家庭菜園

スイカ栽培のコツ、実をならせるためには?

関連キーワード

スイカを育ててみたいと思うこともあるのではないでしょうか。スイカを栽培して実をならせるのは、場所も必要ですし、大変なイメージを持っている人も多いでしょう。

スイカの栽培のコツと実をならせるための方法について、詳しくご紹介します。

スイカ栽培は難しい?

スイカは、南アフリカの砂漠が原産というのを知っていますか。23度~30度、特に25度前後が生育にいい気温となっていて、日なたで育てるのがいい野菜です。園芸的には野菜の分類に入ります。

スイカは、食品としては、夏の果物ですので、気温が高いことや強い日光を好みます。栽培の難しさは中くらいと言われ、家庭菜園の初心者には少し難しいかもしれませんが、家庭菜園をやったことがある人は挑戦してみるのもいいでしょう。

育てる際には、砂漠が原産ということで、水はけのいい土地に植えるのがコツです。苗から育てると意外と収穫まで割と簡単にできますので、挑戦してみる価値があるでしょう。大きな実がなった時にはとても嬉しいものですよね。

スイカの栽培方法とコツは?

スイカの栽培方法は、まず、暖かくなってから5月中旬までに苗を植えます。庭がなくて、マンションのベランダでも上手く育てられるか心配ですが、ベランダでも小玉のスイカを選ぶことで育てることができるのがいいでしょう。

ベランダでは、スイカは大きなプランターに1株ずつ植えて育てるのがコツです。また、苗にホットキャップといったものを被せることで、保温してあげることも大切なことです。ホットキャプを被せて、生育のための適温になるよう、温度が下がらないようにします。庭の場合はビニールで作るのもいいでしょう。

スイカは、大きくなるとツルを伸ばして、成長していきます。ベランダのプランターで育てる場合には、支柱を立てて育てるのがいいでしょう。つるを支柱に這わせながら大きくしていきましょう。子づるが伸びて、その先につるが出きてきたら、プランターでは孫づるは取り除くようにします。

プランターではつるぼけに注意!

また、プランターで育てる場合の注意点もあります。プランターで育てる場合には、茎や葉が大きくなりすぎて、根が大きくならないことが起きます。つるぼけしてしまうと後でどうしようもなくなりますので、つるぼけを予防することが大切です。

つるぼけしないようにするためには、最初の肥料を少なめするのがコツです。茎や葉っぱだけが大きくなったと思った場合には、追肥しないでおくのもいい方法です。

庭に地植えする場合は、肥料はしっかりやって構わないのですが、プランターの場合だけは肥料の遣りすぎに注意をするのがコツです。

実をならすためには人工受粉が必要?

スイカは、ミツバチなどによって受粉しますが、気候が悪いと受粉が上手くいきません。雨が多い時もあまり受粉ができません。

そこで、実をならすために人工受粉も必要になってきます。人工受粉の方法としては、花びらの下が膨らんでいる雌花の柱頭に、雄花を花ごと取ってきて、花粉をこすりつけてあげます。庭の畑でたくさん育てている場合は、別の株の雄花の花粉を受粉するようにするといいでしょう。

実がなるのは受粉してから大玉で45日、小玉で35日ほど

この受粉した日を記録しておくと便利です。収穫時期は、そこから大玉で45日、小玉スイカで、35日程度で収穫することができます。種類によって異なりますが、大体7月中旬頃には収穫できるものも多いでしょう。収穫時期が分からないという事がないように、記録しておくといいですね。

いいスイカを収穫するためには、1週間~10日程度で実を回して日光に当たる部分を変える必要があります。プランターで育てている場合は、実がソフトボール程度に大きくなったら、ひもで支柱にぶら下がるようにしながら、実を固定します。あまり下に下がらないように育てるのもいい方法です。

また、甘いスイカにするためには、水を与えすぎないように注意をするのがいいようです。土の表面がしっかり乾いてから水を遣るように気を付けて育てます。

スイカの病害虫の予防は?

スイカを栽培するにあたっては、やはり病気が心配ですよね。病気の発生を防ぐには、排水をしっかりしてあげることが大切です。そして、不要な枝を取り除いて、風通しをよくしてあげます。また、どこにでもよく日が当たるようにしてあげることで、病気を防げるようにもなります。

スイカの害虫としては、アブラムシやウリハムシ、ハダニなどが要注意です。害虫が飛んでこないように、シルバーマルチなどで覆ってしまうのも一つの方法です。

スイカ栽培のコツを知っておくと収穫も可能に

スイカの栽培のコツと実のならせ方をご紹介しました。栽培は、苗から育てればそれほど難しくもありませんので、育てやすい小玉スイカなどから育ててみるのもいいのではないでしょうか。特にプランターの場合には、小玉スイカがおすすめです。

つるの世話や人工授粉など少し面倒な点がありますが、大きな実がなった時は、とても嬉しいものですよね。良く日に当て、暖かい気候で、水はけを良くしてスイカの好きな環境を作って育ててみませんか。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