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円山応挙の襖絵を堪能・金刀比羅宮表書院

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金刀比羅宮表書院は、金比羅宮の敷地内にある名所です。江戸時代初期に建てられました。
見所は、円山応挙の襖絵です。元々この建物は、参拝客などの休憩場で、祭りや儀式の参加で興奮冷めやらぬ人々の心をほぐしてきました。
襖絵は常に同じというわけではないので、場合によっては行くたびに違った雰囲気の襖絵を楽しめます。
広い空間に、静かなる襖絵の醸し出す情緒。ゆったりとした時間がそこにはあり、心地の良い時間を与えてくれます。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町892-1金刀比羅宮・本宮手前
入場料:一般800円、高校・大学生400円、中学生以下無料
開館時間:8:30~17:30

貴重な資料が盛りだくさん・金刀比羅宮宝物館

1903年に建てられた宝物館も忘れてはいけないスポットです。和洋折衷、まるでセレブの豪邸のような建物の内部には十一面観音立像を始めとした十四文化財が多く展示されています。
常設展示や特別展示などありますが、十一面観音立像のみならず、狩野派絵師による三十六歌仙額、狩野探幽の作品などもじっくりと見ることができる博物館です。
日本最初期の博物館の一つとされており、建造物も含め、貴重な資料の宝庫と言えるでしょう。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町琴平町892-1金刀比羅宮社務所
入場料:一般800円、高校・大学生400円、中学生以下無料
開館時間:8:30~17:30

日本一の石垣と最高の展望・丸亀城

丸亀城は日本100名城に名を連ねる隠れた名所です。具体的にどのあたりが評価されているのでしょうか。
丸亀城が何よりも評価を受けているのが、石垣です。石の城との別名が示す通り、日本一の高さ(合計66m)を誇る石垣は、江戸時代の初期に作られました。この時期、石垣づくりの技術は日本市場でも最高レベルでした。その為、丸亀城の石垣は最高級の仕上がりを見せています。最大の特徴は、扇の勾配とも称される頂き付近の独自の反り返りです。
石垣は単なる城を支えるためのものではなく、時に芸術にもなり得ることを証明しています。
天守閣からの眺めも良く、池や金比羅宮、瀬戸大橋まで望める贅沢な展望所です。季節によっては桜や鯉のぼりなどを、上からという贅沢にして特異なアングルから楽しめます。

所在地:〒763-0025
香川県丸亀市一番丁
入場料:大人200円、小中学生100円
観覧時間:9:00~16:30(天守)/9:30~16:00(大手一の門)
丸亀城内観光案内所兼お土産ショップ開館時間:0:00~16:00

和の演劇文化に触れる場所・金丸座

江戸時代、金比羅宮の門前町には芝居などの興行が行われていました。当時の芝居は基本的に仮設小屋で行っていましたが、金丸座は1836年に芝居だけではなく富くじの会場などに使用する為、建てられたものです。ちなみに、「金丸座」という現在の名前になったのは明治33年のこと。
昭和45年に重要文化財となり、以降は旧金比羅大芝居金丸座となりました。
歌舞伎などの舞台を行っていた金丸座は、建てられた当初のままです。
花道、かけすじ、明かり窓といった歌舞伎座、芝居小屋のポイントや装置が当時と同じままで残っています。そこにあるのは古臭さではなく、いかにして華やかに舞台を飾るかという、ローテクならではの古人の知恵です。
毎年春になると定期公演を行うことになっているので、その時期に金比羅詣でなどで香川方面に向かう方は一度お立ち寄りください。
普段は静かながら、かつてあった熱気や活気を思い起こさせる場所です。そんな場所が一気に蘇る定期公演はまさに最高級の見ごろと言えます。
歌舞伎小屋もある意味では聖域です。現代ではあまり見ることもできないでしょう。寺社仏閣に詣でて願掛けを売るだけではなく、過去の文化に触れてみるのもおすすめです。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町乙1241
営業時間:9:00~17:00
料金:大人500円、中高生300円、小学生200円

こんぴら歌舞伎芝居小屋のすぐ側に・海の科学館

金比羅宮の表参道脇、並びに先の金丸座の近くに、海の科学館と呼ばれる施設があります。正式名称は琴平海洋博物館です。海神を祀る金比羅宮としてはぴったりの施設と言えるでしょう。
屋上に地上5階建てのこの建物は、子供だけではなく大人も楽しめる仕様です。
まず、展示物。江戸時代の船着き場やこんぴら丸といった船を見ることができます。他にも船や海に関する展示品、昔の船の模型などもあり、船好きな方に特におすすめです。
屋上には実際の操縦室を模したブリッジがあり、本物同様に動きます。楽しみながら海を学ぶというアプローチで、リフレッシュした新鮮な気持ちになれるでしょう。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町琴平町953
入館料:大人450円、中高生350円、小学生250円。
開館時間:9:00~17:00

お食事、休憩、披露宴も・境内のカフェレストラン神椿

お腹がすいたら、境内にある神椿で食事、休憩をとるのもいいでしょう。個々はカフェやレストランだけではなく、結婚披露宴会場でもあります。
神社の敷地内にあるのでより厳かな雰囲気で神前式が取り行えるでしょう。
こちらのレストランは資生堂パーラーによる伝統の味が楽しめますが、休憩の意味でお食事をするならカフェもおすすめです。
見た目もメニューも洋風で、和の様相から一転した、ちょっと不思議な気分を肴に美味しくお食事が楽しめます。
人気メニューは900円の神椿パフェ。わらび餅や白玉などが入った和洋折衷のスイーツです。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町琴平町892-1 金刀比羅宮境内 参道500段目
営業時間:9:00~17:00、オーダーストップは16:30

香川と言ったらやっぱりうどん?こんぴらうどん 参道店

香川に来たなら、やはりうどんが食べたい。そんな時は、こんぴらうどんさん同店へどうぞ。金比羅宮へと続く坂の途中にあり、最も近い場所で讃岐うどんが味わえます。
天婦羅やうどんの種類が豊富で、ガッツリ食べたい方には定食で頼むのもいいでしょう。
この店は素材に妥協をしません。地元の水や瀬戸内で取れた塩を使い、小麦も良質のものを使って、最高級の讃岐うどんを、それも手打ちで食べさせてくれるのです。
参拝後に食べる本場の讃岐うどんは、きっと格別の味がするはずです。

所在地:〒766-0001
香川県沖多度郡琴平町琴平町810-3
営業時間:8:00~17:00
定休日:なし(年中無休)

監修:えどのゆうき
日光山輪王寺の三仏堂、三十三間堂などであまたの仏像に圧倒、魅了されました。寺社仏閣は、最も身近な異界です。神仏神秘の世界が私を含め、人を惹きつけるのかもしれません。
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