原種シクラメン(秋咲き)の育て方
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画像はヘデリフォリウムです。
秋咲きの原種シクラメンは主に3種あります。
学名:
・Cyclamen.hederifolium
・Cyclamen mirabile
・Cyclamen purpurascens
英名:
・ヘデリフォリウム
・ミラビレ
・プルプラスケンス
和名・別名:
豚の饅頭、ネアポリナータム、ベビーシクラメン
科名:
サクラソウ科
属名:
シクラメン属
原産地:
地中海沿岸、トルコ、メキシコ、アフリカなど
秋咲きの原種シクラメンは主に3種あります。
学名:
・Cyclamen.hederifolium
・Cyclamen mirabile
・Cyclamen purpurascens
英名:
・ヘデリフォリウム
・ミラビレ
・プルプラスケンス
和名・別名:
豚の饅頭、ネアポリナータム、ベビーシクラメン
科名:
サクラソウ科
属名:
シクラメン属
原産地:
地中海沿岸、トルコ、メキシコ、アフリカなど
原種シクラメン(秋咲き)の特徴
秋咲きの原種シクラメンには、「ヘデリフォリウム」と「ミラビレ」「プルプラスケンス」の3つが有名です。
「ヘデフォリウム」の名前の由来は、葉っぱがヘデラによく似ていることからその名が付きました。葉がヘデラのようなハート形で美しい模様が入っています。
「ミラビレ」はトルコ原産で、「素晴らしい」「注目される」という意味があります。花びらの先はワシをちぎったようなギザギザがあり、甘い香りがあります。
「プルプラスケンス」は濃い目のピンクで葉は丸く、厚みがあります。
この記事では触れませんが、ほかにも秋咲き品種に「インタミナタム」や「シリシアム」もあります。原種シクラメンは葉の模様や、葉裏の色、花色、香りなど、実生により個体差があるので、違うものを集めるのも楽しみの一つです。
「ヘデフォリウム」の名前の由来は、葉っぱがヘデラによく似ていることからその名が付きました。葉がヘデラのようなハート形で美しい模様が入っています。
「ミラビレ」はトルコ原産で、「素晴らしい」「注目される」という意味があります。花びらの先はワシをちぎったようなギザギザがあり、甘い香りがあります。
「プルプラスケンス」は濃い目のピンクで葉は丸く、厚みがあります。
この記事では触れませんが、ほかにも秋咲き品種に「インタミナタム」や「シリシアム」もあります。原種シクラメンは葉の模様や、葉裏の色、花色、香りなど、実生により個体差があるので、違うものを集めるのも楽しみの一つです。
原種シクラメン(秋咲き)の詳細情報
画像はミラビレです。
・園芸分類
球根植物(多年草)
・草丈・樹高
5cm〜15cm
・耐寒性
普通
・耐暑性
普通
・耐陰性
やや半日陰を好みます。
・花色
白〜ピンク〜濃ピンク
・開花時期
8月中旬〜12月(秋咲き品種の場合)
・園芸分類
球根植物(多年草)
・草丈・樹高
5cm〜15cm
・耐寒性
普通
・耐暑性
普通
・耐陰性
やや半日陰を好みます。
・花色
白〜ピンク〜濃ピンク
・開花時期
8月中旬〜12月(秋咲き品種の場合)
原種シクラメン(秋咲き)の育て方カレンダー
・時期
通年購入できますが、ホームセンターなど身近な販売店には種類がない場合があります。専門店で購入するとよいでしょう。インターネットショップでも購入することができます。
・植え付け
6月〜8月(秋咲き種の場合)
・肥料
春、9月〜12月(秋咲き種の場合)
・開花
8月中旬〜12月
通年購入できますが、ホームセンターなど身近な販売店には種類がない場合があります。専門店で購入するとよいでしょう。インターネットショップでも購入することができます。
・植え付け
6月〜8月(秋咲き種の場合)
・肥料
春、9月〜12月(秋咲き種の場合)
・開花
8月中旬〜12月
原種シクラメン(秋咲き)の栽培環境
・日当たり・置き場所
半日陰の場所を好みます。ミラビレは雨の当たらない場所がよいので鉢植えがおすすめです。雨の当たらない軒下やハウス栽培がよいでしょう。風で折れることがあるので、強い風に当たらない場所に置きましょう。
・用土
地植えの場合:
水の管理が難しいので地植えはあまりおすすめしませんが、地に植える場合は、良く耕し、シクラメンの用土や砂をまぜて、シクラメンに向いた用土にしておきましょう。
鉢植えの場合:
鉢底石を敷いて水はけがよい用土に植え付けます。市販のシクラメンの培養土が便利です。あく抜きベラボンなどヤシ殻チップで植えてもよいでしょう。
半日陰の場所を好みます。ミラビレは雨の当たらない場所がよいので鉢植えがおすすめです。雨の当たらない軒下やハウス栽培がよいでしょう。風で折れることがあるので、強い風に当たらない場所に置きましょう。
・用土
地植えの場合:
水の管理が難しいので地植えはあまりおすすめしませんが、地に植える場合は、良く耕し、シクラメンの用土や砂をまぜて、シクラメンに向いた用土にしておきましょう。
