ndフィルターにはどんな効果がある?種類や使い方についても解説!
関連キーワード
カメラ用のフィルターの中にndフィルターというものがあります。
今回の記事ではndフィルターについての解説です。
ndフィルターにはどんな効果があるのか、どんな種類があるのか、どんな使い方があるのか、気になる方は注目してみて下さい。
今回の記事ではndフィルターについての解説です。
ndフィルターにはどんな効果があるのか、どんな種類があるのか、どんな使い方があるのか、気になる方は注目してみて下さい。
ndフィルターの効果は?
光量を抑える効果(減光効果)があるのが、ndフィルターです。
plフィルターや色彩強調フィルターのように、コントラストを高める、色彩を鮮やかにする、色彩を強調するといった効果はありません。
光量を抑えてカメラのシャッタースピードを遅くしたい時に、よく用いられているのがndフィルターです。
plフィルターや色彩強調フィルターのように、コントラストを高める、色彩を鮮やかにする、色彩を強調するといった効果はありません。
光量を抑えてカメラのシャッタースピードを遅くしたい時に、よく用いられているのがndフィルターです。
ndフィルターの種類
ndフィルターはnd2、nd4、nd8、nd16など、様々な種類があります。
ndの右側に付いている数字が上がるほど、次のようにndフィルターの減光効果が上がるのが基本です。
・nd2→光量2分の1
・nd4→光量4分の1
・nd8→光量8分の1
・nd16→光量16分の1
ndの右側に付いている数字が上がるほど、次のようにndフィルターの減光効果が上がるのが基本です。
・nd2→光量2分の1
・nd4→光量4分の1
・nd8→光量8分の1
・nd16→光量16分の1
高濃度ndフィルター
他にも次のような高濃度ndフィルターという種類もあります。
・nd32→光量32分の1
・nd64→光量64分の1
・nd100→光量100分の1
・nd200→光量200分の1
・nd400→光量400分の1
高濃度ndフィルターの中には光量10万分の1になるnd100000という種類も存在しています。
・nd32→光量32分の1
・nd64→光量64分の1
・nd100→光量100分の1
・nd200→光量200分の1
・nd400→光量400分の1
高濃度ndフィルターの中には光量10万分の1になるnd100000という種類も存在しています。
可変タイプのndフィルター
通常のndフィルターでは、減光効果が固定されています。
nd2であれば、光量2分の1以上に効果を上げる、光量2分の1以下に効果を下げることはできません。
しかし、可変タイプのndフィルターであれば一定の範囲で効果の上下が可能になります。
撮影シーンに応じてnd2、nd4、nd8、nd16など使い分けする手間はかかりません。
レンズに装着したままで、適度な減光効果になるまで調節ができます。
種類の異なるndフィルターを何枚も揃えずに済みます。
フィルター管理も楽になるのが、可変タイプのndフィルターです。
ただし、安価な可変タイプのndフィルターを使用すると色彩や解像度に影響が出ることがあります。
色彩や解像度への影響が少ない可変タイプのndフィルターは数万円ほどと価格の高いものが多いです。
nd2であれば、光量2分の1以上に効果を上げる、光量2分の1以下に効果を下げることはできません。
しかし、可変タイプのndフィルターであれば一定の範囲で効果の上下が可能になります。
撮影シーンに応じてnd2、nd4、nd8、nd16など使い分けする手間はかかりません。
レンズに装着したままで、適度な減光効果になるまで調節ができます。
種類の異なるndフィルターを何枚も揃えずに済みます。
フィルター管理も楽になるのが、可変タイプのndフィルターです。
ただし、安価な可変タイプのndフィルターを使用すると色彩や解像度に影響が出ることがあります。
色彩や解像度への影響が少ない可変タイプのndフィルターは数万円ほどと価格の高いものが多いです。
ハーフndフィルター
ndフィルターには、半分透明のハーフndフィルターという種類もあります。
透明のほうにはndフィルターの効果はありません。
レンズに装着する円型ハーフndフィルター、アダプターに装着する角型ハーフndフィルターに分かれます。
透明のほうにはndフィルターの効果はありません。
レンズに装着する円型ハーフndフィルター、アダプターに装着する角型ハーフndフィルターに分かれます。
ndフィルター種類ごとのシャッタースピードの目安
ndフィルターを装着した時のシャッタースピードの目安はこちらです。
ndフィルターの使い方
ndフィルターの使い方は撮影シーンによって様々です。
次からは一般的なndフィルターの使い方を紹介していきます。
次からは一般的なndフィルターの使い方を紹介していきます。
滝や川での撮影
滝や川などでは、速いシャッタースピードで撮影しても水の流れが止まったような写真になります。
しかし、ndフィルターを装着し、スローシャッターで撮影すると水が流れているような写真に仕上がるのです。
滝や川の流れを表現したい時のシャッタースピードの目安は1秒ほどです。
ndフィルターなしでSS1/125秒の場合、nd100を装着すればSS1/1.3秒になります。
