ガーデニング

可憐なブライダルベールの管理方法と通年開花させるコツ

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ブライダルベールは、カスミソウのような小さな白い花が株全体に散りばめたように咲き、吊り鉢から茎が垂れたように伸びるので、こんもりとしたグリーンのボールのように育ちます。

ブライダルベールの英名は「タヒチアン・ブライダルベール」ですが、原産地はタヒチではなくメキシコです。
ブライダルベールはツユクサ科ギバシス属で、南アメリカに約10種が自生しています。

ブライダルベールは寒さにあまり強くないので、5℃を下回ると室内に移す必要がありますが、屋外で肥料と水がきちんとあれば通年花を咲かせてくれます。
育てやすく美しいブライダルベールの魅力と育て方をご紹介しましょう。

ブライダルベールが手に入ったら

ブライダルベールは可愛らしい見かけと違って、とても丈夫で生育が旺盛な植物です。
風通しと日当たりの良い場所で、肥料切れと水切れがない状態で、温度条件が合えば通年花を咲かせることもできます。

地上部も地下部も生育が旺盛なので根詰まりしやすく、ブライダルベールが手に入ったら、直径30cmくらいの大きな鉢に植え替えるようにしましょう。
土は草花用の培養土を用いるのがおすすめです。

生育が旺盛なので剪定と植え替えを

ブライダルベールの地上部が茂り過ぎたら、風通しが悪くなるため蒸れて、葉っぱが腐ってくることがあります。
半分ほど刈り込んで風通しを良くすれば、また元気になります。

地下部も生育が旺盛なので、根詰まりしてくると水やりしても萎れたままになったり、葉っぱが落ちてきます。
すぐに一回り大きな鉢に植え替えるのが基本ですが、鉢を大きくしたくないときは、根を1/3取り除いて整理してコンパクトにすれば、同じ鉢に新しい土で植え替えすることができます。
できれば毎年植え替えるようにしましょう。

植え替えは、5~9月であればいつでもできますが、元気がなくなる真夏はなるべく避けるようにしましょう。

ブライダルベールの置き場所と肥料

ブライダルベールは、日照不足や肥料不足になると、花がまばらになってしまいます。
株が茂りすぎても蒸れやすく元気がなくなるので、風通しも大切です。
風通しと日当たりの良い場所で、こまめに施肥しながら管理すると、株いっぱいの花が咲き続けます。

肥料は春から秋にかけて、液体肥料を10日おきに施肥します。
緩効性化成肥料を毎月株元においておくのもおすすめです。

ブライダルベールの花は夜閉じる

ブライダルベールはカスミソウのような小さな花を株いっぱいに咲かせてくれますが、気温が30℃をこえると花を咲かせなくなり、強い日差しで葉がチリチリになってしまうこともあるので、真夏は涼しい明るい日陰に置き場所を変えましょう。

ブライダルベールの花は夜閉じるので、咲いているのは昼間だけです。
春になるとどんどん花を咲かせて、夏場は暑すぎると花を休ませますが、秋にまた花が咲きます。
冬に明るく温かい室内に取り込むと、冬でも花を咲かせ続けることもあります。
冬は施肥しなくても構いませんが、花がついているのであれば春と同様に施肥するようにしましょう。

ブライダルベールの水管理

ブライダルベールは、土が乾いてきたら株元から、鉢底から水が流れ出るまで水やりします。
土がまだ湿っている状態で水やりすると葉が蒸れて痛みやすいので、土が乾くまで土に水やりするのは控えましょう。

ブライダルベールの葉っぱは生い茂っているため、乾燥するとハダニがつきやすいので、葉の裏表に水をかける「葉水」をときどき与えるようにしましょう。
土に与える水と、葉水は切り離して考えるようにします。

気温が20℃を下回ってきたら生育が段々と鈍くなってくるので、徐々に水やりを控えるようにします。
乾燥気味のほうがより寒さに耐えられるようになるので、冬場はかなり土が乾くまで水やりは控えるようにしましょう。
冬に室内管理していると、ハダニがよりつきやすくなるので、冬に葉が枯れていないときは、ときどき葉水を与えるようにしましょう。

ブライダルベールは霜に当たると枯れるけれど

ブライダルベールの耐寒温度は5℃なので、霜が当たってしまうと枯れてしまいます。
枯らさないためには、寒冷地では10℃を下回る前に室内に取り込む必要があります。

室内に取り込む場合は、地上部を刈り込んでコンパクトに仕立て、強めのシャワーで葉の裏表を洗い流しておきます。
念のため、植物用の殺虫剤を塗布しておくのもおすすめです。

鉢も一度外して土に虫などがついていないかチェックした上で、虫がついていたら卵も含めて取り除いて、室内に虫を取り込まないようにします。
鉢の内外をきれいに洗ってから鉢に戻して、足りない土は新しい土を加えるなどした上で、室内に取り込みます。

霜が降りないような暖地では、ブライダルベールは屋外で越冬します。
霜に当たって地上部が枯れたときは、枯れた部分はそのままに、霜の当たらない軒下などに置き場所を変えましょう。
地上部が枯れていても、5℃を下回らないように、わらで囲むなどの防寒をしながら越冬させると、春になると新芽が出てきます。

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