カメラ

パンフォーカスを使いこなして風景写真をキレイにくっきりと

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趣味にしろ仕事にしろ、写真撮影を志すに当たって、風景を撮りたいと思うのはしごく自然なことと言えます。
今回の『カメラの学校』は風景写真をキレイに撮る為の講座です。「恋人」という設定の講師と生徒、Yuricamera氏と石川氏がやって来たのは、長谷寺。
寺社仏閣は庭園が美しく、風景写真を撮るための修行にはうってつけの場所です。
しかし素材が良くても、撮り方が悪いと何の意味もありません。
そこで今回のキーワード、「パンフォーカス」が重要になってきます。

外国人観光客も多く訪れるこの場所でテンションが上がった石川氏。まずは池の近くで一枚撮影と相成りました。

景色、というより池の説明写真といったところでしょうか。手前にピントが合っているし、何だか窮屈な写真です。
Yuricamera氏は画角を広くし他方が風景写真を撮るのにいいとし、「パンフォーカス」という単語を口にしました。
パンフォーカスとは、手前から奥に至るまで、幅広くピントを合わせるテクニックのことです。
このパンフォーカスをマスターすれば風景写真の出来が格段に上がります。「片方にしかピントが合わせられない」「もっとくっきりとした、キレイな風景写真の引き出しを増やしたい」という方におすすめです。
石川氏の先の失敗は、レンズが望遠になっていたのがまず一因でした。Yuricamera氏の説明によれば、モードの設定でも風景写真が美しく撮れるとのことです。シーンモードの変更も一つのテクニックとされます。シーンモードを風景設定にすると、シャープかつ鮮やかな写真を撮ることができるでしょう。
画角を広げて、石川氏が再挑戦したのがこちらです。

かなり広がりのある写真となりました。先ほどは池の看板も入れようとしたようで、それも失敗の原因でした。看板を入れたのと、手前にピントを合わせる設定だった為、広がりを感じない写真となったのです。

写真の撮影方法とはこれだけではありません。横だけではなく、縦に構えての撮影もまた、一つの手段です。

縦にして撮った写真がこちらです。
これはこれで上下に広がりを感じさせ、少しも狭苦しい印象を与えません。
高い木々を見せることで縦に強い写真となっています。
Yuricamera氏は画面の中に灯篭を写し込み、遠方ながらくっきりと、細く長い灯篭が分かる写真を撮っていました。

今回のポイントはパンフォーカス機能を使い、色々な意味で広がりを持った。ワイドな写真を撮ることです。
風景写真というと、横に広いパノラマ的なものを想像しがちですが、縦に空間を感じさせる写真もまた趣があります。
写真の奥深さ、それもまたワイドな広がりを持っています。どこまでも広く、そしてくっきりとした被写体を、より鮮明に、よりワイドに、よりくっきりと美しく写真として写し込みましょう。

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