季節の移り変わりを楽しませてくれるウメモドキの盆栽―赤い実が沢山つく剪定方法―
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秋から冬の寒い季節になると真っ赤な実を付けたウメモドキの盆栽が一層引き立ってきます。「ウメモドキ」の名前の由来は、花と葉が梅に似ているところからきています。
梅の盆栽も素晴らしいですが、「梅もどき」の盆栽も引けを取らないくらい見応えがあります。ウメモドキの盆栽は、新しい株より、古い株の方が細かい枝が出やすくなり、風格が出てきます。
ウメモドキの盆栽は季節の移り変わりを楽しませてくれる盆栽ですが、特に葉が落ちて赤い実が付く秋から冬にかけてはウメモドキが一番美しい姿を見せてくれます。そのウメモドキの盆栽を美しい姿に作り上げて楽しむためには、ウメモドキの特徴、管理や剪定のポイントを把握することが近道であり最初の第一歩です。
梅の盆栽も素晴らしいですが、「梅もどき」の盆栽も引けを取らないくらい見応えがあります。ウメモドキの盆栽は、新しい株より、古い株の方が細かい枝が出やすくなり、風格が出てきます。
ウメモドキの盆栽は季節の移り変わりを楽しませてくれる盆栽ですが、特に葉が落ちて赤い実が付く秋から冬にかけてはウメモドキが一番美しい姿を見せてくれます。そのウメモドキの盆栽を美しい姿に作り上げて楽しむためには、ウメモドキの特徴、管理や剪定のポイントを把握することが近道であり最初の第一歩です。
ウメモドキは小さな実が生る落葉樹
ウメモドキは身近にある落葉樹ですが、湿地にも自生しているのです。
初夏頃になると葉の脇から小さな白や薄紫の花が咲き始め、開花後は小さな実が付き、秋になるとその実が赤くなり鮮やかに熟していきます。
この小さな花は葉の付け根のところにある短い柄に沢山つきます。葉は冬になると落ちてしまいますが、赤い実は付いています。実は赤色だけでなく黄色や白色もあり、実の大きさも小さい品種からから大きい品種のものまであります。
特に冬の時期は、クリスマスやお正月の季節なので赤色の実が引き立ち、人気もあります。黄色の実が付いたウメモドキの盆栽は赤い実の付いた盆栽と一緒にお正月用に使われています。
初夏頃になると葉の脇から小さな白や薄紫の花が咲き始め、開花後は小さな実が付き、秋になるとその実が赤くなり鮮やかに熟していきます。
この小さな花は葉の付け根のところにある短い柄に沢山つきます。葉は冬になると落ちてしまいますが、赤い実は付いています。実は赤色だけでなく黄色や白色もあり、実の大きさも小さい品種からから大きい品種のものまであります。
特に冬の時期は、クリスマスやお正月の季節なので赤色の実が引き立ち、人気もあります。黄色の実が付いたウメモドキの盆栽は赤い実の付いた盆栽と一緒にお正月用に使われています。
実が付く雌株と雄株の見分け方
ウメモドキは雌雄異株ですが、実が付くのは雌株だけです。ウメモドキの雄株も花が咲きますが実はつきません。園芸店で雄株は販売されていないと思いますが秋から冬にかけてウメモドキは実をつけているので、この時期にウメモドキの盆栽を購入すると間違いがないです。
雌と雄の見分ける方法として、雌の花にはおしべがないのですが雄の花にはオシベがあるので、花粉も付いています。また、ウメモドキは雌雄異株ですが雌株だけでも実をつけるので、雄株は必要ないです。
ウメモドキの盆栽に実が付いていない時期に園芸店などで購入した場合は、雄と雌株の区別が分からないので、開花時期の初夏頃まで待って購入した方が間違いがないです。
雌と雄の見分ける方法として、雌の花にはおしべがないのですが雄の花にはオシベがあるので、花粉も付いています。また、ウメモドキは雌雄異株ですが雌株だけでも実をつけるので、雄株は必要ないです。
