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エリオスペルマム・オーニソガロイデスの育て方

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・学名:
Eriospermum Ornithogaloides

・英名:
エリオスペルマム・オーニソガロイデス

・和名・別名:
特になし

・科名:
キジカクシ科スズラン亜科(ユリ科)

・属名:
エリオスペルマム属

・原産地:
南アフリカ

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの特徴

今人気の、アフリカの珍奇多肉植物、ビザールプランツの一つです。
地表からいきなり飛び出たような、小さなハート形のかわいい葉っぱが特徴です。ケープバルブらしい、珍妙な姿がかわいいと、需要に供給が追い付かないのか、オークションサイトなどでは高額で取引されるほどです。科名に関してですが、オモトやアマドコロと同様、文献によってまちまちなのでなにが正解なのか迷ってしまいます。
かつてはユリ科に属していたので古い本にはユリ科と書かれていますが、近年分類が大きく変わり、キジカクシ科やスズラン科と呼ばれるようになりました。

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの詳細情報

・園芸分類
多年草(塊根植物)

・草丈・樹高
10cm

・耐寒性
弱い(5℃まで)

・耐暑性
弱い

・耐陰性
半日陰(遮光率30〜60%)

・花色
黄色、白

・開花時期
10月〜2月

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの育て方カレンダー

・鑑賞時期
10月〜4月
(6月〜10月まで休眠)

・植え付け
9月〜11月

・肥料
11月〜4月

・開花
10月〜2月

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの栽培環境

(instagram ID:Bx_2h85FvRF)

・日当たり・置き場所
日本の気候では、地植えには向きません。雨の当たらない、風通しのよい半日陰の場所が向いています。30%〜60%ほどの遮光率がよいようです。冬は室内に取り込みましょう。秋から春にかけては日当たりのよい場所で日光に当てて育てます。

・用土
水はけのよい用土を好みます。市販の多肉やサボテンの土を使うとよいでしょう。

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの育て方のポイント

・水やり
秋から春の育成期は水切れすると葉先が枯れてくるので、適度な潅水を心がけてください。用土が乾いたらたっぷりと与えます。しかし毎日水やりすると根腐れを起こすので、控えめにしましょう。また、夏の休眠期は断水気味に育てます。雨などが当たらないように工夫しましょう。

・肥料
植え付け時に、元肥として緩効性肥料を混ぜ込みます。秋から春の成長期に、2週間に一度ほど、薄めの液肥を与えます。

・病害虫
特になし

エリオスペルマム・オーニソガロイデスの詳しい育て方

・選び方
あまり流通していないので、簡単には手に入らないかもしれません。
ビザールプランツを取り扱う専門店をチェックしてみましょう。オークションサイトなどでは高値で取引されることがしばしばあります。南アフリカの植物なので、輸入した年は季節が逆転しているかもしれませんが、本来は冬成長型の植物です。

・植え付け
10月〜4月の成長期に行います。

・植え替え・鉢替え
成長はとてもゆっくりの植物なので、植え替えは特に必要ありませんが、数年に一回清潔な用土に植え替えるとよいでしょう。

・休眠期
夏季休眠型です。5月〜10月頃まで休眠します。地上部は枯れ、地下で芋の状態で眠っているので、休眠期はお水や肥料は与えないでくださいね。秋になると芽吹いてきます。

・増やし方
種まき:
種まきでも増やせますが、成長はゆっくりで5年ほどかかるかもしれません。
株分け:
大きくなったら塊根で株分けできるかもしれませんが、成長が遅く、育てるだけでやっとだと思うので株分けするのは難しいでしょう。

監修:冥王堂あや

クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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