雑草さえアートにする“背景ボケ”の作り方
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インスタ映えが叫ばれる昨今、どこにでも被写体というものは転がっています。ネット上で切磋琢磨される中で、写真の質も上がっており、より上等なテクニックが必要となってきました。
そのテクニックの一つが「ボケ」、つまり背景をぼかすことが今回のテーマとなります。背景をボケさせるだけで、何だってアートになるのです。
カメラの学校講師、Yuricamera氏と生徒の石川氏による写真の撮影講座が始まりました。カメラに興味がない、とスマホ撮影派だった石川氏ですが、このほど本格的にカメラを購入。
まずは動かない被写体として、Yuricamera氏に動かない被写体として花を勧められます。
そのテクニックの一つが「ボケ」、つまり背景をぼかすことが今回のテーマとなります。背景をボケさせるだけで、何だってアートになるのです。
カメラの学校講師、Yuricamera氏と生徒の石川氏による写真の撮影講座が始まりました。カメラに興味がない、とスマホ撮影派だった石川氏ですが、このほど本格的にカメラを購入。
まずは動かない被写体として、Yuricamera氏に動かない被写体として花を勧められます。
そして撮られたのがこちら、ヤブランの花(石川氏曰く「雑草」)です。Yuricamera氏は、「この写真だと主役が散漫で分かりにくい」と評しました。
そこで、ボケのテクニックが使われます。
主役が決まったら、背景はぼかすのです。上の写真は全体にピントが合ってしまったので、何を写したいのかが分からなくなりました。被写体の魅力を殺すのはもったいないことなので、主役を葉蘭の花と定め、Yuricamera氏がお手本を撮影します。
主役が決まったら、背景はぼかすのです。上の写真は全体にピントが合ってしまったので、何を写したいのかが分からなくなりました。被写体の魅力を殺すのはもったいないことなので、主役を葉蘭の花と定め、Yuricamera氏がお手本を撮影します。
ここで重要なのが、レンズの絞りです。F値と呼ばれる値を小さくすることで、背景をぼかすことができます。可能な限り限界まで寄って、ピントを合わせましょう。
だいぶいい写真が撮れました。同じ被写体を同じ角度で撮っても、背景をぼかすかぼかさないかでは随分と雰囲気が変わります。
左が絞り1.6、右が8です。自分の好みのイメージで数値を決めてください。
Yuricamera氏はさらに、「前ボケ」なるテクニックを披露しました。これは主役となる被写体の前に物を置き、前部分をボケさせるというものです。
石川氏を始め、初心者からすると不可能に思われがちですが、可能だとYuricamera氏は断言しました。
重い印象の物より、軽い印象の物を入れてあげるとよい、とも言います。F値を低くし、ヤブレンにピントを合わせて撮っていきましょう。
Yuricamera氏はさらに、「前ボケ」なるテクニックを披露しました。これは主役となる被写体の前に物を置き、前部分をボケさせるというものです。
石川氏を始め、初心者からすると不可能に思われがちですが、可能だとYuricamera氏は断言しました。
重い印象の物より、軽い印象の物を入れてあげるとよい、とも言います。F値を低くし、ヤブレンにピントを合わせて撮っていきましょう。
前の葉のボケ具合が何とも言えない味わいを産んでいます。背景も少しぼやけており、ちゃんと主役が分かる写真になりましたね。
F値をいじることで、いくらでもどうとでも写真の出来、味わいが変化するのは先ほども述べた通りです。
何をどう撮りたいか。まずはそこから吟味をし、後は数をこなしましょう。前ボケも背景ボケも、一通りやってみれば、素敵な写真を撮ることも可能です。
何にしても初めのうちは「どうすればよいか」と計算せず、まずは撮影を楽しんでみてください。
F値をいじることで、いくらでもどうとでも写真の出来、味わいが変化するのは先ほども述べた通りです。
何をどう撮りたいか。まずはそこから吟味をし、後は数をこなしましょう。前ボケも背景ボケも、一通りやってみれば、素敵な写真を撮ることも可能です。
何にしても初めのうちは「どうすればよいか」と計算せず、まずは撮影を楽しんでみてください。