気品とスマートさが大人気!ボルゾイの子犬のしつけは大変?

関連キーワード

何ともスタイリッシュ!気品あふれるボルゾイの特徴とは

本当に犬?と思ってしまうほど他の犬とは違う足長でスタイリッシュな大型犬のボルゾイ。あまり見かけない珍しい犬種なので散歩をしている所などを見ると驚きの声や表情になる方も少なくありません。
体重は25〜45キロ程。体高はなんと70cmにもなり、細いながらも骨格はしっかりしています。
ボルゾイはロシア原産。ボルゾイという名前はロシア語で「俊敏」という意味合いがあり、その名のごとく足の速さは抜群です。
数ある犬種の中でも走る速さはまさにトップクラス。時速50キロを超える時もあるのです。
13世紀ころのボルゾイはそれほど大きくはなく、ウサギを狩る猟犬として飼われていましたが後に他の犬と交配し、大型化され、オオカミを狩る猟犬となりました。
見た目的に気品がありますが、その見た目通り昔から皇帝・貴族にのみ飼われ、地位の象徴とされていました。
その後絶滅寸前まで陥った後、王族や貴族への贈りものとして世界各国に広まりました。ボルゾイは白・黒・レッド・シルバー、ゴールドや3色からなるトライカラーなど毛色は様々。被毛は直毛、ウェーブの犬もいれば巻毛タイプの犬もいます。
ボルゾイは家庭で飼うというと大型犬なので勇気がいりますし、しつけも他の犬種と比較すると初心者には難しいとされる犬種です。
子犬から飼うとなると手に入れるのもなかなか大変です。
そんなボルゾイを子犬から飼いたい!と願う方のためにボルゾイの飼う心構え、しつけなどについてお話していきましょう。

ボルゾイの子犬を手に入れるためには

ボルゾイを手に入れるためにはペットショップやブリーダーから購入する、里親として迎え入れるなどの方法がありますが里親として迎える場合は成犬が多く、子犬を手に入れることは難しいと言えます。
また、ボルゾイの子犬というのはブリーダーの数も少なく、ペットショップでの扱いも頻繁では無いので確実に手に入れるためには問い合わせをし、予約しておく必要があります。
欲しい時期などの希望がある場合は早めに問い合わせておきましょう。
また、価格は子犬の場合、身体の構成などのレベルで20万前後から50万円程と幅も広く、他の犬種よりも高めですが、ある程度大きくなるとぐっと安く売られている場合もあります。

ボルゾイの性格は?

ボルゾイは基本的な性格は物静かで穏やか。あまり頻繁に吠えることは少ない犬種と言えますが、猟犬の気質を持っているので時と場合によっては攻撃的になる可能性があります。
人間に触れ合うのが大好き、甘えるのが大好きという性格ではありません。
もともとは自分自身で獲物の判断が出来る猟犬なので独立心が高めです。
また、マイペースなところがあるのでしつけは根気よく繰り返す必要があります。
子犬のうちに充分にスキンシップを心がけ、しっかりとしつけをして信頼関係を築いておかないと指示に従わず、自分勝手な行動を取り、攻撃的な面が激しくなる危険性があります。
場合によっては手に負えなくなる可能性があります。
大人になってからかなりの大型犬となることを良く頭に入れ、しっかりと信頼関係を築き、様々な場合にも対応できるしつけが必要となります。
犬を飼うのが初めてという飼い主様の場合、しつけはかなり難しいと言えるので事前に知識を充分に頭に入れておくことが大切です。しつけに関して不安が多い場合はしつけ教室やしつけのプロの方にお願いする方法も検討しておくと良いでしょう。

ボルゾイのしつけや飼う時の注意点とは

ボルゾイはもともと寒いロシアが原産。そのため暑さにとても弱い犬種です。外でも室内でも飼う事が出来ますが、夏場は室内でエアコン設備の整ったところで飼うのが理想的。
しかも大きくなる犬なのでゲージ等は身体の大きさに合わせた大きさが必要となります。外で一年間飼う場合もスペースの確保や近所の方の配慮が必要となり、暑さの調整も大切です。
子犬を受け入れる場合は大きくなった時のことをよく考えておきましょう。
ボルゾイは超大型犬となり、出すものも大きく、トイレトレーニングをしっかりしておくことが大切です。
大人になれば餌代・おやつ代・トイレシート・ケア用品・などの毎月の経費もかなりかかります。
そのため金銭的な余裕も必要となります。
また俊敏で運動が好きな犬なので、毎日十分な散歩と遊びが必要となります。
定期的に思い切り走ることが出来るよう、ドッグランを見つけておくようにしましょう。
フリスビーやボール投げなどで遊んであげられる時間のゆとりが必要ですし、どこでなら遊べるか場所選びも前もってしておくことが必要です。
また、もともと猟犬であるため、動く物体などには鋭く反応するため、良くしつけをしておかないと急に走り出すこともあります。
子犬の内から散歩の際はリードで飼い主の前ではなく、横でおとなしく歩けるようにしつけること、リードが外れて逃げてしまうと飼い主はとても追いつけない状態となるのでリードがもし外れてもきちんと指示で戻れるようなしつけをしておくことが必要となります。
近所とのトラブルとならないよう、噛み癖・吠え癖のつかないようしつけることも大切ですし、トリミングや病気などの際におとなしくできるよう、触れられても騒がないようにしつけることも必要となります。
ボルゾイの子犬を受け入れるのは事前に金銭面や成犬になった時のことを考えて家族ともよく相談し、万全の体制を整えてからにしましょう。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