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ハイカラな由布院と昔ながらの雰囲気が残る別府。買い物するならどちらを選ぶ?

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大分県に旅行された際、ランチでも食べながらぶらぶらとウインドウショッピングを楽しみたいと思う人は少なくないはずです。 お土産とはまた少し違う、どんなものがあるかなという好奇心とでもいう感覚です。 日常的ではあるけど、せっかく旅行に来たのだから非日常的な部分も欲しくなるとでも言いましょうか。
今回は大分県でも1、2を争う温泉地である別府と由布院それぞれで、ぶらぶらとウインドウショッピングを楽しめそうな場所をご紹介します。 また、その近くにある温泉についてもご紹介させていただきます。
ご旅行の際の参考にしてください。

昔ながらの雰囲気が残る別府の台所「べっぷ駅市場」

最初にご紹介するのは別府です。 別府にはいくつかのアーケード街があり、昔ながらの商店がある場所や大きな天狗の置物がある場所もありますが、今回ご紹介させていただくのはJR別府駅からも近い「べっぷ駅市場」です。
こちらは別府の台所というくらいいろいろな食材があります。 観光ではなかなか生鮮食品の買い物はしませんが、軽くつまみながら歩ける食材や干物をセルフで調理できる場所などもあります。 特に「野田商店」や「天野おかず店」の巻き寿司やとり天は有名で、別府市民の間でも人気があります。
また、うなぎを販売している老舗の「安部かき店」やお茶の試飲ができる「まるにや」などもあります。 食べ物だけではなく、洋服屋「ルミーナ」や花屋の「松田生花店」などいろいろな店舗もありバラエティに富んでいます。



参考資料:別府エキスが凝縮されたガチ昭和スポット「べっぷ駅市場」全20店紹介!!
http://bepple-beppu.com/beppu-station-market


・周辺にあるおすすめの温泉は? 「竹瓦温泉」

「べっぷ駅市場」には、「てんてく」というマークが地面にあります。 このマークをたどっていくと、「竹瓦温泉」という共同浴場に到着します。
竹瓦温泉は砂湯と普通入浴があり、普通入浴は100円で入浴することができます。 また、タオルや石鹸などの販売もありますので、手ぶらで訪問することも可能です。 砂湯は1030円です。
温泉で温められた砂の中に顔以外の全身を埋めます。 約15分後に自力で砂の中から出ますが、その時の爽快感は通常の入浴では味わえません。
また、砂湯の後には併設されている温泉に入浴できますが、こちらは普通浴と一味違った泉質で、独特の重さがあり爽快感を感じた後には心地良いです。



参考資料:竹瓦温泉|別府市
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html

馬車が通るハイカラなショッピング通り「湯の坪街道」

次にご紹介するのは別府と人気を二分する由布院です。 別府から由布院へは「ゆふりん」というバスやJRを利用して行くと便利です。
由布院駅には有料ですが足湯があり、駅前通りは「湯の坪街道」という名前があるように共同浴場もいくつかあります。 なによりも、時々馬車が通る光景はハイカラな雰囲気が漂いますし、もちろん馬車に乗ることも可能です。
馬車に乗って巡る由布院の街は、明治や大正時代にタイムスリップしたかのような趣があります。
湯の坪街道には、約70店舗のレストランや商店などが立ち並んでおり、お店自体はどちらかといえば若向けですが、お孫さんと散歩をしたいシニアの皆様にもおすすめです。 また、若向けですが江戸時代の番屋の雰囲気がある建物や美術館などもありますので、ぶらぶらと散歩をするだけでも情緒があります。
ロールケーキで有名な「ビー・スピーク」やコロッケコンクールで金賞を受賞した「金賞コロッケ本店」などもありますが、大分県の特産でもある豊後牛を使用した「由布まぶし」は訪問した際には食べておきたい一品です。
食べ物ばかりではなく、ガラスや陶器などのクラフト製品を販売している「ゆふいん創作館」もおすすめです。



参考資料:ゆふいん散策マップ|湯布院(由布院)観光
URL:http://xn--54q032alym0wz3in.com/tour.html


・周辺にあるおすすめの温泉は? 「下ん湯(したんゆ)」

由布院の散策コースで忘れてはいけないのが「金鱗湖」です。
「金鱗湖」は湖の中に温泉が湧いており、肌寒い朝などは湖面から立ち昇る幻想的な湯けむりを見ることができます。 この「金鱗湖」のそばにある藁ぶき小屋のような建物が「下ん湯」です。
「下ん湯」は200円で入浴できる共同浴場ですが、なんと混浴です。 しかも、番台がありませんので料金箱にお金を入れて入場するという昔ながらの共同浴場のスタイルです。
しかし、その泉質は由布院の中でも1、2を争うほど上質で、温泉マニアであれば恥ずかしさを通り越して入浴する女性もいるほどです。 逆に、男性の方が入浴をためらってしまうという話もあります。
実は大分県や熊本県の一部では、もともと温泉は混浴が一般的でした。 現在でも一部の温泉地では混浴が残っていますが、由布院ではハイカラな雰囲気があるため逆に貴重な混浴となります。


いかがでしたか。
大分県の有名温泉地でもある別府と由布院のショッピングが楽しめる「べっぷ駅市場」と「湯の坪街道」についてそれぞれご紹介させていただきました。 それぞれに個性があり、そこにあるお店も個性的です。
また、今回はそれぞれの場所にちなんだ共同浴場をご紹介させていただきましたが、別府であれば「北浜旅館街」と呼ばれる日帰りができるホテルや旅館がありますし、由布院にもたくさんのホテルや旅館で日帰り入浴が楽しめます。
しかし、共同浴場は地域の文化でもありますので、せっかく地元ならではの商店街を散歩するのですから、地域の共同浴場に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。 共同浴場にはタオルや石鹸がない場合もありますので、訪問の際には忘れないようにしましょう。



プロフィール
小井 明日香(こい あすか)
福岡県生まれの福岡県育ち
温泉が好きすぎて、温泉地である大分県別府市に移住
ほぼ毎日どこかの温泉に入浴
温泉資格である「温泉マイスター」と「温泉シニアマイスター」を持っており、趣味は温泉巡り
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