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ハナニラ

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植物名:ハナニラ

学名:Ipheion uniflorum
英名:Spring star flower、Glory of the Sun
和名:ハナニラ(花韮)、イフェイオン、アイフェイオン、セイヨウアマナ(西洋甘菜)、ブローディア(旧属名)
科名:ネギ科、ユリ科、ヒガンバナ科
属名:ハナニラ属(イフェイオン属・アイフェイオン属)
原産地:南アメリカ

ハナニラの特徴

ハナニラの仲間は、南アメリカに約25種類が自生し、ユニフロラ種が「ハナニラ」として広く栽培されています。日本には明治時代中頃に渡来しました。
黄色い花を咲かせる「キバナハナニラ」、11月〜12月に白い花を咲かせる「イフェイオン・パルビフローラ」は名前にハナニラ・イフェイオンが付いていますが、ハナニラと同属ではなく近隣種です。
野菜のニラも、ハナニラの近隣種で、ハナニラの葉は、野菜のニラと味も匂いも似ていて区別がつきません。

ハナニラは秋に球根を植えると、春に、まっすぐ伸ばした花茎の先端に、星形の花びら6枚で花径3cmほどの花を1輪ずつ咲かせます。
一度植えたらどんどん増え、植え替えの必要もありません。
増えすぎたのを引っこ抜いて地面の上に放置していたら、そのまま根付く強さがあります。

ハナニラの詳細情報

園芸分類:草花、球根植物
草丈・樹高:15〜20cm程度
耐寒性:強い
耐暑性:夏に地上部が枯れてもまたすぐに伸びてくる
耐陰性:強い
花色:青、白、紫など
開花時期:3月〜5月

ハナニラの育て方カレンダー

出回り時期:9月〜11月(球根)
植え付け・植え替え:9月〜10月
肥料:3月〜5月
開花期間:5日〜7日程度

ハナニラの栽培環境

日当たり・置き場所:
日陰では花付きが悪くなるので、なるべく日当たりで育てます。
花が咲かないと、ニラの葉を育てているのと同じ状態になってしまいます。

ハナニラは湿った状態を嫌うので、水はけのよい場所で育てましょう。
庭植えにすると、掘り上げる必要も水やりする必要もなく、勝手にどんどん増えていくので手間いらずです。

用土:
鉢植えは市販の培養土か、赤玉土小粒に半量ほど腐葉土を混ぜた土を用います。
庭植えは土質を選ばないので、やせた土地でもどこでもよく育ちます。水はけが悪いときは、腐葉土や川砂、バーミキュライト・パーライトなどを混ぜておきましょう。

ハナニラの育て方のポイント

水やり:
鉢植えは表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりします。
庭植えは自然の恵みだけで十分です。

肥料:
庭植えも鉢植えも肥料はほとんど必要ありません。
培養土に含まれる肥料分で十分です。

病害虫:
特になし

ハナニラの詳しい育て方

選び方:
小さな球根ですが、非常に丈夫でよく育ちます。
増えすぎて困ることがあるので、大量購入しないで数球からはじめるのがおすすめです。

植え付け:
秋植えが基本ですが、手に入ったらいつでも植え付け可能です。
球根の上に3cmほど土が来るように植えますが、抜いたものを土の上に放置していても簡単に根付きます。

間引き:
増えすぎたものを球根ごと引っこ抜きます。
地上部分を刈り込んでおくと、球根に栄養がいかないので減らすこともできます。

剪定・切り戻し:
夏に枯れ込んでも放置してかまいませんが、気になるときは枯れた地上部を刈り込みます。

植え替え・鉢替え:
通常は植えっぱなしで植え替えしません。
鉢植えで株が増えすぎたとき、鉢を外して球根を分けてすぐに植えつけます。
秋口に根を伸ばす前が最適とされていますが、花が咲いている状態で株を半分に割って植え替えても元気に育ちます。

花:
花殻摘みも基本的には行いません。

冬越し:
寒冷地でも防寒処理なしで問題なく屋外で越冬します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど):
球根を株分けするか、採れた種をまいて種まきして育てます。
種はこぼれ種でも増えていきます。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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