編み物

レース針とは【chrochet steel hook】

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主にレース糸などの細い糸を編むときに使われる針のことです。編み図の読み方はかぎ編みと一緒ですが、針が細くより細かいモチーフに仕上がります。かぎ針に比べて、針全体が細いのが特徴です。針先は糸を引き抜きやすいように鉤型の形状をしています。細い形状から、主にドイリーやレースなどの透かし模様などの繊細なアイテムを編むのに適しています。 レース針は 鉄(=steel)で作られているため、欧米では「chrochet steel hook」として分類されることが多いです。

レース針とかぎ針の違い

参考:クロバー社 ペンーE

レース針とかぎ針の違いは『針の太さ』です。かぎ針は2.0?以上、レース針は1.75?以下で区別されています。
かぎ針は毛糸などの太い糸を編むため、かぎ針自体が太く、プラスチックやガラス、竹など材質が豊富です。
一方、レース針は細い糸を編み込むため、なるべく細い針のサイズになります。
それなりの強度が必要となるためほとんどが鉄でできています。

レース針のサイズ

基本的に号数は0号(1.75mm)から14号(0.50mm)まであり、号数とは反比例にサイズは小さくなっていきます。ブランドによっては更に細い25号(0.35mm)まであります。こちらはかなり細く上級者向けです。

レース針のサイズは各国でも違いがありますので、国外で作られているレース針を使うときには注意が必要です。
日本のレース針のサイズを基準に、欧米のサイズも併せてご参考ください。

レース針と適切なレース糸

参考元:クロバー社・チューリップ社HPより

レース編みにはレース糸を使用します。レース針と同様、番数が上がっていくにつれて糸は細くなっていきます。
同じレース糸とレース針を使用しても、編み手によって糸の締め具合や編み方の癖が違うので仕上がりが変わってきます。
特に細かいレース編みは個人差がでますので、自分の編み方にあったレース糸とレース針を把握することが大事です。

参考に、使用するレース針のサイズとレース糸の番号を示します。

レース糸#18・・・0〜4号
レース糸#30・・・4〜6号
レース糸#40・・・6〜8号
レース糸#60・・・8〜10号
レース糸#70・#80・・・10〜12号

レース針の選び方

コスト重視で選ぶのであれば、100円均一でも手軽に購入できます。
また、金属のみで作られているシンプルなものであれは、1本2〜300円でも販売されています。
こちらはとても細いので、長時間の作業では手のひらの筋肉がすぐに疲れてしまいますが、お試しで始めてみたい、小さなモチーフだけを編む方には充分でしょう。
本格的にレース編みをしたい方にはセット売りしている針を購入しましょう。
メーカーによっては高価なレース針もありますが、疲れにくいように設計されていますので使い心地は抜群です。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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