キルティング

お気に入りの一枚を作ろう!キルティング生地の作り方

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子供のレッスンバッグや体操服袋の素材としてメジャーなキルティング生地(キルト生地)。
特に、入園・入学準備のシーズンには手芸店にも様々なキルティング生地が並びます。
でも、小さな子供がターゲット層であるためキャラクターものの柄が中心で可愛い柄がなかったり、気に入った柄の生地が見つかったと思ったら裏地が可愛くなかったり……なかなか理想のデザインを見つけるのが難しいのがキルティング生地です。
ないならいっそ作ってしまえ!ということで、お気に入りの布を使ってキルティング生地を作る方法をご紹介します。
あなたも世界に一枚だけのオリジナル生地を作ってみませんか?


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実は難易度が高いキルティング生地の自作

いきなりですが、キルティング生地の自作は難易度が高いものです。
基本的には直線縫いしか使いませんが、3枚の生地を重ねて縫う必要があるためある程度ミシンに慣れていてズレやヨレなく縫うことができなければ綺麗に作ることは難しいでしょう。
ミシンは手縫いよりも生地がずれてしまいやすく、生地のサイズが大きく慣ればなるほど難易度も上がっていくので、最初はハギレなど小さなものから練習をはじめて少しずつ大きなサイズのものに進んでいくことをおすすめします。
小さなサイズのものは、そのままコースターとして使用するなどすれば作ったものが無駄になりません。

キルティング生地を作るために準備するもの

心の準備ができたら、今度は材料の準備をしましょう。

キルティング生地作りに必要なものが以下の通りです。
・表地の生地
・裏地の生地
生地は、表地のものも裏地のものも水通ししておきましょう。

・キルト芯(キルト綿)
糊がついているタイプでもついていないタイプでも構いません。
糊がついているものの場合、両面接着タイプは綺麗に貼るのにコツが必要なので、片面接着タイプがおすすめです。

・待ち針、クリップ、安全ピンなど布を留めておけるもの
できるだけたくさん用意しておきましょう。
しつけ糸を使っても構いません。

・チャコペン
・幅広定規
透明で方眼が入っているものが便利です。
ミシンで縫い進めるガイドラインを引きます。
チャコペンは水で消えるタイプがおすすめです。

・ミシン
普段お使いのもので構いませんが、キルティング用の針とパッチワークキルト用のおさえがあると便利です。

キルティング生地の作り方

材料と道具が揃ったら、キルティング生地を作っていきましょう。

1.生地にアイロンをかける
水通しした生地にアイロンをかけてシワを綺麗に伸ばします。

2.表生地にガイドラインを引く
チャコペンと幅広定規を使ってまず対角線上にラインを引き、そのラインを基準に等間隔にラインを引いていきます。
ラインの幅は、2〜2.5cm程度が良いでしょう。
生地を重ねた後ではふわふわして線が引きにくいので、必ず生地を重ね合わせる前にこの作業をしてください。

3.裏生地にキルト芯を重ねる
シワがないように広げた裏生地にキルト芯を重ねます。
キルト芯もシワができないように手で撫でて中心からシワを伸ばしていきましょう。
糊のついているタイプの芯を使用している場合は、アイロンをかけて生地と芯を接着しておきます。

4.表生地を重ねてしつける
3にさらに表生地を重ね、同じようにシワを伸ばします。
しつけ糸や安全ピン、待ち針を使ってズレないようにしつけます。
ミシンをかけると生地がずれてしまいやすいので、細かく丁寧にしつけてください。
このときも、生地の中心から進めていくとズレが少なくなります。

5.ミシンをかける
いよいよミシンをかけます。
糊のついたキルト芯を使用している場合、アイロンの熱が残っているとミシン針に糊がついてベタベタになってしまいますので、しっかり冷ましてからミシンをかけてください。
縫い目を長めに設定して、ゆっくりと縫い進めていきましょう。
ガイドラインを引いたときと同じようにまず対角線を縫い、1本ずつ外側の線を縫っていくとずれにくくなります。
途中で生地がヨレてボコボコしてしまわないように注意しましょう。
もしボコボコになってしまった場合は、一旦解いてやり直します。
特に裏面のヨレは気付きにくいのでこまめにチェックしながら進めてください。
慣れてきたら、「内から外」の流れに固執せず布端で方向転換しながら縫い進めていくと途中で糸を切ることなく最後まで縫い上げることができます。

6.ジグザグミシンで仕上げて完成
格子状にミシンをかけ終えたら、外周にぐるっとジグザグミシンをかけて端の処理をします。
この時、ズレて出過ぎてしまった生地はカットしてしまうと綺麗に仕上がります。

自分だけのキルティング生地を作ってみよう

まっすぐ縫っていくだけとはいえ、3枚の生地をズラさずにミシンをかけいくのは簡単な作業ではありません。
ですが、生地の柄合わせにもこだわって自作したキルティング生地はどこにも売っていないオンリーワンです。
ぜひ小さいものでも挑戦してみてください。

