編み物

輪針【Circular knitting needles】

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棒編みに使用される編み針の一種で輪編みが出来る針のこと。
「輪編み棒、輪編み針」とも呼ばれる事がありますが多くのメーカーが輪針として位置付けています。
輪編みとは編み物の端をらせん状につなぎ合わせていくのでつなぎ目がない綺麗な輪が編めます。
編み針を3本、4本使う方法に比べて取り扱いは比較的簡単で、初心者には始めやすい道具です。

2本の棒編み針をコード(チューブやケーブルとも呼ばれる)で一本につないでいる形をしています。
コードは取り外し可能なものもあり、針のみを平編みの棒針として使用することもできます。小さいサイズの輪針では靴下や アームウォーマなどが編めます。
また、セーターの襟や袖などに部分的に使われます。
大きいサイズであればネックウォーマーや帽子などが編めます。

輪針の種類

参考:Knitter s Pride Circular Knitting needle

編み針部分は棒編み針と同じ規格で、編み針をつなぐコードの長さがそれぞれ違います。
コード部分は最小23c m〜最大120cmのものまで幅広くあります。

コードと編み針が取り外し可能になっておりそれぞれの組み合わせ方によって何通りもの輪針サイズが作れるようなセットも各メーカーから販売されています。

【素材】

棒編み針同様、竹製が数多く見られます。竹製は表面がコーティングしてあり毛糸の滑りが程よく、手によく馴染みます。
小さなサイズの輪針には鉄製も作られています。小さな作業がしやすいように角度をつけることが出来るのもスティールならではの特徴でしょう。

輪針は海外でも人気が高く、多くの素材の輪針があります。
竹製は日本のメーカーが人気ですが、アルミ製やプラスチック製品が主流です。値段も竹製品より安く設定されています。

輪針の選び方

編みやすいさで選ぶのであれば、編み針とコード部分の境目が滑らかなものが良いでしょう。
段差があると編むたびに接合部分に糸が引っかかってしまうので、何度も全体の編み目を調整しないといけません。
その点、滑らかに針とコードが続いていると編み目が自然と横に移動します。このストレスの有無はかなり大きいです。

コストパフォーマンスで選ぶなら100円均一の輪針が一番でしょう。
同じサイズの輪針だとどのメーカーも1000円前後するので試しで始めてみたい方にはちょうど良いです。
しかし、やはり耐久性がなく壊れやすいため、輪針を始めてみたくなったら専門のメーカーの輪針を購入することを強くお勧めします。

色々なタイプのアイテムを輪針で編んでみたい時には、編み針とコード部分が取り外しできるタイプのセット購入が良いでしょう。
編み針が約10セット、コード部分が3本以上ついてくるので、幾通りもの輪針が使えます。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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