ウメモドキの盆栽に実が付いていない時期に園芸店などで購入した場合は、雄と雌株の区別が分からないので、開花時期の初夏頃まで待って購入した方が間違いがないです。
季節の移り変わりと一緒に楽しむ管理の仕方
ウメモドキの盆栽は、季節の移り変わりと一緒に楽しみながら管理することができる盆栽です。
―陽当たりが良い場所とたっぷりの水
ウメモドキの盆栽を管理する場所は、陽当たりが良く風通しが良い所です。実がなっている秋から冬の時期は野鳥や小鳥などが食べにくるので、ネットで被せたり、他の場所に盆栽を移したりします。ネットを被せると少し見た目が良くないですが実が付いていないウメモドキの盆栽は寂しいので、せっかくなった実はネットでこの時期予防します。
ウメモドキの盆栽を管理する上で、水やりは大事です。ウメモドキは水を好むので水が切れてしまうと夏は葉が焼けてしまい、実がなっている時は実が落ちてしまいます。
春と秋は一日1回、春先から夏の間は朝夕の2回、冬の間は2日から3日に1回位です。夏の間に水が不足したり水切れを起こしたりすると実のつきも悪くなってしまいます。
肥料は、開花後から10月頃まで月に1回の割合で有機質の固形肥料を鉢の隅に置き、新芽が出る前の2月頃に植替えと一緒に追肥をすると良いです。
―3月に行う植替
ウメモドキの盆栽の植替えは、芽が出る前の3月から4月頃が適期です。ウメモドキの芽は出てくるのが遅いですが、4月の下旬ごろ位までには遅くても出てきます。また、ウメモドキの根は細い糸状なので固まっている部分もあるため、根を切らないように丁寧にほぐしながら植え替えします。植替えの用土は赤玉の小粒を使います。
ウメモドキは根の成長が旺盛な樹木なので根詰まりしやすいため、毎年植え替えをすることが大事です。
―注意が必用な病気と害虫
陽当たりや風通しが良いところでウメモドキの盆栽を管理していると病害虫の心配は不要ですが、陽当たりが悪く湿気があるところで管理するとカイガラムシやアメリカシロヒトリの幼虫等が付きやすいです。アメリカシロヒトリの幼虫は葉を食べてしまうので、見つけ次第駆除します。特に夏に卵を産み付けるので、この時期は害虫予防の薬剤散布をすると安心です。カイガラムシを見つけたら幹から全て取り除かないと完全に駆除できないので、たわしや歯ブラシ等で擦って落とします。
―陽当たりが良い場所とたっぷりの水
ウメモドキの盆栽を管理する場所は、陽当たりが良く風通しが良い所です。実がなっている秋から冬の時期は野鳥や小鳥などが食べにくるので、ネットで被せたり、他の場所に盆栽を移したりします。ネットを被せると少し見た目が良くないですが実が付いていないウメモドキの盆栽は寂しいので、せっかくなった実はネットでこの時期予防します。
ウメモドキの盆栽を管理する上で、水やりは大事です。ウメモドキは水を好むので水が切れてしまうと夏は葉が焼けてしまい、実がなっている時は実が落ちてしまいます。
春と秋は一日1回、春先から夏の間は朝夕の2回、冬の間は2日から3日に1回位です。夏の間に水が不足したり水切れを起こしたりすると実のつきも悪くなってしまいます。
肥料は、開花後から10月頃まで月に1回の割合で有機質の固形肥料を鉢の隅に置き、新芽が出る前の2月頃に植替えと一緒に追肥をすると良いです。
―3月に行う植替
ウメモドキの盆栽の植替えは、芽が出る前の3月から4月頃が適期です。ウメモドキの芽は出てくるのが遅いですが、4月の下旬ごろ位までには遅くても出てきます。また、ウメモドキの根は細い糸状なので固まっている部分もあるため、根を切らないように丁寧にほぐしながら植え替えします。植替えの用土は赤玉の小粒を使います。
ウメモドキは根の成長が旺盛な樹木なので根詰まりしやすいため、毎年植え替えをすることが大事です。
