ご当地グルメ

とろけるようなおいしさ~本場青森の黒いダイヤ「大間まぐろ」を堪能!

関連キーワード

青森県産の「大間まぐろ」は、別名「黒いダイヤ」と呼ばれる高級ブランド食材。
引き締まった赤身と、とろけるような脂身は、通をも唸らせる極上の味わいです。一度は口にしてみたいという人も多いのではないでしょうか。
今回は大間町で、本場の大間まぐろが食べられるお店をご紹介。大間まぐろのおいしさにも迫っていきます。

豊かな漁場に恵まれた街・青森県大間町

青森県下北半島の先端に位置する大間町。ブランド食材である「大間まぐろ」の産地として、全国的に知られています。本州最北端の碑がある「大間崎」からは、深いブルーをたたえた津軽海峡の美しい海が広がり、天気の良い日には、遥かその向こうに北海道の姿も望めます。マグロを模ったユニークなモニュメントも、観光客を迎えてくれますよ。

太平洋と日本海の間に位置している津軽海峡は、日本海から流れ込む津軽暖流の通り道。津軽海峡に面した大間では、日本海を北上してくる巨大なマグロが、古くから水揚げされてきました。漁師が命をかける、豪快なまぐろの一本釣りは、テレビや映画でもたびたび取り上げられてきたテーマ。大間まぐろへの関心を高めてきました。

大間は、1970年代に全くの不漁に見舞われた時代を経て、1990年代には再び、豊かなまぐろの漁場として返り咲いた歴史があります。まぐろだけでなく、良質なイカやウニなどの海の幸に恵まれた、豊かな海が広がる街。それが大間町なのです。

「黒いダイヤ」と呼ばれる大間まぐろのスゴさ

大間で水揚げされる「本マグロ」は、まぐろの中でも大型の種類です。全長は約2~3mに及び、重さは大きいもので400kgを超えるものもあります。その価値は高く評価されており、「黒いダイヤ」と呼ばれ、珍重されてきました。2013年には東京築地市場で、大間まぐろが1億5540万円で取引されたこともあります。

大間まぐろの赤身は、よく引き締まっており、旨みがたっぷりとつまった味の良さ。脂のノリもよく、とろけるような味わいで、口当たりもまろやかです。赤身、中トロ、大トロなどの部位によって、それぞれに違ったおいしさを堪能できます。少量しか取れない貴重な大トロはもちろん、通に好まれる赤身や、中トロのおいしさにも定評があります。

大間まぐろの多くが、東京などの市場に出回ることが多い中、地元大間町でも、新鮮でおいしい本格的なまぐろ料理が味わえるお店を、ご紹介していきましょう。

極上の大間まぐろを食べるなら「浜寿司」

大間港からほど近い場所にある「浜寿司」は、おいしい大間まぐろがいただけると評判のお店。
木のぬくもりが優しい内装の店内は、清潔感があって、明るい雰囲気。居心地の良い気さくな空気が流れています。カウンター席のほか、小上がりでもゆっくりと食事が楽しめます。

早速、本場の大間まぐろを見ていきましょう。「鮪握り盛り合わせ」は、大トロ2個、中トロ2個、赤身4個、鉄火巻1本がセットになった豪華な一皿。
旨みのある赤身が堪能できる握りや、赤身がたっぷりと入った磯の香り漂う鉄火巻をはじめ、上質な脂のノリも感じられる大トロや、口当たりのなめらかな中トロは、大間まぐろを味わい尽くすのにふさわしいラインナップです。

握り寿司と共に、名物メニューとなっているのが「本鮪丼」です。特上、上、赤身の3種類から選べます。特上は、大トロ2枚、中トロ2枚に赤身を加えた、豪華な一品。それぞれの部位ごとの、味の違いを堪能できます。つやつやと輝き、見た目にも美しい身からは、大間まぐろらしい脂のノリや、まろやかな口当たりが感じられます。ご飯と一緒に、まぐろを豪快に味わいたいときには、特におすすめの一杯です。

鮪握り盛り合わせと共に、いかがでしょうか。

浜寿司
【所在地】
青森県下北郡大間町69-3
【営業時間】
11:30~21:30
【アクセス】
大間港から徒歩すぐ

「魚喰いの大間んぞく」~大間崎で食べる豪快なマグロ丼

画像出典:魚喰いの大間んぞく


大間崎のすぐそばに店舗を構える「魚喰いの大間んぞく」は、おいしいまぐろが食べられると評判のお店。
人目を引く大きな看板や、店の前の旗が目印です。オーナー親子はまぐろ漁も行っており、市場では、1億を超える値がついたまぐろを釣り上げたこともあります。

なんといっても注目は、「マグロ丼」です。特におすすめは、大トロ、中トロ、赤身の3つの部位がそろった「3色マグロ丼」。あっさりとしていながらも旨みのつまった赤身や、とろけるような脂と甘みが感じられる、上質なトロを堪能できます。新鮮な生まぐろのみを使うことから、7月中旬~1月末まで限定で、取り扱われています。

大間名物であるウニとまぐろを一緒に楽しめるのが、「うに・マグロ丼」です。
まぐろもウニもどちらも食べたい、という方にはぴったりの一品。脂ののった身の美しいまぐろは、口の中でとろけるような柔らかさ。磯の香り漂うウニも口どけがよく、甘みも感じられます。大間の海の幸がひとつになった極上の一杯は、食べた人の心とおなかを満たしてくれることでしょう。

津軽海峡の海を見た後は、大間んぞくに立ち寄って、大間の海の幸を堪能してみませんか。

魚喰いの大間んぞく
【所在地】
青森県下北郡大間町大字大間字大間平17番地377
【営業時間】
8:00~18:00
【アクセス】
大間崎から徒歩約1分

「黒いダイヤ」と呼ばれる大間まぐろは、その豊かな味わいで食べる人に至福のひとときをもたらしてくれる高級グルメ。
大間まぐろを食べたことがあるという人も、ないという人も、本場大間でいただくまぐろのおいしさと新鮮さに、思わず魅了されることでしょう。
青森県を訪れた際には、大間まぐろを食べに、お店に立ち寄ってみませんか。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