人気No.1猫種「スコティッシュフォールド」の魅力に迫る!

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スコティッシュフォールドは、可愛い折れ耳がチャームポイントの中型猫。
某ペット保険会社の調査では、12年連続No.1を誇る圧倒的な大人気品種です。
これほどまでに愛され続ける理由は、個性的でチャーミングな容姿だけでなく、スコティッシュフォールドならではの家庭的な性格や飼いやすさが大きく影響しています。

そこで、人気No.1描種スコティッシュフォールドの愛らしさを徹底解明!日本人を虜にした奥深い魅力に迫ります。

スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドは、イギリス構成国のスコットランドが原産の中型猫です。
「フォールド」は「折る」の意味で、名前の由来にもなっています。その名が示す通り、可愛く折れ曲がった耳が最大の特徴で、丸い目と丸い顔が組み合わされたキュートな顔立ちです。

スコティッシュフォールドの祖先とされるのは、1961年のスコットランドの農村に住み着いていた折れ耳のメス猫だったそうです。
白い被毛を持つ可愛い性格の猫で、スージーと名付けられ育てられることになりました。
スージーが産んだ子猫に同じような折れ耳が複数頭いたことがきっかけで、繁殖がスタートします。
その後、アメリカンショートヘアなど短毛種との交配を経て、1944年に描種として認められました。

スコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドの耳は、優勢遺伝によるものです。
全ての個体が受け継ぐわけではなく、折れ耳タイプは全体の30%くらいの出生率となっています。ボディタイプは、四肢・胴体・尻尾がやや長めの中型コビー。
コンパクトで丸みを帯びた体型をしています。
体の大きさは、標準体重は2.7kg?6kg程度。
オスの方が大きく育ちます。平均寿命は10歳?13歳くらいです。
短毛種と長毛種が存在し、被毛と目のカラーバリエーションはとても豊富。丸い体と丸い目が愛らしく、動作は比較的おっとりしています。

耳の特徴について

スコティッシュフォールド最大の特徴である折れ耳は、折れ方によって「シングルフォールド・ダブルフォールド・トリプルフォールド」に分けられます。
シングルフォードは先が少し折れた耳、ダブルフォードは根元から折れている耳、トリプルフォードは頭に耳がピタッと付くほど強く折れた耳。通常は生後1か月ほどで耳が折れてきますが、成長すると立ち耳に変化することもあります。

立ち耳タイプの個体は、全体の7割を占めます。
希少価値が高いのは折れ耳タイプですが、立ち耳タイプならではのメリットもあります。耳の通気性が良くて掃除しやすい・折れ耳タイプに比べて丈夫な体質の個体が多いなど。立ち耳タイプの方がたくさん生まれるので、子猫の販売価格も安価になります。
健康的であれば一生にかかる医療費も安くなるので、経済的な負担を抑えて元気な子猫を迎えたい人におすすめです。

スコティッシュフォールドの性格



スコティッシュフォールドは、穏やかでおっとりした飼いやすい猫です。
人に懐きやすく家庭的であり、環境が変化したときでも無理なく順応できます。甘えん坊で人と一緒にいることが大好きなので、家族だけでなく他人からも愛されるアイドル的存在になる子が多いです。

スコティッシュフォールドは、人間の家庭にすっと馴染むことができる家庭的な性格が大きな魅力。好奇心旺盛な可愛らしさも持ち合わせているので、人気が高いのも納得です。鳴き声が小さく飼いやすいので、ペット可マンションなどの集合住宅でも育てやすい猫種だと言えます。

スコティッシュフォールドを健康的に育てるには?

◇耳のお手入れを定期的に行う

スコティッシュフォールドの折れ耳は、とてもデリケートで汚れやすいので定期的なケアが必要です。
コットンに猫専用イヤークリーナーを含ませ、やさしくなでるように汚れを拭き取ってあげます。折れ耳は傷つきやすいので、最初は動物病院で耳の掃除方法を指導してもらうとより安全です。お手入れの目安は、耳の折れ方や生活環境で変わりますので、どのようなタイミングでケアしたら良いのかも指導してもらいましょう。

◇ブラッシングとシャンプー

スコティッシュフォールドの毛質は、柔らかいシルクのような手触り。
長毛種と短毛種が存在するので毛足の長さは個体によって異なりますが、いずれもダブルコートで抜け毛は多い方です。
人懐こい猫なので、スキンシップついでに毎日ブラッシングしてあげましょう。こまめなケアで、健康的な美しい被毛と皮膚を維持していきます。
春と秋の換毛期は抜け毛が多くなるので、1日2回くらいお手入れが必要になります。

猫は自分できちんとグルーミングする習性があるので、シャンプーはそれほど必要としません。
グルーミングとブラッシングでは清潔を保てないときを目安とします。一般的には、短毛種で半年に1回程度、長毛種でも1〜2か月に1回程度で十分です。

◇運動と食事について

スコティッシュフォールドは、どちらかというと運動が苦手です。
おっとりゆったり過ごすのが好きなので、運動不足になると肥満気味になってしまいます。でも、キャットタワーを設置すれば、適度に遊ぶ姿も良く見られます。
人と一緒に過ごすのが大好きなので、猫じゃらしなどを使って遊ばせるのもおすすめです。

どうしても運動不足になる子の場合は、食事でカロリーコントロールする必要があります。
特に7歳以降のシニア期に入ると太りやすくなるので、高タンパク低カロリーな食事にシフトし、標準体重を維持できるように気を付けましょう。
年齢的にも健康診断を受けた方が良いので、動物病院で食事についても指導してもらうことをおすすめいたします。

先天的な体質と遺伝性疾患

耳の特徴は、病気などによる奇形ではなく、自然な優勢遺伝によるものです。
しかし、品種確率の過程において骨の遺伝疾患が発生しやすくなってしまいました。スコティッシュフォールドには、人間のように足を投げ出し背筋を伸ばして座る「スコ座り」を行う子が多く見られます。とても可愛くて人気の動作なのですが、これは関節の痛みを和らげるためではないかと考えられています。
スコ座りの頻度が多い場合は、早めに動物病院を受診しましょう。可愛い姿に癒されるだけでなく、愛猫が耐えている痛みに向き合うことも大切です。

愛らしさ満点の容姿と性格の良さで人気爆発!



スコティッシュフォールドは、キュートな容姿と家庭的でフレンドリーな性格が魅力的な愛玩猫です。
レアな折れ耳タイプだけでなく、立ち耳タイプの子も愛らしさ満点!日本中の愛猫家に注目され、圧倒的な人気を誇るのも納得です。
初めて猫を飼う人でも、すぐ虜になってしまうほどの大きな魅力を秘めています。
可愛いスコティッシュフォールドを、あなたの家庭に迎えてみませんか?

監修:ソラノアンジュ
愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。
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