飼うのは難しい?シェパードの子犬を飼うにはちゃんとしたしつけがポイント

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素人にはしつけが難しい?シェパードの性格・特徴とは

勇敢で軍用犬として改良された犬と言えばシェパード。
運動能力も高く、とても賢い性格で警察犬や災害救助犬、盲導犬、爆発物探知犬、麻薬探知犬としても大活躍中の世界的にも有名な犬種です。
しっかりとたくましい筋肉質の身体付きをしており、跳躍力と瞬発力も秀でています。
体高は65?程。体重は30〜40キロ程。
シェパードは見た目も、賢さも大型犬好きにはたまらない魅力的な存在なのです。

性格は冷静であり勇敢であり聡明ですが、育て方や育つ環境がとても重要。
子犬の時に飼い主がリーダーシップを取り、きちんとしつけをすれば従順に育ち、飼い主に常に忠誠であり、命令にはとことん従います。
番犬として家をしっかりと守ってくれますが、飼い主がしっかりとしたしつけ方を知らずあいまいなしつけ方に育てるとシェパードが飼い主を主人と認めず、自分が偉くなってしまうため、いう事を聞かなくなり、身体も大きいので手に負えない存在となってしまう危険性があります。
シェパードの子犬に一目ぼれし、飼いたいと思っても、安易に飼い始めるのは禁物。
初めてシェパードを飼おうと思っている方の家庭に小さな子供や身体の不自由なお年寄りがいる場合は不向きと言えます。
カッコよさだけでは飼えない、飼うにはそれ相当の覚悟が必要な犬種それがシェパードなのです。

今回はシェパードの子犬を飼う事についてもう少し踏み込んでお話ししましょう。

しつけを間違えると危害を加える可能性がある

シェパードは子犬の内は可愛くて小型犬・中型犬と比較してもあまり差がありません。
そのためこれだけ可愛いなら初めて飼っても何とか大丈夫だろう、育てられるだろうと思われる方も多いと思いますが、可愛いて小さい時期はごくわずか。
あっという間に身体は大きく成長します。
子犬のうちに成犬になっても安心して飼える環境の準備を整え、シェパードのしつけ方、飼い方を勉強し、少しでも早くからしつけを行わないと指示に従わない攻撃的な犬となってしまいます。

シェパードは自分が優位に立つと自分の強さを見せたく、誇示する場合があります。
そのため場合によっては他人だけでなく家族にも噛みついたり、攻撃的になる場合があります。
ちゃんとしつける自信が無い、でもどうしてもシェパードの子犬が欲しいという場合はドッグトレーナーや訓練士にしつけをお願いするのが良いでしょう。

散歩だけでも大変

40キロ程に大きくなる大型犬はと様々な事でコントロールが難しくなります。
まずは室内、室外のどちらで飼ってもゲージの置き場所確保も大変。
飼う地域によっては大型犬を飼う際には大型犬を飼っていることがわかるようにラベルを張らなければならないところもあります。
ブラッシングだけでも時間がかかりますし、手の爪や目・耳などのお手入れをする際にも嫌がらないように、触れられても怖がらないように子犬の内からスキンシップをし、スムーズにお手入れが出来るようにしておかないとお手入れのたびにてこずることになります。

散歩を行う際にはかなりの運動量が必要です。
シェパードは持久力も体力があり、運動が大好き。
運動量が少ないとシェパードはストレスが溜まり、問題行動を行う可能性があります。
身体が大きいため、散歩するだけでもコントロールが大変です。
犬を優位にさせてしまうと飼い主が引っ張られてしまう可能性もあり、何かがきっかけで凶暴化すると手に負えなくなる場合もあります。
散歩は1日30分〜1時間ほどを2回行うのが理想的。
広いところでボール遊びなどをしてあげるのも良い運動になります。
小型犬のように、室内だけで遊ばせても満足な運動量になるのであれば楽ですが、大型犬ではそうはいきません。
運動好きで一緒に体力づくりを目指すくらいの心構えが必要です。

最後に

本気でシェパードの子犬が飼いたいというのであれば、まずはしつけの仕方や日常生活の飼い方について飼う前に徹底的に勉強しましょう。
成犬になってからの事を考えて準備万端にしておくことが大切です。
しつけは子犬の内からスキンシップを大切にしながらしっかりと行うこと。
人に危害を与えることになり、近所に迷惑をかけることになったら大変です。
失敗が許されないこと、動物を飼うという事は途中で投げ出すことが出来ないことも頭に入れておく必要があります。
もしもの時を考え、警察犬訓練所、ドッグトレーナーやしつけ教室を調べておきましょう。
しかしプロのドッグトレーナーやしつけ教室などでしつけをしてもらうためには相当の費用が必要となります。
大型犬を飼う事はエサ代だけでなく、注射や病気になった時の病院代なども大きな費用が掛かります。金銭面で余裕が無いと大型犬を飼う事は出来ません。
しつけの面、毎日のお世話や散歩、費用の面、すべて責任をもってできる自信がある場合は、シェパードの子犬を立派に育てられることが出来ると思います。
少しでも不安がある場合は、安易にシェパードの子犬を受け入れず、飼うのを検討し直したほうが良いでしょう。
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