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モクレン

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植物名: モクレン

学名: Magnolia liliiflora(Magnolia quinquepeta)
英名: Mulan magnolia、Tulip magnolia、Lily magnolia
和名: モクレン(木蓮)
科名: モクレン科
属名: モクレン属
原産地: 中国

モクレンの特徴

まだあまり花がない時期に、大きな花を咲かせるモクレンは目立ちます。外側が紫色で、内側が白い花が特徴です。平安時代には日本に中国から伝わったという歴史のある木です。

最近では、白い花を咲かせる「ハクモクレン」が多く栽培され、「ハクモクレン」は20mにも大きくなります。それに対して、モクレンは、4m〜5mとそれほど大きくなく、株立ちで横に広がる樹形が特徴です。また、モクレンの花弁は6枚で、「ハクモクレン」より少ないのも異なります。

「ハクモクレン」は、花が咲いた後に葉が出ますが、モクレンは、花と一緒に葉が出るために、最後には葉に隠れて見えなくなります。耐寒性があるモクレンは、庭木として割と育てやすいでしょう。

モクレンの詳細情報

園芸分類
庭木・花木

草丈・樹高
4m〜5m

耐寒性
強い

耐暑性
強い

耐陰性
ややあり、半日陰以上がおすすめ

花色
外側が紫で内側が白

開花時期
4月

モクレンの育て方カレンダー

時期
落葉期の冬に植え付けると春に大きな花を咲かせます。花と同時に葉も出てきます。

植え付け
落葉期の1月〜3月上旬がおすすめです。

剪定
必要な場合のみ5月上旬〜5月中旬に行います。

肥料
1月、5月、9月と定期的に肥料をやります。

開花
4月に開花します。

モクレンの栽培環境

日当たり・置き場所
横に広がるために、直径3m以上の幅がある場所に植えます。日当たりのいい場所に植えると良く成長し、花も咲かせます。大きくなるため、鉢植えでの栽培は難しいでしょう。

用土
腐植質に富んだ肥沃で、水はけのいい土がおすすめです。

モクレンの育て方のポイント

水やり
植え付け後は水遣りをしますが、それ以降は不要です。

肥料
最初のうちは、年に3回、5月、9月と休眠期の1月にも緩効性化成肥料や固形の油かすを定期的に追肥します。9月の肥料は、チッ素が少ない肥料にします。大きくなったら、5月と1月に年に2回肥料をやります。

病害虫
病気はあまりなく、害虫はカイガラムシや幹に穴を開けるカミキリムシに気を付けましょう。

モクレンの詳しい育て方

選び方
苗は、株元や幹が太くしっかりした苗を選びます。きれいな樹形の物を選ぶといいでしょう。

植え付け
葉が落ちてから1月〜3月上旬に植え付けます。肥沃な土になるよう、腐植土や完熟堆肥を混ぜます。浅く植えるようにします。

間引き
混み合っている枝を間引きするのもいいでしょう。

剪定・切り戻し
整った樹形になりますので、あまり必要ありません。形が乱れた場合のみ、開花後、新芽が出る前の5月上旬〜5月中旬に剪定します。大きなモクレンにしたくない場合は、この時期に強く剪定してもいいでしょう。

植え替え・鉢替え
大きくなってからの植え替えは控えます。最初からスペースを広く取って植えるようにします。


大きな花を咲かせます。花が開くと内側の白色が見えてきます。

収穫
9月〜10月に種を収穫すると蒔くことができます。

冬越し
落葉しますが、耐寒性は強いのでそのままで大丈夫です。

増やし方
実から種を採って収穫したら、赤玉土小粒にすぐ蒔きます。春に発芽しますので、最初は鉢で育てて増やすといいでしょう。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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