編み物

目数リング・段数マーカー(stitch markers)

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参考:クロバー社 目数リング/段数マーカー

リング状のもので、棒針に通して、目と目の間に挟んで使います。
模様を入れるポイントや、目数の目印として使われます。平たいので、目を不用意に広げてしまうこともなく、デザインに影響することはありません。

目数リングと同様によく聞くのが段数マーカーです。
段数マーカーは、使用目的は同じですが、更に、輪になっている部分が開いていて糸目にかけて使うことができます。
糸にひっかけて使うので、編み終わった段に目印を付ける事が出来、さらに目数リングのように編み針に通して使うこともできます。

欧米では目数リングと段数メーカーの明確な違いはなく、2種類をまとめて【stitch markers】と分類されています。
日本では段数マーカーのことをそのように表現しているメーカーもあります。
どちらも目数を数えるときや編み目が変わるときの目印としてしまうものを【stitch markers】と覚えておきましょう。

目数リングの種類

参考:COCOKNITS COLORED OPEN STITCH MARKERS
【サイズ】
針にくぐらせて使うので、編み針に合わせてサイズが展開されています。
Sサイズ・Mサイズ・Lサイズとして大体の大きさを区切っています。編み針の0号〜ジャンボサイズにそれぞれ対応できますが、それぞれのメーカーによってサイズの区切り方が違います。パッケージには必ずどの針の太さに対応したものか明記してありますので、必ず確認しましょう。

【材質】
プラスチック製が一般的です。各メーカーからもカラフルなものが販売されています。
軽いので、たくさんつけても重さはほとんど変わりません。小さい物なので、指で簡単に拾えるように形状を工夫して作られています。
プラスチック製なので色々な形に改良できることも大きな特徴です。

鉄製の輪にビーズを通している目数リングなど、プラスチック製品以外の目数リングも増えてきました。
ただ、プラスチック素材とは違って、鉄製は鋭い部分で糸をひっかけてしまうことがあります。
また、編み目に掛けたときに重さで糸を引っ張ってしまう恐れもあります。
重すぎない軽いものを選び、使用する前に破損部分がないか確認しましょう。

目数リングの必要性

棒編みをするにあたって、ほとんどの場合編み図を見ながら進めます。
段数や目数を間違って読んだまま進めると、編み図通りのデザインになりません。かといって、一目一目を毎段ずっと数えるのもストレスです。

模様を入れるタイミング・・・「ここまでは表編み」「ここからは裏編み」といったように編み方を変えるタイミングでリングを針に通しておきます。
目数を数える・・・10目ごと、20目ごとなど、目安になるようにリングを編み針に通します。
段数を数える・・・10段ごと、20段ごとなど、目安になるように段数マーカーを編み目に掛けます。


監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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