ガーデニング

タイムの育て方

関連キーワード

学名: Thymus
英名: Thyme、Common thyme、Garden thyme
和名: タチジャコウソウ、イブキジャコウソウなど
科名: シソ科
属名: イブキジャコウソウ属
原産地: 主に地中海沿岸、1種のみ日本

タイムの特徴

タイムは、丈が小さくて可愛らしい植物ですが、草本ではなく木です。
園芸品種も多く作られ、代表的なものは、「コモンタイム」で、古代ローマ・ギリシャ時代からハーブとして使われていました。
殺菌防腐効果もあると言われ、現在では、西洋料理の肉や魚などの匂い消しなどによく使われています。ハーブティとしても利用されます。

小さな葉が沢山付き、常緑で美しく葉を観賞したり、花も可愛らしいので、寄せ植えやグランドカバーにも活用されています。「コモンタイム」は立ち性ですが、這い性の「イブキジャコウソウ」もあって、様々な種類があります。
香りもいろいろありますので、選ぶといいでしょう。高温多湿にだけ気を付けて育てるのがコツです。

タイムの詳細情報

園芸分類
庭木、花木、ハーブ

草丈・樹高
5〜30cm

耐寒性
強い(種類によっては中程度もあり)

耐暑性
強い

耐陰性
多少の日陰でも大丈夫です。

花色
淡紫、白、赤、ピンク

開花時期
4月〜6月

タイムの育て方カレンダー

時期
春または秋に植え、その後肥料をやると良く成長します。葉は常緑で、4月〜6月に小さな花が咲きます。

植え付け
3月〜6月または、9月〜11月に植え付けます。

剪定
夏前にやるとおすすめです。

肥料
4月〜5月と10月〜11月に置き肥または液肥を行います。

開花
4月〜6月に咲きますが、品種によっては10月まで咲きます。

タイムの栽培環境

日当たり・置き場所
日当たりが良く風通しのいい場所がおすすめです。地中海沿岸が原産地ですので、少し乾燥した気候が適しています。

用土
過湿を嫌いますので、水はけのいい土がおすすめです。やせた土地でも大丈夫で、水分管理だけ気を付けましょう。雨にさらされるような場所ならば鹿沼土や山野草用の土もおすすめです。

タイムの育て方のポイント

水やり
過湿を避け、しっかり土が乾いてから水を遣ります。庭植えでは必要ありません。

肥料
鉢植えでは、春と秋の2回成長期に肥料を行います。置き肥をするか、月数回の液肥をします。肥料をやることで、花付きが良くなり、ハーブで収穫する際もおすすめです。

病害虫
高温多湿を避ければ、病害虫もあまり心配いらないでしょう。

タイムの詳しい育て方

選び方
ポット苗が販売されています。タイムは種類が沢山ありますので、ハーブとして楽しむのか、葉の美しいものや花の美しいものを選ぶかで、決めましょう。

植え付け
真夏や真冬だけ避けて植えます。グランドカバーなどにもよく植えられています。

剪定・切り戻し
夏前に枝を半分から1/3程度まで切り戻すと夏に蒸れずにすみます。

植え替え・鉢替え
春か秋が植え替えにいい時期です。根詰まりしてきたり、土が古くなったりすると生育が悪くなりますので植え替えます。多少根が切れても強いので、茎を植えるとそこからも発根します。


花がらを取って高温多湿にならないようにしましょう。

収穫
株の高さが10cm程度になったら収穫できます。若い枝を収穫します。

冬越し
寒さには強く、冬は雪が降っても大丈夫です。

増やし方
真夏と真冬以外は挿し木や株分けで増やすことができます。種でも増やせますが、ハーブとしていい品種のものを収穫するには挿し木や株分けで増やすのがおすすめです。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

植物を探す

花の名前
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