愛猫だってストレスがたまる!嫌がっているときの仕草と行動とは?

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あなたと一緒に暮らしている大切な愛猫が、今どんな気持ちなのかを知りたいと思ったことはありませんか?
自由気ままに暮らしているように見えますが、猫も人間と同じようにストレスがたまります。ストレス過多になると体調不良を引き起こす原因になるという傾向も同じです。
精神的な負担は心身に良くない影響を与えるので、愛猫の仕草や行動から「ストレスサイン」を読み取ってあげましょう。
猫は表情筋が少ないので感情が読み取りづらいと思われがちですが、目やヒゲや耳には感情がきちんと表れているのです。

仕草や行動と合わせて観察すれば、さらに把握しやすくなります。愛猫との暮らしをより豊かで幸せにするために、彼らが伝えているストレスサインを覚えてみませんか?

表情から読み取る「ストレスサイン」

◇目が大きくなり瞳孔が開く

明るい場所にいるときは、猫の黒目は細くなっています。
でも、明るさに関係なく目を大きく見開いて黒目が大きくなったら緊張しているというストレスサイン。急な来客や近くにあるものなど、猫を警戒させる何かかがあるはずです。
瞳孔が大きく開くほど警戒レベルが上がっているので、愛猫の側にある人や物に目を向けてみてください。見当がついて避けられる場合は、愛猫が安心できる場所に避難させ、ストレスを緩和させてあげましょう。

◇耳をペタンと伏せる

愛猫の耳がぺったり張り付くように伏せた状態ならば、何らかのストレスを感じています。
好きな遊びを強制終了させた後に耳がペタンとなる子もいます。この場合は「もう少し遊びたかったのに残念!」という不満からくる軽いストレスです。
警戒心からくるストレスの伏せ耳は、他のパーツと合わせて観察すればわかりやすくなります。例えば、耳がビタッと張り付いて瞳孔が開きヒゲも後方へピンと張っているなら、警戒や恐怖心による大きなストレスを感じています。

◇ヒゲが後方に向く

猫のヒゲは、情報収集に欠かせない重要な役割をするセンサー的パーツ。
感情も表れやすくなります。猫のヒゲが後方にピンと張っているときは、恐怖によるストレスを感じているサインです。とても警戒している状態ですので、愛猫の周囲で何が起きているのか調べてみましょう。猫はとても耳が良いので、大きな音に反応していることも多いです。
その場合、静かな場所に移動させるなど配慮してあげるとストレス軽減に繋がります。近づく相手を見てヒゲが後方に向くときは警戒心を抱いているので、それ以上近づかないように控えてもらいましょう。

仕草や行動から読み取る「ストレスサイン」



◇尻尾をパタパタと振る

猫が尻尾をパタパタと振るのはストレスを感じているサインです。
あまり好きではない人が無理やり抱っこしたときなどに、尻尾をパタパタ振りだしたら「やめてよ!」と訴えています。犬は喜ぶと尻尾をパタパタ振りますが、猫の場合は全く逆なので注意しましょう。誰も触っていないときに激しく振っているときはイライラしているというストレスサイン。側に行くとかえって苛立たせる可能性があるので、落ち着くまでそっとしておいてあげた方が無難です。

◇毛づくろいの時間が長い

猫の毛づくろいはライフワークのひとつ。愛猫が普通に毛づくろいする分には何の問題もありません。
でも、あまりにも執拗な毛づくろいはストレスサインの可能性があります。被毛や皮膚の状態が悪化するほどの毛づくろいは、緊張を緩和させるための行為である可能性大です。
そのまま放置すると皮膚病になることもあるので注意してください。
どんなときにストレスを感じて毛づくろいが始まるのかを観察し、原因を特定・解決することで、愛猫のストレス緩和に繋げていきましょう。



◇うつ伏せにしゃがんで縮こまる

しゃがんで頭を低くし全身が縮こまっているときは、強い警戒心や恐怖心を抱いているというストレスサイン。このような場合は、恐怖の対象となるものが何なのかを見つけてあげることがストレス軽減の近道です。
緊張がとけてくると、立ち上がることができるようになるので、状況に応じて臨機応変に対応してあげましょう。怖がって逃げる可愛い動作が見たくてわざとイタズラする人もいるようですが、ストレス過多から体調不良になることもあるので控えてください。

◇姿勢を低くして足で体を支える

猫が姿勢を低くしているのは警戒しているストレスサイン。
それに加え、四つ足でしっかり体を支えているなら「危なくなったら逃げよう!」と怯えています。恐怖心が大きくなると震えも出てくるので、愛猫の異変に気付く飼い主も多いです。
周囲の状況を確かめ、愛猫が何に対して強い恐怖を抱いているのか把握してください。室内で頻繁にこのような行動が見られる場合は、生活環境に問題がないかどうかチェックしましょう。原因を取り除いて寛ぎやすい飼育空間を作ることができれば、愛猫のストレスを大きく軽減することが可能です。

◇尻尾を足の間にピタリと巻き込む

愛猫が急に止まって尻尾を足の間にピタッと巻き込んだら、何かに強い恐怖を感じています。
突発的な恐怖心はストレスを急増させるので要注意。人や他のペットを見たときに行う場合は「怖いから来ないで!」と訴えています。相手がどんなに好意的であっても、愛猫が怖がっていたら近寄るのを遠慮してもらいましょう。来客中に尻尾を足の間に巻き込む子の場合は、ひとりで静かに寛げる部屋へ移動させてあげてください。

監修:ソラノアンジュ
愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。
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