育てたチューリップの球根を堀上げて保存するには
関連キーワード
チューリップは、秋が深まった頃に球根を植え付け、長い冬の寒さを経験した後に、春暖かくなると芽が出て花芽を伸ばしてきます。
長い時間を経て花開くチューリップの花は、花持ちが1週間程度なのであまり長くありません。
お気に入りのチューリップの花を来年も咲かせるには、しっかり球根を育ててから掘上げて、大切に保存する必要があります。
球根がしっかり育ち、保存状態もきちんとしていれば、同じチューリップをまた咲かせることができます。
育てたチューリップの球根をしっかり育てて掘上げ、保存するにはどうしたらいいのか、もう一度植え付けるところまでくわしくご紹介していきましょう。
長い時間を経て花開くチューリップの花は、花持ちが1週間程度なのであまり長くありません。
お気に入りのチューリップの花を来年も咲かせるには、しっかり球根を育ててから掘上げて、大切に保存する必要があります。
球根がしっかり育ち、保存状態もきちんとしていれば、同じチューリップをまた咲かせることができます。
育てたチューリップの球根をしっかり育てて掘上げ、保存するにはどうしたらいいのか、もう一度植え付けるところまでくわしくご紹介していきましょう。
チューリップの花が終わったら
チューリップの花が終わってしまい、名残惜しくてそのままにしていると、種をつけてしまうために、球根が更にエネルギーを消費するので、来年また同じチューリップを栽培するのに利用できなくなってしまいます。
種からもチューリップは育てられますが、親と同じ花が咲かないので、種をつけるのは球根にとっても良くないので避けるようにしましょう。
育てているチューリップの花が終わったら、種をつけてしまわないように、早めに茎の付け根のところで切り取っておきます。
切るのは花の付いている茎だけで、葉っぱはすべて残しましょう。
花後のチューリップは、葉を育てることで、球根に栄養がしっかりと行き渡るようになります。
花が終わったから放置するのではなく、葉っぱが茶枯れてくるまで、肥料と水やりを忘れないようにしながら育てていきます。
種からもチューリップは育てられますが、親と同じ花が咲かないので、種をつけるのは球根にとっても良くないので避けるようにしましょう。
育てているチューリップの花が終わったら、種をつけてしまわないように、早めに茎の付け根のところで切り取っておきます。
切るのは花の付いている茎だけで、葉っぱはすべて残しましょう。
花後のチューリップは、葉を育てることで、球根に栄養がしっかりと行き渡るようになります。
花が終わったから放置するのではなく、葉っぱが茶枯れてくるまで、肥料と水やりを忘れないようにしながら育てていきます。
他と明らかに違うものはすぐに処分して
咲いたチューリップの中に、同じ品種の他の花と比べて、明らかに色が違っていたり、葉っぱの色がかすれたようになっているものが混ざっていることがあります。
このようなチューリップは別の品種が紛れ込んでいるのではなく、ウイルスに感染しています。
そのまま一緒にしていると、他のチューリップにも感染が広がってしまうので、ウイルスの蔓延を防ぐために、花が咲き終わる前に、見つけたらすぐ、球根ごと掘上げて処分しておきます。
感染したチューリップが生えていたところの土も、できる範囲でなるべく大きく取り除いて、入れ替えて置きましょう。
このようなチューリップは別の品種が紛れ込んでいるのではなく、ウイルスに感染しています。
そのまま一緒にしていると、他のチューリップにも感染が広がってしまうので、ウイルスの蔓延を防ぐために、花が咲き終わる前に、見つけたらすぐ、球根ごと掘上げて処分しておきます。
感染したチューリップが生えていたところの土も、できる範囲でなるべく大きく取り除いて、入れ替えて置きましょう。
チューリップの球根の掘り上げのタイミング
チューリップの葉が枯れてしまったら、球根を掘り上げます。
移植ごての先で球根を傷つけないように、株元から少し離れたところから移植ごてをさしこんで、周りの土と一緒にがっつりと掘り出します。
掘り上げた球根の周りの土を軽く落としたとき、球根の周りに茶色い皮がついている頃が掘り上げにちょうどいいタイミングです。
まだ球根に茶色い皮がついていなくて真っ白だったら、掘り上げるタイミングにまだなっていないので、そのまま埋め戻しておいて、もうしばらく育てます。
掘上げた球根に茶色い皮がついていたら、皮はそのままに、土だけ軽く落とします。
