれています。もう少し待てば黄色い通常のレモンとして収穫できますので、お好みで収穫してみましょう。

10月~2月までレモンの収穫は堪能でき、早めに採れば「グリーンレモン」が味わえ、遅くまで待てば熟した黄色のレモンを堪能することが可能です。「グリーンレモン」も通常のレモンも、せっかくならばどちらも収穫して楽しみたいですね。

アゲハの幼虫などには注意!

無農薬でも育てられるのが嬉しい家庭菜園のレモンですが、害虫には気を付ける必要があります。アブラムシ、アゲハの幼虫、ミカンハモグリガやカミキリムシなどが要注意です。花が咲く春になるとレモンの木にアゲハ蝶が飛んできますので、注意しておきたいですね。毎日白い卵がないか、葉を見て、幼虫の青虫にならないようにしっかりチェックしたいですね。

ミカンハモグリガは新芽を食べてしまうので、これを退治することがレモンの木を大きくするためにも重要です。ミカンハモグリガの害虫のために、レモンの木が大きく育たないということもありえますので気を付けて下さい。

レモンの木は鉢植えでまずは1本から育てませんか

レモンの木は、鉢植えで育てられますし、1本でも収穫を楽しめます。まずは1本のレモンの木を育てる所から始めてみませんか。
実を楽しみたいですので、接ぎ木で2年生以上のもので、既に実がなっているものなどを買うと良さそうです。50cm~60cm以上の高さの苗を買って育ててみませんか。
レモンは、色々と加工して楽しんでいる人もいます。デザート作りにも行かせますので、楽しみが増えますよね。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。
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