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セイタカアワダチソウの育て方

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学名:
Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissima

英名:
Tall goldenrod(トールゴールデンロッド)

和名・別名:
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

科名:
キク科

属名:
アキノキリンソウ属

原産地:
北アメリカ

セイタカアワダチソウの特徴

※画像はセイタカアワダチソウの交配種で、切り花のソリダスター

キク科の多年草で、爆発的に増えている雑草の一種です。北アメリカ原産で、元々は切り花の材料だったものが帰化して急激に広がりました。アレロパシーを有し、乾いた土地でススキの発生を抑制する物質が優勢になります。
セイタカアワダチソウといえば、秋の花粉症の原因とされ嫌われていましたが、この花は虫媒花で、花粉は飛ばないので花粉症になるわけがなく、とんだ濡れ衣だったことが分かりました。園芸品種のソリダコや、交配種のソリダスターがフラワーアレンジメントでよく使われます。

セイタカアワダチソウの詳細情報

・園芸分類
多年草

・草丈・樹高
100cm〜150cm

・耐寒性
強い

・耐暑性
強い

・耐陰性
強い

・花色
黄色

・開花時期
9月〜11月

セイタカアワダチソウの育て方カレンダー

・時期
秋に咲く雑草です。園芸品種は通年、アレンジメントによく使われます。

・植え付け
雑草なのであまり植え付ける人はいません。繁殖力が強いので、植えるなら鉢植えのほうが困らないでしょう。

・肥料
特にいりません。やせた土地でもよく育ちます。

・開花
9月〜11月

セイタカアワダチソウの栽培環境

・日当たり・置き場所
半日陰を好みますが、丈夫なので特にこだわりません。

・用土
やせた用土でよく育ちます。ややアルカリ寄りがよいようです。

セイタカアワダチソウの育て方のポイント

・水やり
地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。
鉢植えの場合:
用土が乾いたらたっぷりと与えます。

・肥料
特に必要ありません。

・病害虫
うどんこ病、アワダチソウグンバイ、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、蛾の幼虫の食害などに注意します。

セイタカアワダチソウの詳しい育て方

・選び方
日本では雑草なのでお店での販売はないかもしれません。交配種の「ソリダスター」で購入するか、「ゴールデンロッド」の名で、専門店や海外通販で見つかるかもしれません。

・植え付け
植え付けはあまりおすすめしませんが、植えるなら鉢植えがよいでしょう。

・剪定・花後
鑑賞しないなら早めに抜き取り駆除します。もし育てる場合は、花が咲いたら、他人の迷惑になるので種を付ける前に切り取るか、株ごと抜き捨てましょう。

・収穫
切り花:
切り花として利用することがあります。

・冬越し
ロゼット状で越冬します。

・増やし方
種まき:
直まきで発芽します。ふわふわの種が風で飛んで爆発的に繁殖します。近所迷惑になるので早めに抜き取りましょう。
株分け:
地下茎でもよく増えます。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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