鉢植えの場合:
鉢底石を敷いて水はけがよい用土に植え付けます。市販のシクラメンの培養土が便利です。あく抜きベラボンなどヤシ殻チップで植えてもよいでしょう。
原種シクラメン(秋咲き)の育て方のポイント
・水やり
地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。むしろ雨に当てない工夫が必要です。日照り続きの時のみ水やりをします。
鉢植えの場合:
やや乾燥気味に育てます。用土が乾いたらたっぷりと与えましょう。冬季は午前中に与え、鉢が凍らないよう気を付けます。
・肥料
育成期は2週間に1回、薄めた液肥を与えます。休眠期は不要です。
・病害虫
特にありませんがダンゴムシの食害に会うことがあります。また、加湿による根腐れで枯れることがあります。害虫ではありませんが、種子を蟻が運ぶ様子も見られ、離れたところで発芽します。自然の神秘ですね。
地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。むしろ雨に当てない工夫が必要です。日照り続きの時のみ水やりをします。
鉢植えの場合:
やや乾燥気味に育てます。用土が乾いたらたっぷりと与えましょう。冬季は午前中に与え、鉢が凍らないよう気を付けます。
・肥料
育成期は2週間に1回、薄めた液肥を与えます。休眠期は不要です。
・病害虫
特にありませんがダンゴムシの食害に会うことがあります。また、加湿による根腐れで枯れることがあります。害虫ではありませんが、種子を蟻が運ぶ様子も見られ、離れたところで発芽します。自然の神秘ですね。
原種シクラメン(秋咲き)の詳しい育て方
・選び方
原種シクラメンの専門店で選ぶとよいでしょう。実生のためひとつひとつ、花色や葉っぱの模様が違います。花色が変わったものなど希少種ほどお値段も高くなります。
・植え付け
夏の休眠期か、葉芽や花芽が動き始める前に植え付けましょう。球根は浅植えにします。
・植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
特に必要ありません。株が込み合って来たら、蒸れ防止のため、株分けして間隔を開けるとよいでしょう。
・鉢植えの場合:
1〜2年経つと球根が大きくなるので植え替えます。球根の大きさの2場ほどの直径の鉢がよいでしょう。
・花後・剪定
花後は株元から切り取ります。種子を取りたい場合は花茎を残します。
・収穫
種子:シクラメンの種子は変わっています。花が落ちると付け根が膨らみ、花茎がぐるぐる巻いて中に種子が入っています。はじけて種子が飛び出すので、その前に収穫します。
・冬越し・休眠
原種シクラメンの秋咲き品種は、極寒の地では落葉することがありますが、基本的に冬から初夏までは葉が茂る時期で、問題なく冬越しします。秋咲き品種の休眠期は7月〜8月頃で、葉が枯れて地上部がなくなり、秋の開花に備えます。プルプラスケンスは夏でも葉が残るものが多いです。
・増やし方
種まき:秋に実生で増やします。光を嫌う「嫌光性種子」なのでしっかり覆土しましょう。親とはまた違った花色が出るのも楽しみの一つです。
監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。
原種シクラメンの専門店で選ぶとよいでしょう。実生のためひとつひとつ、花色や葉っぱの模様が違います。花色が変わったものなど希少種ほどお値段も高くなります。
・植え付け
夏の休眠期か、葉芽や花芽が動き始める前に植え付けましょう。球根は浅植えにします。
・植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
特に必要ありません。株が込み合って来たら、蒸れ防止のため、株分けして間隔を開けるとよいでしょう。
・鉢植えの場合:
1〜2年経つと球根が大きくなるので植え替えます。球根の大きさの2場ほどの直径の鉢がよいでしょう。
・花後・剪定
花後は株元から切り取ります。種子を取りたい場合は花茎を残します。
・収穫
種子:シクラメンの種子は変わっています。花が落ちると付け根が膨らみ、花茎がぐるぐる巻いて中に種子が入っています。はじけて種子が飛び出すので、その前に収穫します。
・冬越し・休眠
原種シクラメンの秋咲き品種は、極寒の地では落葉することがありますが、基本的に冬から初夏までは葉が茂る時期で、問題なく冬越しします。秋咲き品種の休眠期は7月〜8月頃で、葉が枯れて地上部がなくなり、秋の開花に備えます。プルプラスケンスは夏でも葉が残るものが多いです。
・増やし方
種まき:秋に実生で増やします。光を嫌う「嫌光性種子」なのでしっかり覆土しましょう。親とはまた違った花色が出るのも楽しみの一つです。
監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。