茎は手でちぎって、日の当たらない風通しの良いところに2~3日おいて乾燥させます。
多品種の球根がたくさんあるときは、あとでどの球根がどの品種のものかわからなくならないように、あらかじめ品種ごとにわかるようにラベルをつけておきましょう。
移植ごての先で球根を傷つけないように、株元から少し離れたところから移植ごてをさしこんで、周りの土と一緒にがっつりと掘り出します。
掘り上げた球根の周りの土を軽く落としたとき、球根の周りに茶色い皮がついている頃が掘り上げにちょうどいいタイミングです。
まだ球根に茶色い皮がついていなくて真っ白だったら、掘り上げるタイミングにまだなっていないので、そのまま埋め戻しておいて、もうしばらく育てます。
掘上げた球根に茶色い皮がついていたら、皮はそのままに、土だけ軽く落とします。
茎は手でちぎって、日の当たらない風通しの良いところに2~3日おいて乾燥させます。
多品種の球根がたくさんあるときは、あとでどの球根がどの品種のものかわからなくならないように、あらかじめ品種ごとにわかるようにラベルをつけておきましょう。
掘上げた球根が乾燥してきたら
球根がカラカラに乾燥してきたら、小さな球根は取り除いて、大きい球根だけを取り出します。
無理やり引き離そうとしなくても、球根は簡単にばらばらになります。
しっかり太っている球根だけを残しましょう。
明らかに小さくて育っていない球根は、植えても葉っぱが一枚しか出なかったり、花も咲きませんが、一年育てると立派な球根になります。
スペースに余裕があり、小さな球根を翌年のために育てられるのであれば、処分せずに一緒に保存しましょう。
球根に残っている根は手で簡単にちぎってから、品種ごとにまとめてネットに入れましょう。
球根の入ったネットは、風通しの良い日陰に吊るしておきます。
貯蔵の適温は20℃と言われています。
あまり暑くても蒸れるし、寒いと痛むので、適温を保ちやすい、風通しのよい場所で保存します。
チューリップの球根についている茶色い皮は、剥がれかけているものも含めて、なるべく剥がさないようにします。
無理やり引き離そうとしなくても、球根は簡単にばらばらになります。
しっかり太っている球根だけを残しましょう。
明らかに小さくて育っていない球根は、植えても葉っぱが一枚しか出なかったり、花も咲きませんが、一年育てると立派な球根になります。
スペースに余裕があり、小さな球根を翌年のために育てられるのであれば、処分せずに一緒に保存しましょう。
球根に残っている根は手で簡単にちぎってから、品種ごとにまとめてネットに入れましょう。
球根の入ったネットは、風通しの良い日陰に吊るしておきます。
貯蔵の適温は20℃と言われています。
あまり暑くても蒸れるし、寒いと痛むので、適温を保ちやすい、風通しのよい場所で保存します。
チューリップの球根についている茶色い皮は、剥がれかけているものも含めて、なるべく剥がさないようにします。
保存していたチューリップを植え付けるタイミング
11月ごろになって、気温が十分に下がってきたら、チューリップの植え付けのタイミングです。
地温が13℃くらいまで下がってきた頃が植え付けの適温です。
保存していたチューリップの球根を出して、傷んで黒くなっていたり、カビが生えたり、腐っているような球根があれば、ここまで保存してきたのでもったいない気もしますが、他の球根に悪影響を与えてしまうので処分しましょう。
ネズミなどに、保存していた球根がかじられてしまうこともありますが、少しかじられてもしっかり育った球根は花を咲かせるので、諦めずに栽培にチャレンジしてみましょう。
ウイルスが心配な場合は、ベンレートやスミチオン溶液などの殺菌・殺虫剤に球根を30分ほど浸してから植え付けに使うようにします。
地温が13℃くらいまで下がってきた頃が植え付けの適温です。
保存していたチューリップの球根を出して、傷んで黒くなっていたり、カビが生えたり、腐っているような球根があれば、ここまで保存してきたのでもったいない気もしますが、他の球根に悪影響を与えてしまうので処分しましょう。
ネズミなどに、保存していた球根がかじられてしまうこともありますが、少しかじられてもしっかり育った球根は花を咲かせるので、諦めずに栽培にチャレンジしてみましょう。
ウイルスが心配な場合は、ベンレートやスミチオン溶液などの殺菌・殺虫剤に球根を30分ほど浸してから植え付けに使うようにします。
チューリップの球根は小さくても育つ?大きくするには?