ndフィルター種類ごとのシャッタースピードを書いたメモを撮影時に持参すると良いでしょう。
しかし、ndフィルターを装着し、スローシャッターで撮影すると水が流れているような写真に仕上がるのです。
滝や川の流れを表現したい時のシャッタースピードの目安は1秒ほどです。
ndフィルターなしでSS1/125秒の場合、nd100を装着すればSS1/1.3秒になります。
ndフィルター種類ごとのシャッタースピードを書いたメモを撮影時に持参すると良いでしょう。
花火での撮影
花火を速いシャッタースピードで撮影すると、あまりきれいに見えません。
シャッタースピードを遅くすると、花火がきれいになるものの、今度は白飛びに注意しないといけません。
単発の花火では問題なくても、スターマインといった連続速射する花火は明るいため、白飛びしやすいです。
白飛びを抑えたきれいなスターマインを撮影したい時にも、ndフィルターは活躍します。
シャッタースピードを遅くすると、花火がきれいになるものの、今度は白飛びに注意しないといけません。
単発の花火では問題なくても、スターマインといった連続速射する花火は明るいため、白飛びしやすいです。
白飛びを抑えたきれいなスターマインを撮影したい時にも、ndフィルターは活躍します。
動体の流し撮り
SS1/500秒やSS1/1000秒といった、速いシャッタースピードで動体を撮影しても止まったように見えます。
車や電車、子どもやペットなど、動体の流し撮りは難しいです。
そんな動体の流し撮りを行いたい時にも、あると便利なのがndフィルターです。
車や電車、子どもやペットなど、動体の流し撮りは難しいです。
そんな動体の流し撮りを行いたい時にも、あると便利なのがndフィルターです。
明暗差が大きい時の撮影
風景など明暗差が大きい時にあると便利なのが、効果が半分だけのハーフndフィルターです。
しかし、レンズに装着する円型ハーフndフィルターでは構図に合わせた撮影が難しくなります。
風景でのハーフndフィルターは角型のほうが使いやすいです。
しかし、レンズに装着する円型ハーフndフィルターでは構図に合わせた撮影が難しくなります。
風景でのハーフndフィルターは角型のほうが使いやすいです。
nd100000はどんな撮影シーンで使う?
光量10万分の1になるnd100000は、殆どの撮影シーンに不要です。
しかし、太陽の黒点や日食などを撮影したい時に活躍するのがnd100000となります。
SS3.0秒ほどでは雲の流れを表現するのは難しいです。
そんな時にも、長いスローシャッターを切れるnd100000なら、雲の流れを表現しやすくなります。
nd100000は使い方が限られますが、nd2やnd4など明るいndフィルターでは難しい撮影が可能です。
しかし、太陽の黒点や日食などを撮影したい時に活躍するのがnd100000となります。
SS3.0秒ほどでは雲の流れを表現するのは難しいです。
そんな時にも、長いスローシャッターを切れるnd100000なら、雲の流れを表現しやすくなります。
nd100000は使い方が限られますが、nd2やnd4など明るいndフィルターでは難しい撮影が可能です。
絞りのコントロール
他にもndフィルターは次のような撮影シーンで、絞りのコントロールにも使えます。
・ボケを活かしたいが、開放F値に設定すると白飛びする時
・絞ってシャッタースピードを遅くすると回析現象(解像度の低下)が気になる時
・ボケを活かしたいが、開放F値に設定すると白飛びする時
・絞ってシャッタースピードを遅くすると回析現象(解像度の低下)が気になる時
スローシャッター時にあると便利なもの
スローシャッターを切る時にあると便利なのが三脚です。
ndフィルターでシャッタースピードを遅くすると手ブレが生じる時は、三脚にカメラをしっかりと固定して下さい。
他にもあると便利なのが、カメラ用のリモコンです。
リモコンがあれば、シャッターボタン押しによるブレの心配がなくなります。
特に花火でバルブ撮影(シャッターが開くのはシャッターボタンを押している時のみ)する時に便利なカメラ用品です。
ndフィルターでシャッタースピードを遅くすると手ブレが生じる時は、三脚にカメラをしっかりと固定して下さい。
他にもあると便利なのが、カメラ用のリモコンです。
リモコンがあれば、シャッターボタン押しによるブレの心配がなくなります。
特に花火でバルブ撮影(シャッターが開くのはシャッターボタンを押している時のみ)する時に便利なカメラ用品です。
まとめ
今回はndフィルターの効果や種類、使い方について解説してきました。
光量を抑えるという単純なフィルターでも、様々な撮影シーンで使えるのがndフィルターです。
どのフィルター径が良いのか迷ったら、一番使用頻度の高いレンズに装着できるフィルター径のndフィルターを選ぶと良いでしょう。
ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。
光量を抑えるという単純なフィルターでも、様々な撮影シーンで使えるのがndフィルターです。
どのフィルター径が良いのか迷ったら、一番使用頻度の高いレンズに装着できるフィルター径のndフィルターを選ぶと良いでしょう。
ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。