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クリスマスローズの株分けのやり方

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クリスマスローズとは

クリスマスローズはキンポウゲ科の植物で、冬の花のない時期にうつむき加減で咲く姿から「冬の貴婦人」とも呼ばれています。
クリスマスローズはプロ・アマ問わず交配が盛んで、交配してできたヘレボルス・ヒブリドゥス(ガーデンハイブリッド)は進化を遂げ、今では赤、白、ピンク、黄色、緑、紫、黒、灰色、褐色、またその複色と、真っ青以外はほとんどあると言っても過言ではないほどのレパートリーです。
実生ではひとつひとつ花の顔が違い個性的で、同じものはふたつとないのも特徴で、ファンを魅了してやみません。

クリスマスローズの育て方12ヶ月

クリスマスローズは地中海性気候の植物なので、涼しい環境を好み、日本の蒸し暑い夏は苦手で、品種によっては休眠してしまいます。
植え替えや肥料やりなどの主な園芸作業は、秋から春先までに終わらせるようにしましょう。
暑さに弱い以外はとても丈夫な植物なので、花がついていても植え替えや鉢増し、株分けをすることができますよ。

クリスマスローズの株分けのやり方

クリスマスローズの株分けは、大きくなりすぎてしまい、花付きが悪くなった場合の株の若返りのためや、希少品種を枯らせて失わないためのバックアップ、また、友達とシェアする場合などにも行われます。
株分けの適期は秋から春までです。買ってきたお花を見てから株分けすることもあると思いますので、関東基準で、遅くとも3月までには終わらせるようにしましょう。

手順1.ポットから抜く

根鉢がしっかり回って健康なクリスマスローズの株分けを行います。鉢をトントン叩くと根鉢がすっぽりと抜けてくれます。そして土を軽く落としておきましょう。あまりにも根が回っていて取れないようなら、鉢を壊すしかありません。気を付けて行ってくださいね。

手順2.根鉢を切る

分けた時に2〜3芽ついているように、芽と芽が離れている場所を探し、硬いヘラやナイフなどを使って切り分けます。
この時、複数のクリスマスローズの株分けを行うようなら、ヘラやナイフなどの器具はウイルス除去薬に浸してから使用するとよいでしょう。クリスマスローズの大敵である「ブラックデス」という怖いウイルス病を蔓延させないためです。

手順3.植え付ける

株分けした苗の根っこの量より一回り大きい鉢に植え付けます。
普通の培養土でよく育ちます。
原種など山野草に近いものは、軽石などを混ぜるとよいでしょう。クリスマスローズはからっとした地中海性気候の植物なので、水はけの良い土を使用したり、スリットの入った鉢を使ったり、じめじめしないように工夫するとよく育ちますよ。

監修:冥王堂あや
クリスマスローズ専門店「冥王堂」店長。交配、育種にも携わる。2014年「クリスマスローズの世界展」にて、新花コンテスト「特別賞」「ミヨシ賞」を受賞。
(公)日本園芸普及協会グリーンアドバイザー。

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