ガーデニング

培養土の役割とは?培養土の作り方は

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培養土というのは、培養してある土、最初から肥料などが混ぜてある植物が育ちやすいように調整された土のことです。

培養土の役割は具体的にどんなものなのか、また培養土の作り方はどのようなことに気を付けたらいいのかについてまとめました。

培養土の役割とは?どのようなものが培養土?

植物によって肥料が多いほうがいいや水持ちがいい、水はけがいいなど、どんな土がいいのかはそれぞれ異なります。

土を植物に合わせて調整、調合したものが培養土です。つまり、培養土をそのまま使えば、大体はうまく成長してくれるものです。

また、培養土には種まき用に使うものや挿し木用に用いるものや野菜を育てる、草花を育てる、観葉植物のために使う培養土など様々なものがあります。

ガーデニングで一番大切なのはまず土づくりですが、培養土を使うことで初心者でも植物に適した土を得ることができ、自分で混ぜて配合したりする手間もいらないのでとても便利なのが培養土といえます。

どんな培養土が売られている?

市販に売られている培養土は、例えば植物が病気にかかりにくいようにや酸性土壌を好む植物、アルカリ性の土壌を好む植物などにも合わせて調合されたものです。日本の土はやや酸性なのでアルカリ性の土壌を好む植物の場合は、石灰を混ぜたりする必要があります。その辺が調整してあることもあります。

また、肥料も最初から入っていますので便利です。よく植物は根腐れをおこしますので根腐れ防止剤や水枯れを防ぐための有効菌などが入ったものもあります。

市販の培養土の内容表示をしっかり見てみませんか。

培養土の種類は?

売られている培養土の種類には「粒状培養土」や「ゴールデン粒状培養土」「有機培養土」などがあります。価格はどれも5リットル500円程度から20リットル1000円~1500円程です。それほど高くないので利用すると育てやすくておすすめです。

「粒状培養土」や「ゴールデン粒状培養土」、「有機培養土」の違いについてもご紹介します。

まず「粒状培養土」は、土が粒状に処理されていて通気性と水はけがよくなっている培養土です。保水性にも優れ、植物が根をしっかりと張り丈夫に育つように配合されています。「花と野菜の培養土」や「バラ培養土」や「ブルーベリー培養土」などそれぞれに適した土に培養されています。

室内用の観葉植物培養土や最近人気の多肉植物サボテン培養土などもあります。小さい多肉植物サボテンなどのためには5リットルの培養土などが売られていて便利です。

「ゴールデン粒状培養土」は、ミネラル分や天然の有機物が多く入っている肥沃な土です。熱処理もされているので雑菌もなく雑草の繁殖もないものです。水はけと水もちのバランスもとてもよく、鉢底石がいらないなどと書かれているものも中にはあります。

「有機培養土」は文字通り有機の肥料がたくさん入っていますので野菜つくりにおすすめです。油かすや魚かす、鶏糞やカキの殻などが含まれていてゆっくりと肥料が効きますので甘みが強い野菜を育てることができます。家庭菜園などには特にこれを利用すると重宝しますよね。

培養土の役割とは?便利な培養土!

培養土の役割についてあらためて考えていきますが、通気性や水はけがよく根腐れしないように粒状にしてあったり、根がしっかりと張るように保水性もあるように作られたりしています。

また、育てる植物専用の培養土であれば酸性、アルカリ性の調整や肥料も調合されていて植えるだけといった便利さがあります。

室内で植物を育てる場合には雑菌が繁殖しないようにも考えてあり、観葉植物多肉植物サボテンなどの専用の培養土があるのは嬉しいですよね。

培養土を自分で作る場合の作り方は?

そんな便利な培養土ですが、ガーデニングに慣れてきたら自分で培養土を作ってみたいとも思うのではないでしょうか。いろいろと自分なりの工夫をして土を配合して培養土を作ってみるのもいいでしょう。

また、市販の培養土は、植物の種類で全てあるわけでもありませんので、それぞれの植物に合わせて培養土を作るのもおすすめです。

花でしたらたくさんの花を咲かせられるように、家庭菜園でしたらたくさんの実を美味しく収穫できるように土づくりをしてみるのも大変ですが面白いでしょう。

多くの配合例が掲載されていますので、それらを参考にしてみませんか。

草花、花木でしたら、例えば、
赤玉土(小粒)7:腐葉土3
赤玉土(中粒)2:赤玉土(小粒)2:鹿沼土1:腐葉土2:バーミキュライト1
赤玉土を通常基本にして通気性や水はけを調整し、赤玉土でも中粒の方が水はけがよくなりますので大きさも大切です。鹿沼土バーミキュライトでは雑菌が入らなくしたり、保肥性も強めたりすることが可能です。また、バーミキュライトは軽いのも特徴で、マンションのベランダ栽培などで土を軽くしたい時にはバーミキュライトを混ぜるのもおすすめです。

野菜の土の場合は、
赤玉土6(小粒):腐葉土4
黒土4:腐葉土2:バーミキュライト1:ピートモス2:堆肥1
腐葉土を増やしたり、黒土を使って水もちと保肥性を高めたりします。ピートモスも水もちを良くし、土を酸性にする効果があり、乾燥が苦手なものには使わないようにしましょう。

観葉植物の土の場合の配合は、
赤玉土(小粒)7:腐葉土3
赤玉土(小粒)1:鹿沼土1:バーミキュライト2:軽石(小粒)2:ピートモス2:堆肥2
室内で育てる観葉植物ですので雑菌がないバーミキュライトを使い、土も軽くし、軽石なども混ぜて軽くしながら同時に水はけも良くします。
野菜の土に比べると腐葉土をいれずに堆肥が多くなっていますね。これらは一例ですのでいろいろな配合を試してみるといいでしょう。

培養土はしっかり選んで、工夫しながら手作りも!

いかがでしょうか。培養土の役割についてと培養土を自分で作る方法についてご紹介しました。土は植物がしっかり根を張って育っていくために大切なものです。

それぞれの植物に合った土になるよう市販の培養土を買う場合もしっかりと選び、自分で作る場合もそれぞれの植物の特性を知って工夫をしながら作ってみませんか。やりがいのある培養土作りではないでしょうか。

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