―注意が必用な病気と害虫
陽当たりや風通しが良いところでウメモドキの盆栽を管理していると病害虫の心配は不要ですが、陽当たりが悪く湿気があるところで管理するとカイガラムシやアメリカシロヒトリの幼虫等が付きやすいです。アメリカシロヒトリの幼虫は葉を食べてしまうので、見つけ次第駆除します。特に夏に卵を産み付けるので、この時期は害虫予防の薬剤散布をすると安心です。カイガラムシを見つけたら幹から全て取り除かないと完全に駆除できないので、たわしや歯ブラシ等で擦って落とします。
赤い実を沢山つけるための剪定のポイント
ウメモドキの盆栽に赤い実が沢山つけるための剪定のポイントは、強い枝の切り詰めをするのではなく、軽く枝先を剪定して樹形を整えることです。
―剪定の適期は2月と10月
ウメモドキの盆栽の剪定は2月と10月が適期です。また、12月から翌年の3月まで剪定はすることは可能ですが3月に植え替えをするので、その前の2月に剪定をした方が良いです。
2月の剪定では不要な枝を切り戻したり徒長枝を切り落としたりして、全体の樹形を軽く整えます。また、5月から6月の開花時期に花のつき具合を見ながら、長い枝や混んでいる枝を切り戻し、葉が5から6枚位付がついたら先端を摘むと細かい枝がでてきます。また、毎年枝を切り詰めると細い枝が沢山出てきます。
10月になると新芽の生長も止まり冬に向けて休眠に入る準備が始まります。10月に行う剪定では、樹形全体を見ながら春から伸びた基枝を3節前後残して剪定し、樹形全体を整えます。
―芽摘み
芽摘みは、開花後の6月に行います。ウメモドキは新芽が早く伸びるので若木の盆栽の場合は、花を楽しむより樹形造りが優先なので3回位芽摘みをします。しかしながら、既に樹形が完成している盆栽の場合は、芽摘みをすると花芽が付かないので無理にする必要はないです。
1回目の芽つみをした後に伸びる2番芽は、1節残して切り詰めます。
ウメモドキのような実物盆栽の剪定や芽摘みのコツは、元気な枝を伸ばして葉も残しておくことです。この剪定作業によって、切り詰めた枝の節にも花芽が付きます。
―針金掛け
針金掛けは6月から7月の間に行います。ウメモドキの樹皮は針金をかけると痛みやすく枝は折れやすいので、針金掛けが難しい盆栽です。そのためできるだけ小枝は、はさみで剪定して芽摘み等で樹形を整える方が無難です。
針金掛けをして樹形の修正をする場合は、前日の水やりは避けた方が良いです。水分が不足しているとウメモドキの枝は折れにくいので、針金掛けがしやすいです。この時期にかけた針金は10月の剪定時期に外します。
―剪定の適期は2月と10月
ウメモドキの盆栽の剪定は2月と10月が適期です。また、12月から翌年の3月まで剪定はすることは可能ですが3月に植え替えをするので、その前の2月に剪定をした方が良いです。
2月の剪定では不要な枝を切り戻したり徒長枝を切り落としたりして、全体の樹形を軽く整えます。また、5月から6月の開花時期に花のつき具合を見ながら、長い枝や混んでいる枝を切り戻し、葉が5から6枚位付がついたら先端を摘むと細かい枝がでてきます。また、毎年枝を切り詰めると細い枝が沢山出てきます。
10月になると新芽の生長も止まり冬に向けて休眠に入る準備が始まります。10月に行う剪定では、樹形全体を見ながら春から伸びた基枝を3節前後残して剪定し、樹形全体を整えます。
―芽摘み
芽摘みは、開花後の6月に行います。ウメモドキは新芽が早く伸びるので若木の盆栽の場合は、花を楽しむより樹形造りが優先なので3回位芽摘みをします。しかしながら、既に樹形が完成している盆栽の場合は、芽摘みをすると花芽が付かないので無理にする必要はないです。
1回目の芽つみをした後に伸びる2番芽は、1節残して切り詰めます。