チューリップもたくさん育ててみたいと思っている人も多いでしょう。
チューリップは球根植物ですので、自分が育てた球根で増やしていくこともできます。球根を大切に育てることで、何年か続けて栽培することが可能です。
球根植物ならではの育て方をよく知っておくことで、たくさんのチューリップを育てることができるのは魅力となります。
チューリップは球根植物ですので、自分が育てた球根で増やしていくこともできます。球根を大切に育てることで、何年か続けて栽培することが可能です。
球根植物ならではの育て方をよく知っておくことで、たくさんのチューリップを育てることができるのは魅力となります。
チューリップの球根は小さくても育つ?
まず、チューリップの球根について知るために、どんな球根がおすすめのいい球根なのかについて考えていきます。球根はまず大きさが大きなものがおすすめです。つやがあってふっくらしていて重い球根が栄養も行き届いているいい球根と言われます。カビや病気になっていない球根であることも大切です。
では、小さな球根だとどうなるかについてですが、育つには育ちますが、栄養が不十分で、その年にチューリップの花が咲かないことがあります。数年後に花が咲くなどと言うことになります。大きな球根を選ぶことで花が咲く確率が高まっていきます。花を咲かせるためには大きな球根をえらぶことが確立を上げてくれると言えます。
では、小さな球根だとどうなるかについてですが、育つには育ちますが、栄養が不十分で、その年にチューリップの花が咲かないことがあります。数年後に花が咲くなどと言うことになります。大きな球根を選ぶことで花が咲く確率が高まっていきます。花を咲かせるためには大きな球根をえらぶことが確立を上げてくれると言えます。
自分で育てたチューリップでも球根を大きくしておくことが大切
つまり、自分でチューリップを育てた場合にも、翌年も咲かせようと思うのであれば、球根を太らせておくことがとても重要なことになります。
自分でチューリップを育てた場合、球根は、チューリップの花を春に咲かせるために多くの栄養を使ってしまいます。そのために、秋ごろにはとても弱ってしまいます。これを土に植えたままにしておくと、来年は花が咲かなくなってきます。球根に花を咲かせる栄養がなくなっている状態です。
そこで、チューリップは花がある程度終わると、花を切って、葉っぱだけにすることが大切です。花が残っていると球根の栄養がどんどん減っていきますので、早めに花を切りましょう。花を早めに切って、球根に栄養を蓄える期間を長くしてあげることが来年のために重要なこととなります。
そして、この時に重要なことは、花が終わっても葉っぱが緑色である間は、しっかり水遣りや液体肥料をやり続けることです。この期間で球根が栄養を蓄えて、大きくなっていきます。6月頃に葉が枯れてしまうまでは、しっかり水遣りも継続することが大切です。
また、水遣りとともに、病気にならないようにも気を付けましょう。花を早めに切る際もハサミから病気になることもありますので、手で折ることも必要です。また、花がらが葉っぱに落ちて病気にならないように、花がら摘みをするなど、地道なお世話も球根がしっかり育つために必要なことです。
そして、葉っぱが枯れる段階になった所で、球根を掘り起こします。今度は葉っぱも切って、球根だけにします。球根を一つずつ分球しますが、その際には、元々植えた親球はなくなってしまっています。子球を1つずつ手で分けていきます。最初に植えた親球の球根のように、大きくなっていれば、翌年も花を咲かせることができるでしょう。チューリップでは、花後の球根を育てることも大切な作業になりますね。
自分でチューリップを育てた場合、球根は、チューリップの花を春に咲かせるために多くの栄養を使ってしまいます。そのために、秋ごろにはとても弱ってしまいます。これを土に植えたままにしておくと、来年は花が咲かなくなってきます。球根に花を咲かせる栄養がなくなっている状態です。
