やっぱりおいしい！本場鹿児島県で食べる名産「さつま揚げ」

普段の食卓でも見かけることが多い「さつま揚げ」は、その名の通り、鹿児島にゆかりのある郷土料理です。
そのはじまりは、江戸時代末期まで遡ると言われています。琉球地方で食べられていた「チキアーギ」という、魚のすり身と具材を混ぜて揚げたものが、鹿児島に伝わったという説があります。「つきあげ」の名で親しまれている鹿児島のさつま揚げは、元々、琉球のチキアーギに由来するとも言われています。

現在、鹿児島で食べられているさつま揚げは、イワシやカツオ、タラやタイなどの多彩な白身魚を使い、ごぼうやれんこんなどの野菜や、イカやタコなどの魚介を具に加えるなど、バリエーションが豊富。鹿児島では、本場ならではのユニークなさつま揚げを、見かけることもあるはずです。

味や形なども多彩で、質の高いヘルシーなものがそろった鹿児島のさつま揚げ。次に、さつま揚げをおいしく食べる方法を見ていきましょう。

おいしくてヘルシーな鹿児島のさつま揚げを、どんなふうに食べれば、おいしくいただけるのでしょうか。

鹿児島のさつま揚げには、具材の味を活かしたものが数多くあります。おでんや煮物など定番の食べ方にはもちろん、調理を加えずに、生でいただくのもひとつの方法です。さまざまな味付けと相性がよく、わさび醤油をはじめ、辛味や醤油を加えたマヨネーズ、酢しょうゆなどをつけていただくのもよいでしょう。大根おろしやしょうがを添えると、一層おいしく召し上がっていただけます。軽く焼き目をつけて、香ばしさも楽しんでみませんか。

ご飯のおかずにはもちろん、酒の肴としてもぜひお召し上がりください。

「月揚庵」は、鹿児島県産の素材を用いたさつま揚げで知られるお店です。
2012年にオープンした天文館店は、和を基調としながらも、モダンでスタイリッシュな造り。「世界のインテリアデザイントップ51」にも選ばれています。

イトヨリダイやスケソウダラなどを原料に、鹿児島産の焼酎や黒砂糖を使って味付けを施したさつま揚げは、素材の食感や風味が活きた、奥深い味わい。歯ごたえの良い食感が楽しめる「れんこん揚」や、ニンジンの風味が活きた「人参揚」のほか、かまぼこのような風合いの「しそ棒天」などは、特におすすめの品々です。

形状もさまざまで、もっちりとした味わいのさつま揚げがそろっています。具材の食感や風味と共に、どうぞご堪能ください。

店内には、イートインスペースも用意されています。さつま揚げと共に、お茶を飲みながら一服していくのは、いかがでしょうか。

お茶請けにはもちろん、お酒のつまみにもぴったりのさつま揚げ。単品のほか、セット商品も豊富にそろっています。鹿児島名物の芋焼酎と共に、お土産品の中に加えてみませんか。

月揚庵　天文館店
【所在地】
鹿児島県鹿児島市千日町15-4
【営業時間】
9:00～20:00
【アクセス】
鹿児島市電いづろ通停留場から徒歩約3分

JR鹿児島中央駅に本店がある「玖子貴」。東京や博多にも支店を構えています。
素材の味を活かし、季節感を感じさせるユニークな商品作りで、人気のお店です。農林水産大臣賞も受賞した「明太小丸」は、明太子とチーズを組み合わせたさつま揚げ。
その他にも安納紅（あんのうべに）やイカゲソを使ったさつま揚げなど、オリジナリティに富んだ品々が、そろっています。

メディアでも話題になった「焼きもろこし」のさつま揚げは、特におすすめの品。トウモロコシが贅沢に使われたさつま揚げは、口に入れると、プリッとしたクリーミーな食感が楽しめます。
何度でも食べたくなる極上の味わいです。

季節限定で販売されている「半熟卵天」も、人気の高い品のひとつ。れんこんを土台にした半熟卵を、薄いすり身で包んでおり、丸みを帯びた形状をしています。表面にほんのりと焦げ目がついた、見た目にもおいしそうなさつま揚げです。
真ん中から割ると、中からはとろりとした黄身が顔を出し、なんとも食欲をそそります。れんこんと卵、さつま揚げという、それぞれに異なった食感を一度に楽しめます。

セット商品もありますので、お土産や贈答品にもいかがでしょうか。

【所在地】
鹿児島本店
【営業時間】
8:00?21:00
【アクセス情報】
JR鹿児島中央駅「えきマチ1丁目鹿児島」内

さつま揚げには、シンプルな素材と製法で作られているからこそ伝わってくる、素材の食感や、おいしさがあります。
鹿児島で本場のさつま揚げを食べると、普段何気なく食べているさつま揚げの奥深さを感じることができるはずです。
お土産や贈答品にはもちろん、お気に入りのさつま揚げを見つけて、鹿児島でのお食事を満喫してくださいね。