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ヤナギ

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植物名: ヤナギ

学名: Salix
英名: Willow
和名: 枝垂柳(シダレヤナギ)
科名: ヤナギ科
属名: ヤナギ属
原産地: 中国

ヤナギの特徴

ヤナギの種類はとても多く、北半球を中心に350種ほどが存在します。
落葉性の木本で春に新緑の葉がきれいなのが人気です。
高木から低木と様々なヤナギは、「柳」と「楊」の字で書かれます。「柳」は枝が垂れ下がるシダレヤナギやウンリュウヤナギなどのことを意味し、「楊」は、枝が立ち上がる種類、ネコヤナギやイヌコリヤナギなどを指します。日本ではヤナギと言えば、主にシダレヤナギのことをいうことが多いでしょう。
街路樹として日本では植えられていることが多く、シダレヤナギはよく水辺に植えられます。
枝がしだれ、風によくそよぐために、幽霊が出るなどと言われることもあります。
大きく育つこともあり、あまり庭木には植えらないことも多いですが、生命力があり、育てやすい木です。

ヤナギの詳細情報

園芸分類
雑木

草丈・樹高
10m〜20m以上のシダレヤナギ他、地を這う低木もあり

耐寒性
強い

耐暑性
強い

耐陰性
あり

花色
花弁はなく、銀白色の綿毛に包まれている

開花時期
3月〜4月

ヤナギの育て方カレンダー

時期
11月〜4月に植え付け、春になると美しい新緑が魅力です。落葉し、毎年大きく成長していきます。小さいうちは鉢植えでも育てることが可能です。

植え付け
11〜4月に苗を植え付け。

剪定
11月〜4月に剪定、鉢植えでは6月にも軽く剪定します。

肥料
鉢植えでは4月と6月上旬に追肥します。地植えでは不要です。

開花
3月〜4月に主に花を咲かせます。種類によっては5月に咲くものもあります。

ヤナギの栽培環境

日当たり・置き場所
日当たりがいい湿りけのある土に植えるのがおすすめです。暑さ、寒さには強くあまり気にしなくても大丈夫です。

用土
水持ちのいい粘土質の土に植えます。

ヤナギの育て方のポイント

水やり
乾燥を嫌いますので、鉢植えでは水切れに注意しましょう。土が乾いてきたらたっぷりと水遣りをします。地植えの場合は、根がしっかり張るまで水遣りをし、その後はしなくても大丈夫です。

肥料
鉢植えの場合には、花後の4月と6月上旬に窒素分の多い緩効性化成肥料をやるといいでしょう。地植えの場合は必要ありません。

病害虫
ほとんど心配いりません。

ヤナギの詳しい育て方

選び方
シダレヤナギは、苗を購入する際に既に枝がきれいに下がっている樹形の美しいものを選びましょう。

植え付け
種から育てるには時間がかかるため、苗を11月〜4月に植え付けるのがおすすめです。根が広がり、高さも大きく育ちますので、地植えの場合は最初からスペースを取って植え付けます。

間引き
種から育てた場合は、本葉が育ってきたら混み合った苗を間引きします。

剪定・切り戻し
落葉期の11〜4月の間に、花芽が出る前に剪定し、樹形を整えます。切りすぎても生命力が強く平気です。よく育ちますので、鉢植えでは、6月にも軽く剪定をして樹形をきれいにするのがおすすめです。

植え替え・鉢替え
鉢植えの場合は11月〜4月に一回り大きな鉢に植え替えます。大きくなってきたら庭植えする必要も出てきます。


花弁がありませんので、周りの綿毛に包まれたものを見ることができます。

冬越し
配ありません。

増やし方
春や梅雨に挿し木で増やすと、ヤナギはよく根を張る木ですので、増やしやすいでしょう。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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