トリカブトの育て方
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■学名:
Aconitum
■英名:
Monkshood、Helmet flower
■和名・別名:
鳥兜
■科名:
キンポウゲ科
■属名:
トリカブト属
■原産地:
日本、朝鮮、中国、北半球
Aconitum
■英名:
Monkshood、Helmet flower
■和名・別名:
鳥兜
■科名:
キンポウゲ科
■属名:
トリカブト属
■原産地:
日本、朝鮮、中国、北半球
トリカブトの特徴
山野草がお好きな人なら一度は育ててみたいと思うトリカブト。
烏帽子に似た紫色の花からトリカブトの名が付きました。
猛毒の毒草としても名高く、ドクウツギやドクゼリと合わせて「日本三大有毒植物」と呼ばれます。根っこは「附子」という名で、生薬や毒矢に塗布して用いられてきました。
「附子」といえば、知恵物の小僧が盗み食いする日本の古典芸能の狂言に登場するのでもおなじみです。
欧州では魔術の女神ヘカテーが司る花とされ、ギリシア神話では、地獄の番犬ケルベロスのよだれからトリカブトは生まれました。
これだけ様々な伝説や逸話が残っているところを見ると、世界中で古来より特別に用いられてきた植物なのだということが分かります。
烏帽子に似た紫色の花からトリカブトの名が付きました。
猛毒の毒草としても名高く、ドクウツギやドクゼリと合わせて「日本三大有毒植物」と呼ばれます。根っこは「附子」という名で、生薬や毒矢に塗布して用いられてきました。
「附子」といえば、知恵物の小僧が盗み食いする日本の古典芸能の狂言に登場するのでもおなじみです。
欧州では魔術の女神ヘカテーが司る花とされ、ギリシア神話では、地獄の番犬ケルベロスのよだれからトリカブトは生まれました。
これだけ様々な伝説や逸話が残っているところを見ると、世界中で古来より特別に用いられてきた植物なのだということが分かります。
トリカブトの詳細情報
■園芸分類
多年草
■草丈・樹高
50cm〜100cm
■耐寒性
強い
■耐暑性
普通
■耐陰性
半日陰でよく育ちます
■花色
青紫、白、黄色
■開花時期
9月〜11月
多年草
■草丈・樹高
50cm〜100cm
■耐寒性
強い
■耐暑性
普通
■耐陰性
半日陰でよく育ちます
■花色
青紫、白、黄色
■開花時期
9月〜11月
トリカブトの育て方カレンダー
■花の鑑賞時期
9月〜11月
■植え付け
2月〜3月
■肥料
3月〜6月、9月
9月〜11月
■植え付け
2月〜3月
■肥料
3月〜6月、9月
トリカブトの栽培環境
■日当たり・置き場所
明るい半日陰を好みます。午前中は日が当たり、午後は日陰や木漏れ日になる場所がよいでしょう。夏は日陰管理します。
■用土
山野の植物です。水はけのよい用土で植え付けます。鉢植えなら市販の山野草の培養土を利用してもよいでしょう。乾きすぎるようならヤマゴケをブレンドして保湿性を上げます。
明るい半日陰を好みます。午前中は日が当たり、午後は日陰や木漏れ日になる場所がよいでしょう。夏は日陰管理します。
■用土
山野の植物です。水はけのよい用土で植え付けます。鉢植えなら市販の山野草の培養土を利用してもよいでしょう。乾きすぎるようならヤマゴケをブレンドして保湿性を上げます。
トリカブトの育て方のポイント
■水やり
・地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。
・鉢植えの場合:
用土が乾いたらたっぷりと与えます。
■肥料
・地植えの場合:
特に必要ありません。
・鉢植えの場合:
成長期に緩効性肥料の置き肥を与えます。開花まで、2週間に1回規定量で薄めた液肥を水やり代わりに与えてもよいでしょう。真夏は避けます。
■病害虫
特にありません
・地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。
・鉢植えの場合:
用土が乾いたらたっぷりと与えます。
■肥料
・地植えの場合:
特に必要ありません。
・鉢植えの場合:
成長期に緩効性肥料の置き肥を与えます。開花まで、2週間に1回規定量で薄めた液肥を水やり代わりに与えてもよいでしょう。真夏は避けます。
■病害虫
特にありません
トリカブトの詳しい育て方
■選び方
猛毒なので普通の園芸店では見かけません。しかし、山野草専門店なら取り扱いがあるでしょう。根鉢がしっかり回って、下葉の蒸れや病気などが出ていないものを選びます。
■植え付け
成長期の直前の2月〜3月に植え付けます。
■植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
特に必要ありません。株が込み合って来たら、蒸れ防止のため、株分けして間隔を開けるとよいでしょう。
・鉢植えの場合:
2年に1回植え替えます。その際は根っこを傷つけないよう注意し、鉢増しします。
■剪定・花後
花後は株元から切り取ります。種子を取りたい場合は花茎を残します。
■休眠期
冬越しは、枯れて地上部がない状態で越冬します。夏越しは、高温多湿に弱いので、涼しい日陰に移動して管理します。
■増やし方
・種まき:
開花後、種子ができたらすぐに取りまきするか、湿らせて保管し、2月にまきます。
・株分け:
植え替え時に太い根を分けて株分けします。根は猛毒なので取り扱いに注意して下さい。
監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。
猛毒なので普通の園芸店では見かけません。しかし、山野草専門店なら取り扱いがあるでしょう。根鉢がしっかり回って、下葉の蒸れや病気などが出ていないものを選びます。
■植え付け
成長期の直前の2月〜3月に植え付けます。
■植え替え・鉢替え
・地植えの場合:
特に必要ありません。株が込み合って来たら、蒸れ防止のため、株分けして間隔を開けるとよいでしょう。
・鉢植えの場合:
2年に1回植え替えます。その際は根っこを傷つけないよう注意し、鉢増しします。
■剪定・花後
花後は株元から切り取ります。種子を取りたい場合は花茎を残します。
■休眠期
冬越しは、枯れて地上部がない状態で越冬します。夏越しは、高温多湿に弱いので、涼しい日陰に移動して管理します。
■増やし方
・種まき:
開花後、種子ができたらすぐに取りまきするか、湿らせて保管し、2月にまきます。
・株分け:
植え替え時に太い根を分けて株分けします。根は猛毒なので取り扱いに注意して下さい。
監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。