そこで、チューリップは花がある程度終わると、花を切って、葉っぱだけにすることが大切です。花が残っていると球根の栄養がどんどん減っていきますので、早めに花を切りましょう。花を早めに切って、球根に栄養を蓄える期間を長くしてあげることが来年のために重要なこととなります。
そして、この時に重要なことは、花が終わっても葉っぱが緑色である間は、しっかり水遣りや液体肥料をやり続けることです。この期間で球根が栄養を蓄えて、大きくなっていきます。6月頃に葉が枯れてしまうまでは、しっかり水遣りも継続することが大切です。
また、水遣りとともに、病気にならないようにも気を付けましょう。花を早めに切る際もハサミから病気になることもありますので、手で折ることも必要です。また、花がらが葉っぱに落ちて病気にならないように、花がら摘みをするなど、地道なお世話も球根がしっかり育つために必要なことです。
そして、葉っぱが枯れる段階になった所で、球根を掘り起こします。今度は葉っぱも切って、球根だけにします。球根を一つずつ分球しますが、その際には、元々植えた親球はなくなってしまっています。子球を1つずつ手で分けていきます。最初に植えた親球の球根のように、大きくなっていれば、翌年も花を咲かせることができるでしょう。チューリップでは、花後の球根を育てることも大切な作業になりますね。
1年間保管して毎年花を咲かせてみたいチューリップ
そして、風通しのいい日陰で、分けた球根をネットなどに入れて保存しておきます。この球根を1年間保存した後に植えつけていきます。その際に、大きくて重たい球根や艶のある球根、傷がない球根になっていれば、いい球根が育ったことになります。こうして、チューリップの花を楽しみながら、球根も大きく育てていくことが大切なチューリップです。
しかし、こうして育てても、球根は1年~2年ほどでだめになることも多いでしょう。ただ、中には、しっかり球根の世話や保管をして、3年~4年も花を咲かせ続けている人もいます。自分が育てた球根で毎年花を咲かせてくれることはとても嬉しいことですよね。それは、球根植物ならではの大きな楽しみになります。
しかし、こうして育てても、球根は1年~2年ほどでだめになることも多いでしょう。ただ、中には、しっかり球根の世話や保管をして、3年~4年も花を咲かせ続けている人もいます。自分が育てた球根で毎年花を咲かせてくれることはとても嬉しいことですよね。それは、球根植物ならではの大きな楽しみになります。
球根の植え付けは紅葉頃が最適時期!
そんなチューリップの球根の植え付け時期ですが、実は暖かい土ではあまり根が伸びません。10度~15度くらいの温度が良く、紅葉の時期を目安にすれば、全国でそれぞれに一番いい時期と言われています。
実は、寒さに強いチューリップです。霜が降りる頃までに植え付けが終われば大丈夫と言われます。逆に暖かすぎるのを嫌い、紅葉の時期の始まりから終わる頃までに植えるのが一番いい時期です。そうすることでよく球根が根を伸ばし、翌年に花をしっかり咲かせてくれるようになります。
実は、寒さに強いチューリップです。霜が降りる頃までに植え付けが終われば大丈夫と言われます。逆に暖かすぎるのを嫌い、紅葉の時期の始まりから終わる頃までに植えるのが一番いい時期です。そうすることでよく球根が根を伸ばし、翌年に花をしっかり咲かせてくれるようになります。
自分の育てた球根で翌年の花を咲かせよう!
いかがでしょうか。
チューリップの球根を大きくするためのコツと球根の植え付け時期についてご紹介しました。
チューリップは、球根植物ですので、いかに球根に栄養を送って、しっかりした根できれいな花を咲かせることができるかが大切です。
球根のことを気にかけながら、花が終わってもしっかりお世話をして、翌年の花も楽しんでみましょう。
チューリップの球根を大きくするためのコツと球根の植え付け時期についてご紹介しました。
チューリップは、球根植物ですので、いかに球根に栄養を送って、しっかりした根できれいな花を咲かせることができるかが大切です。
球根のことを気にかけながら、花が終わってもしっかりお世話をして、翌年の花も楽しんでみましょう。