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皇帝ヒマワリの育て方

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■学名:
Titonia diversifolia

■和名・別名:
ニトベギク、ガリバーヒマワリ

■科名:
キク科

■属名:
メキシコヒマワリ属

■原産地:
メキシコ中南米

皇帝ヒマワリの特徴

晩秋から初冬にかけて、空高くそびえるように咲く、ひまわりのような黄色い花、皇帝ヒマワリ。花の少ない時期に咲くその姿は圧巻です。皇帝ヒマワリと聞いて、すぐに思い浮かぶのは「皇帝ダリア」ではないでしょうか。
名前も似ていますが、どちらもよく似た性質を持ちます。育て方もほぼ一緒なので、皇帝ダリアを育てたことのある人はぜひチャレンジしてください。
キク科で典型的な短日植物なので、夜間街灯などの光があたるとつぼみを持ちませんので、夜暗い場所で育てます。

皇帝ヒマワリの詳細情報

■園芸分類
一年草(多年草)

■草丈・樹高
3m〜4m

■耐寒性
やや弱い(3℃以上)

■耐暑性
強い

■耐陰性
日なたを好みます

■花色
黄色

■開花時期
10月〜11月

皇帝ヒマワリの育て方カレンダー

■花の鑑賞時期
10月〜11月

■植え付け
4月〜6月

■肥料
5月〜9月

皇帝ヒマワリの栽培環境

■日当たり・置き場所
日当たりを好みます。典型的な短日植物で、一定期間、夜が暗くないと開花しません。街灯の光がある場所には植えないようにしましょう。寒さに弱いので冬枯れてしまいますが、暖地では球根が生きて越冬する場合があります。

■用土

・地植えの場合:
特にこだわりませんが、良く耕して腐葉土を混ぜ込みます。

・鉢植えの場合:
市販の培養土が便利でしょう。

皇帝ヒマワリの育て方のポイント

■水やり

・地植えの場合:
降雨があれば、特に水やりは必要ありません。日照り続きの時は水やりをします。

・鉢植えの場合:
水やりは控えめで構いません。用土が乾いたらたっぷりと与えます。

■肥料
庭植えなら肥料は特にいりません。鉢植えは、成長期に2週間に1度、規定量で薄めた液肥を与えます。

■病害虫
特にありません

皇帝ヒマワリの詳しい育て方

■選び方

根鉢がしっかり回って、下葉の蒸れや病気などが出ていないものを選びます。

■植え付け

4月から6月、まだ葉がない球根の時期か、株が小さいときに植え付けます。台風などで倒れないよう、しっかりと支柱を立てるとよいでしょう。

■植え替え・鉢替え

・地植えの場合:
特に必要ありません。

・鉢植えの場合:
背が高くなるので6月頃までに大きめの鉢に植え替えます。

■剪定・花後

コンパクトに仕立てたい場合は、8月までに剪定を終わらせます。9月に入ると花芽を落としてしまいます。花後は早めに株元からノコギリで切り倒しましょう。霜が降りると枯れて倒れ、道路などを塞いで迷惑になる恐れがあります。カットした茎は挿し木に使えます。

■収穫

・切り花:
花が咲いたら切り花として使えます。

挿し木:
茎を切り倒したら、筒状に切って挿し木にすることができます。

■休眠期

冬の寒さに耐えられず、ほとんどが一年草扱いです。暖地なら、落葉して球根が休眠期に入り、来春また芽吹いてきます。球根を掘りあげて室内管理するか、そのまま株元にマルチングしましょう。

■増やし方

・挿し木:
冬の剪定時の茎で挿し木を作ります。茎には竹のような節があるので、節がつくようにカットします。その節から根っこが出てきます。茎を挿したら室内管理し、翌春に植え付けます。

・株分け:
暖地なら、球根(根塊)が育っていれば、イモ根に板根をつけた状態で切り分け、室内で管理し、翌春植え付けます。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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