ハイビスカスの育て方

ハイビスカスは、熱帯の花として鮮やかな赤、黄色、白、ピンク、オレンジ色などというカラフルな花が魅力です。大きな花を咲かせ、次々と花が長く咲きます。
本来大きく育つハイビスカスですが、売られているものはあまり大きく育たないように手が加えられています。自生しているものは、2〜3ｍに大きく育ちます。
園芸品種は、ハワイアン系(ニュータイプ)、在来系（オールドタイプ）、コーラル系に分けられます。コーラル系は、暑さには強いのですが、寒さには強くないのが特徴。
最も多いハワイアン系はあまり暑さに強くなく、30℃以上になるとあまり花が咲かなくなってしまいますので、気を付けましょう。

園芸分類
熱帯植物

草丈・樹高
0.5〜2m

耐寒性
弱い

耐暑性
コーラル系は強く、在来系は普通、ハワイアン系はやや弱い

耐陰性
半日陰でも大丈夫

花色
赤、ピンク、 白、オレンジ、黄、青、紫、茶、複色

開花時期
5月〜10月

時期
5月〜6月に植え付けます。肥料を長くやることで、5月〜10月と長く咲き続けます。

植え付け
5月〜6月に植え付けます。

剪定
4月または10月に軽く剪定します。

肥料
5月〜9月、鉢植えの場合は10月まで行います。

開花
5月〜10月に花が咲きます。

日当たり・置き場所
日光を好みます。真夏の場合やハワイアン系は半日陰がおすすめです。霜が降りない暖かい地域では、地植えも可能です。

用土
水はけのいい土を好みます。腐葉土などの有機質を混ぜた土を準備して植えます。

水やり
開花期間は、たっぷり水をやり、水が切れないようにします。冬は控えます。

肥料
庭植えでも5月〜9月まで、鉢植えの場合は10月まで、成長期に追肥します。化成肥料などを施し、真夏は、薄めの液肥をやってもいいでしょう。

病害虫
病気はあまり心配がいりませんが、害虫はアブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシに気を付け、早く防除します。

選び方
苗を選ぶ場合は、葉の色が濃くきれいで、葉数や枝数が多いものを選びましょう。最初からつぼみが多く付いている苗もおすすめです。

植え付け
鉢植えの場合は、最初は小さめの鉢に植えてあるため、大き目の鉢に植え付けると水遣りの管理がしやすくなります。

剪定・切り戻し
4月か10月に行います。伸びすぎた枝だけ剪定します。あまり強く剪定すると花が咲かなくなります。

植え替え・鉢替え
2年以内に5月〜6月の春に植え替えるようにし、立ち枯れを防ぎます。

花
花が咲き終わると、花弁が閉じて自然に落ちます。ガクが残りますので、ハサミで付け根から切り取るようにしましょう。

冬越し
鉢植えは、日が当たる暖かい室内がおすすめです。霜が降りなければ戸外でも大丈夫です。

増やし方
挿し木と接ぎ木で増やすことができます。挿し木は、在来系とハワイアン系は4月中旬〜6月に行い、夏に強いコーラル系は5月〜9月に行います。接ぎ木は、在来系に接ぎ木をするのがおすすめです。

監修：トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。