ガーデニング

オキザリスの育て方

関連キーワード

■学名:
Oxalis

■英名:
オキザリス

■和名・別名:
カタバミ、キダチハナカタバミ、フヨウカタバミ、桃の耀きなど種類による

■科名:
カタバミ科

■属名:
カタバミ属(オキザリス属)

■原産地:
南アフリカ、中南米、日本など

オキザリスの特徴

オキザリスは、庭の雑草のカタバミと同じ種類ですが、その園芸品種はなんと850種類ほど存在します。
春咲き、四季咲きもありますが、優れた冬咲き品種がたくさんあります。オキザリスの「ボーウィー」「プルプレア」「パーシーカラー」「ヒルタ」「オマー」などが冬咲き品種です。
グランドカバーにもなる丈夫なものもあれば、栽培が難しい品種もあり、また、香りのあるものや、カラーリーフ、葉の切れ込みがあるものなど様々な種類があり、ファンを魅了します。

オキザリスの詳細情報

■園芸分類
多年草(球根植物)

■草丈・樹高
5cm〜30cm

■耐寒性
普通(半耐寒性5℃以上)

■耐暑性
普通

■耐陰性
日なたを好みます

■花色
白、黄色、ピンク、オレンジ、紅白バイカラーなど

■開花時期
10月〜2月(春咲きや四季咲き種もあり)

オキザリスの育て方カレンダー

■鑑賞時期
10月〜4月

■植え付け
8月〜9月(冬咲き品種)

■肥料
10月〜12月

■開花
冬咲き品種は10月から2月ごろ開花します。

オキザリスの栽培環境

※画像は、パラソルのような、オキザリス・パーシーカラーのつぼみ

■日当たり・置き場所

日当たりのよい、乾燥した環境を好みます。その特性ゆえか、お庭の雑草としても有名ですが、一方、育てるのが難しい品種もあります。希少種は軒下など、雨や霜に当たらない風通しのよい場所に置きましょう。難易度は品種にもよるので良く調べてから育ててくださいね。

■用土

市販の培養土で構いません。栽培が難しい品種は山野草の土を利用するとよいようです。

オキザリスの育て方のポイント

■水やり

・地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。

・鉢植えの場合:
乾燥気味を好みます。多湿にならないよう雨が当たらない軒下などで栽培します。用土が乾いたらたっぷりと与えます。

■肥料

肥料は特にいりませんが、成長期に規定量で薄めた液肥を与えるとよいでしょう。

■病害虫

特にありませんが、サビ病やアブラムシ、ダニがつくことがあります。

オキザリスの詳しい育て方

■選び方

オキザリスの園芸品種は多数あります。開花期も、冬咲きのほかに、春夏咲き、四季咲きもあります。種類によっては簡単なものからベテラン好みの難物まであります。良く調べてから購入しましょう。蒸れや病気などが出ていないものを選びます。

■植え付け

冬咲きのオキザリスは、秋が植え替え適期です。5月に休眠して地上部がなくなった球根を9月頃に植え付けます。

■植え替え・鉢替え

・地植えの場合:
特に必要ありません。株が込み合って来たら、蒸れ防止のため、株分けして間隔を開けるとよいでしょう。

・鉢植えの場合:
休眠したら掘りあげて日陰にネットでつるして保管し、秋になったら植え付けます。

■剪定・花後

茎が伸びすぎると、球根がやせてしまうので適度に剪定をして球根の体力を温存します。

■休眠期

5月頃、休眠したら掘りあげて日陰にネットでつるして保管し、秋になったら植え付けます。冬越しは5℃以下になったら室内に取り込みます。

■増やし方

・株分け:
親球根の周りに子球根が増えていきます。球根が分球したら鉢を替えて分けることができます。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

植物を探す

花の名前
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