紅茶

日本では少量しか入ってこない中国紅茶ラブサン・スーチョンとは

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紅茶の原点、世界ではじめにつくられた紅茶であるのが中国産の紅茶であるラプサン・スーチョン。
とても身体によい茶葉ですが、松の薪の燻煙を使用し茶葉を乾燥させ、着香させるという独特な方法で香りが付けられています。
燻煙で乾燥させているので何ともスモーキーな紅茶であり、通常の紅茶を飲みなれている人にとっては同じ紅茶とは思えないほど、まったく違った印象と味わいを持つ紅茶です。

日本では有名な強烈な香りで効果抜群のお腹の薬である正露丸と似ている事でも話題となっています。
正露丸の主成分であるクレオソートという成分と、紅茶に松を使用して燻蒸させ着香させた香りはほぼ同じなのだとか。
あの一度嗅いだら忘れられない正露丸を口に含んで普通の紅茶を飲んだようなイメージをされるとわかると思います。
しかし、世界中ではファンも多く、一度飲んだらその独特な香りにはまり、病みつきになる人も多いのだとか。
19世紀の英国の貴族はこの香りと味わいに多くの人が愛飲し、親しまれたのだそうです。
特に薫り高いウイスキーを飲む方、葉巻を吸われる方に好まれたのだとか。
ちょっと変わった紅茶を飲んでみたい。
いつもと違った紅茶でインパクトのあるティータイムを楽しみたい。
そんな方は是非一度ラプサンスーチョンをお試しになってみてください。
飲む人によっては罰ゲームレベルと思う方もいれば、スモーキーで一度飲むと忘れられず、病みつきになるという不思議な茶葉です。
ラプサンスーチョンを初めて飲む方は粗悪品に注意が必要です。
高品質のラプサンシューチョンは比較的飲みやすく、スモーキーさが薫り高いですが、粗悪品はとても飲めるレベルではないので、ちゃんとしたブランドメーカーで購入する様にしましょう。

ラプサンスーチョンの茶葉の形はとても厚く、きつくよじられていて芽は含まれていません。
茶葉の色は艶と光沢のある黒。松の精油分を吸着するため、このような色合いとなっています。
お茶を入れた際の色合いは赤茶色をしています。
お茶を入れる時の茶葉の目安は200mlのお湯に対し5グラムが適量です。
アフタヌーンティーとして最適。独特な味わいは味付けの濃い食べ物と相性が良く、甘いお菓子というよりもお酒のおつまみのようなスモークサーモンやチーズ、上海焼きそばなどがおすすめです。
強烈なインパクトがあり、一度飲むと忘れられない中国紅茶。
世界最古のフレーバーティであり、アールグレイの元になったスモーキーフレーバーであるラプサンスーチョンを是非一度ご体験ください。
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