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ヤグルマギク

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植物名: ヤグルマギク

学名: Centaurea cyanus
英名: cornflower
和名: ヤグルマギク(矢車菊)
科名: キク科
属名: ヤグルマギク属(ケンタウレア属)
原産地: ヨーロッパ東南部

ヤグルマギクの特徴

ヤグルマギクは、花弁が放射状になり、矢車のように見えるというから、和名が付いています。ヤグルマソウとは別物で、ヤグルマソウは葉の形が矢車のようになっています。

ヤグルマギクには、八重咲きで、寒い時に咲く寒咲き種が多く見られますが、原種は一重咲きです。ヤグルマギクの八重咲きは、切り花としても人気です。ドライフラワーにしても色があせないのも魅力となっています。

一般的に秋に種を蒔き、春に花が咲くと枯れる一年草です。ヤグルマギクの仲間の「セントーレア」は、種類も多くよく見られる多年草です。
育てやすいヤグルマギクは、初心者にもおすすめです。

ヤグルマギクの詳細情報

園芸分類
草花

草丈・樹高
30cm〜1m

耐寒性
強い

耐暑性
普通

耐陰性
弱い

花色
青、紫、ピンク、白、赤、複色

開花時期
12月〜7月※夏蒔き、秋蒔き、春蒔きによって開花時期がずれて遅くなります。

ヤグルマギクの育て方カレンダー

時期
温暖地の場合、夏に種を蒔くと、冬に花が咲きます。一般的には秋に種を蒔き、春に花が咲きます。寒冷地の春蒔きの場合は、夏前の6月〜7月に開花します。気候によって蒔く時期と花の時期が変わります。秋から冬に出回る苗を購入するのもいい方法です。

植え付け
暖かい地方では8月〜9月の夏に種を蒔き、通常は春か秋の3月〜4月、10月〜11月に種蒔きをします。寒冷地の場合には4月〜5月の春蒔きをします。直に植えても育ちます。苗の場合は秋から春に植え付けます。

剪定
剪定の必要があれば、秋から春に行います。

肥料
鉢植えでは3月〜4月、10月〜11月に肥料を施します。

開花
12月〜7月※夏蒔き、秋蒔き、春蒔きによって開花時期がずれて遅くなります。

ヤグルマギクの栽培環境

日当たり・置き場所
日当たりのいい場所で、水はけのいい所がおすすめです。耐陰性は弱く、日陰や湿地、あまり肥沃な場所も向いていません。

用土
一般の草花用培養土で大丈夫です。水はけをよくします。酸性土は好みませんので、石灰を加えます。

ヤグルマギクの育て方のポイント

水やり
庭植えでは必要なく、鉢植えも過湿にならないように気を付けてやります。

肥料
庭植えでは不要で、鉢植えでは、月に1回の置き肥、または月2〜3回の液体肥料がおすすめです。

病害虫
病気は、立枯病にかかりやすく、連作を控えましょう。害虫は、アブラムシとヨトウムシに注意が必要です。

ヤグルマギクの詳しい育て方

選び方
秋から春に苗も売られています。大きく生長し、しっかりした苗を選びましょう。

植え付け
一般的に秋か春に植え付けます。種から育ててもいいでしょう。苗は、30cm以上は開けて植えましょう。

間引き
直にまいて、間引いて育てるのもいいでしょう。

剪定・切り戻し
あまり必要ありません。結構高く育ちます。草丈10cm〜20cmの小さい時に摘心して横に広げるのもおすすめです。

植え替え・鉢替え
花が咲き終わると枯れる一年草で、必要ありません。移植すると根を切ってしまって生育が悪くなりますので、そのままで大丈夫です。


切り花にして楽しむのもおすすめです。種を収穫したい場合は、切らないでそのままにしておきます。

収穫
青色系の花はこぼれ種でも増えやすいでしょう。桃色系の花は、少し別の所に植えて種を採るのがおすすめです。

冬越し
耐寒性は強いのですが、寒風にはできるだけ当てないように、寒冷地では風よけをします。鉢植えもそのまま外で管理できます。

増やし方
こぼれ種で増えます。種は割と大きいために、発芽率も良く育てることができます。直接まいても大丈夫で、夏や冬にもまくこともが可能です。夏に蒔いた場合は涼しい所で、冬蒔きの場合は、軒下などで寒さを防いで育てます。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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