家庭菜園

ルッコラは栄養的にほかの野菜と比べるとどう?

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ルッコラは、サラダやピザ、パスタなどイタリア料理店などでよく食べられるようになりましたが、家庭ではまだそれほどポピュラーではない野菜かもしれません。

ルッコラは栄養的にも優れているといわれていて、もっと私たちの食事に取り入れることもおすすめの野菜です。

ルッコラの栄養について野菜としての特徴についてここではご紹介したいと思います。ほかの野菜と比べた場合の栄養についても考えてみたいと思います。

ルッコラにはどんな栄養がある?

ルッコラは、ハーブともいわれ、ゴマのような香りが少ししますが、栄養的にはどうなのでしょうか。

ルッコラは、歴史的にも古い野菜でイタリアをはじめとした地中海沿岸が原産地で栽培されていた野菜です。古くから食用として食べられています。

私たちが食べているのは、ルッコラの新鮮な若葉を食べていることになりますが、そのルッコラのカロリーとしては100gあたり19kcalほどです。ほとんどが水分で瑞々しい野菜ですが、栄養的にはビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などが豊富に含まれています。

特徴としては、特にビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、ビタミンK、カルシウムが多い野菜です。鉄分も多く、一躍注目されたモロヘイヤと同等の鉄分が含まれている野菜と言われています。

ほかの野菜と比べても優秀!

他の野菜と比べるとどうでしょうか。ビタミンCはホウレンソウの2倍近くもあるといわれます。また、βカロテンはブロッコリーの4.5倍もあるそうです。

栄養的に優れていると言われるホウレンソウやブロッコリーよりもさらに多くの栄養が含まれている野菜となっています。

癖もなく、注意点もなく、食べやすいルッコラは優れた栄養を考えるととても優秀な野菜ではないでしょうか。サラダとして使うベビーリーフにも入っているルッコラですよね。サラダなどでもっと大いに活用してみたい栄養に優れた野菜です。

また、βカロテンとビタミンCとの相乗効果で抗酸化作用も発揮するようになり、病気や老化の原因となる活性酸素を抑えて、免疫力を高めたり、感染症の予防や美肌効果などが期待できます。

ほかの野菜と比べてもビタミンCは(100g中66mg)はほうれん草の2倍近くあり、βカロテンは(100g中3600μg)ブロッコリーの4.5倍もあると言われます。いかに豊富なβカロテンとビタミンCを含んでいるかがわかりますよね。

その相乗効果で抗酸化作用を発揮し、病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫力向上、感染症の予防、美肌効果などが高いと考えられている野菜です。

抗酸化作用や美肌効果では特に嬉しい野菜!

抗酸化作用で病気や老化が少しでも防ぐことができるというのは嬉しいことですよね。また、女性にはビタミンCやビタミンEが含まれていて美肌にいいというのも魅力的ですね。とても優秀なルッコラではないでしょうか。

ルッコラなら癖もなく日常的にサラダなどで気軽に食事に取り入れることができますよね。家庭菜園をしていたら、すぐに取ってきてサラダや料理に入れることができますので便利ですね。

ルッコラは、いろいろな栄養が含まれた優れた野菜!

また、カルシウムとビタミンKも多く含まれていますので骨粗鬆症の予防にも効果があるといわれています。なんとカルシウムはピーマンの15倍といわれています。

また、血液を浄化したり、利尿作用、胃のむかつきを抑えたりする働きも期待されています。大根やからしなどに含まれている辛味成分がルッコラにもあります。ちょっとピリッと辛いルッコラの味にはアリルイソチオシアネートが入っていて胃液の分泌を促したり、腸の働きを良くしたりしてくれますので胃や腸にもいい野菜となっています。

さらに体を支える心臓や脳を保護するなどとも言われる有能な野菜です。体の解毒作用としてグルコシノレートも入っているルッコラです。

こうして見ると栄養的にもとてもたくさんのいろいろな栄養素を含んだとても優れた野菜といえます。

ルッコラの旬は?食べごろや選び方は?

イタリアでは普通に野菜のように売られ、よく食べられているハーブ野菜のルッコラですが、日本ではそれほど一般的に食卓にのぼる野菜ではないかもしれません。

年中ルッコラは日本でも見かけることがありますが、旬がいつかということについてはあまりわかりにくいかもしれません。日本ではルッコラは春植えと秋植えがあり、春と秋が旬の野菜です。真夏と冬は苦手な野菜といえます。

また、ルッコラは、きれいなグリーンをしているのが特徴ですが、葉の色が濃いとゴマのような風味が強くなります。とうが立つようになるとだんだんと葉が固くなり苦みや風味が強くなります。ルッコラを選ぶ際には、あまり葉の色が濃いものではない方が良さそうですね。

若いうちは色も薄くて柔らかくてあまり癖がないルッコラです。色がきれいで茎や葉がシャキッとしているものを選ぶといいでしょう。

いかがでしょうか。栄養豊かなルッコラをもっと食事に取り入れられるように家庭菜園もして活用してみませんか。
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