ウメモドキのような実物盆栽の剪定や芽摘みのコツは、元気な枝を伸ばして葉も残しておくことです。この剪定作業によって、切り詰めた枝の節にも花芽が付きます。
―針金掛け
針金掛けは6月から7月の間に行います。ウメモドキの樹皮は針金をかけると痛みやすく枝は折れやすいので、針金掛けが難しい盆栽です。そのためできるだけ小枝は、はさみで剪定して芽摘み等で樹形を整える方が無難です。
針金掛けをして樹形の修正をする場合は、前日の水やりは避けた方が良いです。水分が不足しているとウメモドキの枝は折れにくいので、針金掛けがしやすいです。この時期にかけた針金は10月の剪定時期に外します。
まとめ
ウメモドキの盆栽はそれぞれの季節の移り変わりを楽しませてくれる盆栽なので、日頃の管理も季節感を感じながら楽しんで行うことができます。
赤い実が沢山生るようにウメモドキの盆栽を剪定すると、ウメモドキの一番美しい姿を毎年秋から冬にかけて楽しむことができます。赤い実を付けたウメモドキの盆栽は、クリスマスやお正月を一層華やかにしてくれる寒い時期の贈り物かも知れません。
ウメモドキの盆栽を初めて管理した年は、あまり赤い実が付かない場合もあるかも知れませんが諦めず管理や剪定を楽しみながら続けて、翌年のクリスマスとお正月には、自分の仕立てたウメモドキの盆栽を飾ってみませんか。
赤い実が沢山生るようにウメモドキの盆栽を剪定すると、ウメモドキの一番美しい姿を毎年秋から冬にかけて楽しむことができます。赤い実を付けたウメモドキの盆栽は、クリスマスやお正月を一層華やかにしてくれる寒い時期の贈り物かも知れません。
ウメモドキの盆栽を初めて管理した年は、あまり赤い実が付かない場合もあるかも知れませんが諦めず管理や剪定を楽しみながら続けて、翌年のクリスマスとお正月には、自分の仕立てたウメモドキの盆栽を飾ってみませんか。
初心者でも仕立てやすいウメモドキの双幹づくり
ウメモドキは、赤い実が美しい実物盆栽です。
冬の時期になると枝先に小さな赤い実が沢山つくのでウメモドキの盆樹を双幹づくりの樹形に仕立てると、美しい樹姿と赤い実が冬の青空にとても映える盆栽に仕上がります。
ウメモドキの双幹づくりは、盆栽初心者でも仕立てやすいおすすめの樹形です。
冬の時期になると枝先に小さな赤い実が沢山つくのでウメモドキの盆樹を双幹づくりの樹形に仕立てると、美しい樹姿と赤い実が冬の青空にとても映える盆栽に仕上がります。
ウメモドキの双幹づくりは、盆栽初心者でも仕立てやすいおすすめの樹形です。
盆栽初心者に仕立てやすい双幹の仕立て方
ウメモドキの双幹づくりをする適期は、1月から2月頃までです。ウメモドキの双幹づくりをするために必要な主な道具は、又枝切りバサミ、小枝切りバサミ、剪定バサミ、針金切りバサミ、針金、植替え用の道具、用土と化粧砂などです。そして、双幹づくりに仕立てるウメモドキの「素材」です。また、双幹に仕立てる作業手順は、「剪定」、「針金掛け」、「植え替え」の順です。
双幹づくりをするウメモドキの素材は、三幹などになっている樹形のウメモドキが初心者には仕立てやすいです。また、三幹以上あるウメモドキの樹形は、下の枝を切り取って双幹に仕立てると、ウメモドキの美しさが引き立つ樹形になり、樹姿に優しさが感じられる盆栽に仕立て上がります。
最初に正面の位置を決めます。その次に、樹形全体の枝の流れを見ながら作りたい双幹の樹形をイメージします。
「剪定」は、不要な枝を切り詰めて双幹にしていきます。剪定の際は又切りバサミを使い2度切りをして、下にある不要な枝を切り、双幹にします。枝を切った切り口には、その部分が枯れたりしないように必ず癒合剤を塗ります。