どんなハギレも無駄にしない!余ったキルティング生地の活用法

子供の入園・入学準備などで買ったキルティング生地(キルト生地)が中途半端に残ってしまった経験はありませんか?
何に使えるかどうかわからず、かといって捨てるのももったいなくて、そのまま肥やしになってしまうことも少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、余ったキルティング生地でできる布小物など、ハギレを無駄にしないアイディアをご紹介します。
せっかく購入した生地なのですから、余すところなく活用しちゃいましょう!
キルティング生地以外のハギレもあれるなら、それも組み合わせて使うことでデザインの幅が広がりますので、ぜひまとめて活用してください。

子供用にも最適な布小物

・ミニミニ小物入れ
http://www.egatama.jp/recipe/recipe_minikomonoire.html
切りっぱなしのキルティング生地で作るマジックテープ式のミニミニポーチです。
あえて目立たせたミシンの縫い目が切りっぱなしの風合いとマッチして可愛いですね。

・主婦のミシン、キルティングの立つペンケースの作り方(動画)
https://youtu.be/adr2tFmjOUs
メガネケースにもなるミニサイズのペンケースです。
薄手のキルティング生地を使い、キルティング生地に接着芯を挟みながら薄手の生地を重ねて切り返しデザインにされています。
厚手のキルティング生地を使用する場合は、接着芯はなくても良いかもしれません。

・キルティングで作るデジカメケース(フタ一体型)
http://handmade.xsrv.jp/howto/category01/recipe_383/
マジックテープ開閉式のコンデジ用ポーチです。
全行程写真付きでわかりやすく、作り方が非常にシンプルなのでミシン初心者さんにもおすすめですよ。

子供用の移動ポケットにもアレンジできます。

・1時間程で完成、簡単可愛いビニコファスナーポーチの作り方&型紙公開
https://yunyuns.exblog.jp/16739446/
ビニルコーティング生地で作られているポーチですが、キルティング生地でも制作可能です。
どちらの生地もしっかりしているので、裏布なしでも丈夫なポーチができるのが嬉しいですね。

・簡単ペンケースの作り方
http://yaplog.jp/sevevberry1829/archive/84
同じくビニルコーティング生地のぺったんこペンケースです。
こちらもキルト生地で応用できますよ。
ぺったんこなのでマチを作る必要がなく、入れたいペンやハギレのサイズに合わせて簡単に作ることができます。
長さを短くすれば、小銭入れも作れそうですね。
お手元にあるハギレのサイズなら何を入れられそうか考えてみるのも楽しいですよ。

厚みのある生地を生かした実用品

・コースター
とにかく簡単にできてしまうのがコースターです。
四角でも円でもお好みの形にカットして、周囲をバイアステープで包むだけで完成します。

・ふわふわティマットのレシピ
http://www.egatama.jp/recipe/recipe_fuwafuwateamat.html
もっと凝ったデザインのものにしたい!というなら、こちらのティマットはいかがでしょう?
ほかの歯切れやレース、テープと合わせることでおしゃれさUP!

・鍋敷き
http://www.egatama.jp/recipe/recipe_nabeshiki.html
もっとたくさん生地が残っているのなら、大きくカットして鍋敷きにするのもオススメです。
コースターと同様に、カットして周囲をバイアステープで包んで処理するだけでも完成しますが、もっとしっかりした鍋敷きをつくりたいならこちらがおすすめ。
不要になったキルティング生地とハギレ、さらにはタオルまで再利用して厚みのある本格的な鍋敷きを作ることができます。

・手作り小物にチャレンジ! その15 実用性バツグンなべつかみ
https://allabout.co.jp/gm/gc/53168/
キッチンのお供つながりで、キルティング生地の厚みを生かした鍋つかみもおすすめです。
こちらのレシピはコットンのハギレにキルト綿を挟んで自作のキルティング生地を作るところから始まっていますが、キルティング生地が余っているならその作業を飛ばしてしまうことができます。
手順4からスタートしてくださいね。

・三角鍋つかみの作り方(ル・クルーゼにもピッタリ)
http://bluet.seesaa.net/article/115922550.html
ル・クルーゼ愛用者ならこちらもおすすめです。
ル・クルーゼの小さな持ち手にフィットするサイズなので必要なハギレのサイズもグッと小さく、まさに「ハギレの活用法」と言えるでしょう。

レッスンバッグそのものを再利用

・キルティングのミニバックのレシピ
http://www.egatama.jp/recipe/recipe_miniquilting.html
小さい頃使っていたけど年齢が上がってもう使わなくなってしまったレッスンバッグがあるなら、思い切って一部をカットして再利用してみませんか?
残ったハギレは、さらにほかの小物に再利用してフル活用してしまいましょう。

いかがでしたか?
キルティング生地は、キルト綿を挟むことで独特のふわふわとした厚みがあること、裏布も最初からついていることが特徴です。
ぜひそのキルティング生地の特徴を生かしてリメイクしてみてくださいね。
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