日本史

ゆるキャラからカープのジンクスまで! 鯉のぼりにまつわる話

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5月5日の端午の節句に鯉のぼりを飾るという風習は古くから日本に根付いている伝統文化のひとつです。しかし一方で、歴史ある鯉のぼりがりゆるキャラのモチーフにされたり、有名なプロ野球球団のジンクスになっていたりと、様々なところで使われていることをご存知でしょうか? 今回はそんな鯉のぼりに関係したネタをいくつか紹介して行きたいと思います。

かわいい? それとも……? 鯉のぼりのゆるキャラとは

ご当地のPRキャラクターとして公式・非公式問わず注目を集めているゆるキャラたち。現在はご当地ゆるキャラの人気投票などを行う「ゆるキャラグランプリ」も開催されており、かわいくてどこかゆるいキャラたちは一躍ブームにもなりました。そんなゆるキャラたちのほとんどはご当地のPRという目的のもと、その地域で有名な食べ物や特産物、生産物などがモチーフとなっています。そしてその中には、鯉のぼりをモチーフにして作られたゆるキャラもいるんです。

まずは鯉のぼりの生産量日本一の埼玉県加須市のゆるキャラ「こいのぼりん」。2002年誕生と意外と古くから活躍している「こいのぼりん」は、ほかのゆるキャラとは違い、中の人の顔が思いっきり露出していることで一躍話題にもなりました。現在「こいのぼりん1世」と「こいのぼりん2世」が存在しており、1世は加須市で有名なジャンボ鯉のぼりの妻、2世はその子供という位置づけで活躍しているそうです。

ちなみに鯉をモチーフとしたゆるキャラも存在します。長野県佐久市の「鯉太郎ミニ」です。「鯉太郎ミニ」は佐久市で毎年5月に開催されている「佐久バルーンフェスティバル」のイメージキャラクターとして誕生し、現在は佐久市特別観光PR大使として活躍しています。佐久市の名産である「鯉」をモチーフにしたキャラクターの口の中に金太郎をあしらっており、個性的ながら魅力的なキャラクターとなっています。

広島東洋カープには鯉のぼりにまつわるジンクスが存在する!?

広島が鯉の産地で、広島城の別名が鯉城であること、鯉が龍に出世する中国の故事などから、鯉を英語にした「カープ」という球団名が付けられた「広島東洋カープ」。この球団に「カープは鯉のぼりの時期まで」というジンクスがあることをご存知でしょうか? 5月5日の子供の日を迎えるまでは好調でも、その後は失速してしまうという広島東洋カープの状況を「カープ=鯉」と掛けて揶揄したものです。実際に過去20年間の成績を見てみると、5月5日時点で勝ち越していたのは9回、最終成績で勝ち越していたのは4回となっています。さらに、最終成績で勝ち越していた4回のうち3回はここ4年のもの。昔は前半はそこそこ好調でも最後まで維持できない傾向にはあったようです。ただここ数年のカープは絶好調。今年はいったいどうなるのか、ファンの方含め必見です。

鯉のぼりのネタは多い?

鯉のぼりにまつわるネタを2つ紹介しましたが、調べてみるともっとおもしろい話も出てくるかもしれません。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
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