幹を双幹にした後は、樹形の「芯」となる枝を決めます。「芯」となる枝の決める方は、盆栽初心者にとっては迷ってしまう作業です。芯となる枝を決める際、長い枝を元から切り詰めて短い枝を新しい芯の枝として立て替えると、作業がしやすいです。また、芯の決める際、色々な角度からウメモドキの素材を観察すると、芯となる枝が見つけやすいです。
芯となる枝が決まったら、樹形全体を見渡して混み合っている枝や徒長枝、そして樹形を乱している長い枝などは切り詰めます。その際、不要な枝は全て切り取ります。この作業は、細かい枝に対応した枝切バサミをつかって作業をします。枝の剪定は、小枝も含めて思っている以上に切り詰めることが、この剪定作業のポイントです。剪定が終わったウメモドキの素材は混んでいる枝などを切り詰めたので、双幹と主だった枝だけのすっきりとした樹形になります。
「針金掛け」は、剪定が終わった後に行います。針金掛けは、一の枝と呼ばれる枝から順にかけて行きます。この針金掛け作業を行う目的は、双幹の樹形に剪定したウメモドキの枝や幹に針金を掛けて自然の美しい表情を引き出すためです。また、針金掛けをしないと無表情で堅い感じがある樹形になってしまいます。
針金掛け作業では、枝が横に流れていくようにイメージしながら針金掛けをすると、ウメモドキの枝が自然の美しい流れのある樹形に仕上がります。
針金掛けが終わったら、最後の植替え作業を行います。ウメモドキの素材を剪定したり針金掛けをしたりして美しい双幹の樹形に仕上げても植えられている盆栽鉢が樹形と調和していなければ、これらの作業が無駄になってしまいます。ウメモドキの素材にもよりますが、一般的に双幹の樹形に仕立てた盆樹は、優しい感じのある楕円形の丸みのある薄型鉢との鉢合わせが調和しやすいです。
植え替えの仕方は、最初に根鉢の半分位崩していきます。新しい鉢に用土を足して、竹ばしなどを使って根の間に用土を詰めて行きます。最後に化粧土を表土の表面に敷いて完成です。
剪定、針金かけ、そして植え替え作業が終わったウメモドキは、自然の美しさや風情が溢れた双幹のウメモドキの盆栽に仕上がります。
双幹の樹形に仕上がったウメモドキの盆栽は、出来るだけ朝から夕方まで日光が当たる場所に置いて管理をします。また、1月から2月頃は地域によっては霜が降ることがあるので、夜は霜が当たらない場所に置いて管理をします。
水やりは、他の盆栽と同じように晴れた日は1日1回、曇っている日は2日に1回位で大丈夫です。また、双幹の樹形に仕立てたばかりのウメモドキの盆栽は、この時期に肥料を与えることは控えます。
双幹づくりをするウメモドキの素材は、三幹などになっている樹形のウメモドキが初心者には仕立てやすいです。また、三幹以上あるウメモドキの樹形は、下の枝を切り取って双幹に仕立てると、ウメモドキの美しさが引き立つ樹形になり、樹姿に優しさが感じられる盆栽に仕立て上がります。
最初に正面の位置を決めます。その次に、樹形全体の枝の流れを見ながら作りたい双幹の樹形をイメージします。
「剪定」は、不要な枝を切り詰めて双幹にしていきます。剪定の際は又切りバサミを使い2度切りをして、下にある不要な枝を切り、双幹にします。枝を切った切り口には、その部分が枯れたりしないように必ず癒合剤を塗ります。
幹を双幹にした後は、樹形の「芯」となる枝を決めます。「芯」となる枝の決める方は、盆栽初心者にとっては迷ってしまう作業です。芯となる枝を決める際、長い枝を元から切り詰めて短い枝を新しい芯の枝として立て替えると、作業がしやすいです。また、芯の決める際、色々な角度からウメモドキの素材を観察すると、芯となる枝が見つけやすいです。
芯となる枝が決まったら、樹形全体を見渡して混み合っている枝や徒長枝、そして樹形を乱している長い枝などは切り詰めます。その際、不要な枝は全て切り取ります。この作業は、細かい枝に対応した枝切バサミをつかって作業をします。枝の剪定は、小枝も含めて思っている以上に切り詰めることが、この剪定作業のポイントです。剪定が終わったウメモドキの素材は混んでいる枝などを切り詰めたので、双幹と主だった枝だけのすっきりとした樹形になります。
「針金掛け」は、剪定が終わった後に行います。針金掛けは、一の枝と呼ばれる枝から順にかけて行きます。この針金掛け作業を行う目的は、双幹の樹形に剪定したウメモドキの枝や幹に針金を掛けて自然の美しい表情を引き出すためです。また、針金掛けをしないと無表情で堅い感じがある樹形になってしまいます。
針金掛け作業では、枝が横に流れていくようにイメージしながら針金掛けをすると、ウメモドキの枝が自然の美しい流れのある樹形に仕上がります。
針金掛けが終わったら、最後の植替え作業を行います。ウメモドキの素材を剪定したり針金掛けをしたりして美しい双幹の樹形に仕上げても植えられている盆栽鉢が樹形と調和していなければ、これらの作業が無駄になってしまいます。ウメモドキの素材にもよりますが、一般的に双幹の樹形に仕立てた盆樹は、優しい感じのある楕円形の丸みのある薄型鉢との鉢合わせが調和しやすいです。
植え替えの仕方は、最初に根鉢の半分位崩していきます。新しい鉢に用土を足して、竹ばしなどを使って根の間に用土を詰めて行きます。最後に化粧土を表土の表面に敷いて完成です。
剪定、針金かけ、そして植え替え作業が終わったウメモドキは、自然の美しさや風情が溢れた双幹のウメモドキの盆栽に仕上がります。
双幹の樹形に仕上がったウメモドキの盆栽は、出来るだけ朝から夕方まで日光が当たる場所に置いて管理をします。また、1月から2月頃は地域によっては霜が降ることがあるので、夜は霜が当たらない場所に置いて管理をします。
水やりは、他の盆栽と同じように晴れた日は1日1回、曇っている日は2日に1回位で大丈夫です。また、双幹の樹形に仕立てたばかりのウメモドキの盆栽は、この時期に肥料を与えることは控えます。
双幹の樹形づくりをおすすめする理由
ウメモドキの双幹づくりをおすすめする理由は、この樹形がウメモドキの自然の美しさを最も引き立たせてくれることです。また、双幹は「縁起」が良い樹形と言われていることです。
ウメモドキは冬になると小さな赤い実が枝先に実り、とても美しいです。また、ウメモドキは、新芽が出てから新緑になり、花が咲き、赤い実がなり、やがて枝だけの枝姿に移り変わって行きます。このようにウメモドキは四季折々に変化して、美しい樹姿を楽しませてくれる実物盆栽です。そのため実物盆栽のウメモドキの樹木を双幹の樹形に仕立てるメリットは、落葉後の季節に赤い実が最も映えることです。また、三幹以上になっているウメモドキの盆栽は、剪定してもまとまりが悪いので双幹に仕立てると、美しさが引き立つことです。
一般的に双幹の樹形は、樹木の根元の部分から幹が2つに分かれて立ち上がっています。美しい双幹の樹形は、幹の分岐点が根元ぎわに最も近いものが良いです。この幹の分岐点の位置が高いと、まとまりがなく、どこか間の抜けた双幹の樹形になってしまいます。
ウメモドキを美しい双幹の樹形に仕立てるためには、2本の幹のうち一本が太くて高い「主」となる幹です。もう一本の幹は対照的に細くて低くい「従」となる幹です。この対照的な2つの幹の太さと高さのバランスが、樹形全体の樹姿と調和していることがポイントです。
また、双幹の樹形は、数ある盆栽の樹形のなかでも「縁起の良い」樹形として人気があります。「双幹」の樹形は主となる幹と従となる幹があるので、「相生」、「双樹」、あるいは「夫婦OO」(OOは盆栽の樹種名:例えば夫婦松)とも呼ばれているところが背景にあります。そのため双幹は縁起の良い樹形として昔から親しまれている樹形なので、ウメモドキの樹木にもおすすめの樹形です。
ウメモドキは冬になると小さな赤い実が枝先に実り、とても美しいです。また、ウメモドキは、新芽が出てから新緑になり、花が咲き、赤い実がなり、やがて枝だけの枝姿に移り変わって行きます。このようにウメモドキは四季折々に変化して、美しい樹姿を楽しませてくれる実物盆栽です。そのため実物盆栽のウメモドキの樹木を双幹の樹形に仕立てるメリットは、落葉後の季節に赤い実が最も映えることです。また、三幹以上になっているウメモドキの盆栽は、剪定してもまとまりが悪いので双幹に仕立てると、美しさが引き立つことです。
一般的に双幹の樹形は、樹木の根元の部分から幹が2つに分かれて立ち上がっています。美しい双幹の樹形は、幹の分岐点が根元ぎわに最も近いものが良いです。この幹の分岐点の位置が高いと、まとまりがなく、どこか間の抜けた双幹の樹形になってしまいます。
ウメモドキを美しい双幹の樹形に仕立てるためには、2本の幹のうち一本が太くて高い「主」となる幹です。もう一本の幹は対照的に細くて低くい「従」となる幹です。この対照的な2つの幹の太さと高さのバランスが、樹形全体の樹姿と調和していることがポイントです。
また、双幹の樹形は、数ある盆栽の樹形のなかでも「縁起の良い」樹形として人気があります。「双幹」の樹形は主となる幹と従となる幹があるので、「相生」、「双樹」、あるいは「夫婦OO」(OOは盆栽の樹種名:例えば夫婦松)とも呼ばれているところが背景にあります。そのため双幹は縁起の良い樹形として昔から親しまれている樹形なので、ウメモドキの樹木にもおすすめの樹形です。
ウメモドキの樹種の特徴
ウメモドキは、春の新芽、初夏の開花と新緑、秋の赤い実生り、そして落葉後は枝と実だけになるので、四季折々に変化しながら美しい樹姿を楽しませてくれる実物盆栽ですが、葉の形や枝ぶりが似ているモチノキと間違いやすいです。
ウメモドキは5月から6月にかけて葉の付け根の部分にまとまって4ミリ位の大きさの淡紫色の花を咲かせます。この花は大きくないのであまり目立たないですが、初夏の訪れを感じさせてくれます。また、この頃のウメモドキの葉は、8センチ前後位に楕円形に長く生長し、葉の縁にはなだらかなギザギザがあり、短い毛も生えだしています。
ウメモドキの実は9月頃になると赤く熟し始めるので、落葉後の冬まで観賞することができます。同じ実が付いているウメモドキでも葉が付いている時と落葉後では、それぞれ趣や風情も異なります。しかしながら、実が熟し始めたら野鳥に注意をしないと食べられてしまうので、ネットを使った野鳥の予防対策が必要になってきます。
ウメモドキの双幹づくりの仕立て方は、盆栽初心者でも仕立てやすい樹形なので、日頃からこの樹形に仕立てやすい素材を見つけてチャレンジしてみませんか。
ウメモドキは5月から6月にかけて葉の付け根の部分にまとまって4ミリ位の大きさの淡紫色の花を咲かせます。この花は大きくないのであまり目立たないですが、初夏の訪れを感じさせてくれます。また、この頃のウメモドキの葉は、8センチ前後位に楕円形に長く生長し、葉の縁にはなだらかなギザギザがあり、短い毛も生えだしています。
ウメモドキの実は9月頃になると赤く熟し始めるので、落葉後の冬まで観賞することができます。同じ実が付いているウメモドキでも葉が付いている時と落葉後では、それぞれ趣や風情も異なります。しかしながら、実が熟し始めたら野鳥に注意をしないと食べられてしまうので、ネットを使った野鳥の予防対策が必要になってきます。
ウメモドキの双幹づくりの仕立て方は、盆栽初心者でも仕立てやすい樹形なので、日頃からこの樹形に仕立てやすい素材を見つけてチャレンジしてみませんか。