景勝地

冬の富士山が綺麗に撮れる!! 撮影スポット5選 〜ふもとっぱら・精進湖・西湖・毛無山・西湖野鳥の森公園〜

関連キーワード

いつ見ても美しい富士山ですが、雪化粧が施された冬の富士山には特に風情があり、他の季節の姿とは違った魅力がありますね。しかし富士山の絶景を目当てに山に登るとなると、積雪が厳しい冬は危険が伴います。そこで今回は、富士山に登らなくても冬ならではの絶景を楽しめるうえ、綺麗に撮影できるスポット5つを紹介していきましょう。

広い草原と富士山の絶景を撮影できる「ふもとっぱら」

「ふもとっぱら」は富士宮市に位置するキャンプ場で、さまざまな形態の宿泊施設も併設されており、とにかく敷地が広大で、富士山に面する草原が一面に広がっているため、障害物に邪魔されることなく壮大な富士山の撮影をすることができます。

「ふもとっぱら」では、冬でも入場だけでなくキャンプも可能なので、白く彩られた富士山も美しく撮影することができるそうです。実際に富士山の冬の絶景を撮影しようと、毎年多くの方が「ふもとっぱら」でキャンプを楽しんでいるようです。

テントは敷地内ならどこに設営してもOKなので、撮影目的で行かれる際は富士山がよく見えそうなスポットを選ぶことをおすすめします。ただ、場所によっては他の方のテントが写真に写り込んでしまうこともあるので注意しましょう。天候にも寄りますが、朝霧が発生することもあるそうなので、運がよければ朝日と霧が織りなす富士山の絶景が観られるかもしれませんね。ちなみに、撮影スポットとしておすすめなのがキャンプ受付場の近くにある小さな池の畔あたりです。「ふもとっぱら」では基本的にどこから撮影しても広い草原と木々を前景とした美しい富士山をとることができるようですが、その畔からは富士山と池への反射も撮影することが可能だそうです。

ふもとっぱら
住所:静岡県富士宮市麓156
電話:0544-52-2112 (08:30〜17:00)
公式HP: https://fumotoppara.net/

精進湖で冬の「子抱き富士」「逆さ富士」をカメラに収める

富士五湖のなかでも最も小さく、自然が多く残る精進湖からは、「子抱き富士(子持ち富士)」や「逆さ富士」と呼ばれる絶景を撮影することができます。まず「子抱き富士」とは、富士山が、手前にある大室山を抱えているように見えることからつけられた呼び名のことで、精進湖ならではの絶景のひとつです。一方で、「逆さ富士」は他の富士五湖でも見ることはできますが、精進湖は、他の湖と比べて波が少なく穏やかだということなので、よりはっきりとした「逆さ富士」を撮影することができそうです。

精進湖から「子抱き富士」と「逆さ富士」を撮影する際には、湖の北岸、とりわけ「山田屋ホテル」の前にある浜から撮影するのがベストのようです。また、精進湖からは朝焼けや日の出で彩られた幻想的な富士山の絶景も観ることができるので、ぜひベストポジションから冬の富士山の絶景を撮影してみてください。

西湖で樹海と足和田山、湖面と富士山のコントラストを撮影

西湖は富士五湖のちょうど真ん中に位置する湖です。2013年に富士山構成遺産として世界文化遺産に登録されているほか、近年、絶滅種のクニマスが発見されたことでも有名になりました。

西湖周辺では足和田山が富士山の姿を隠してしまうのですが、西湖の最も西側にある根場浜(ねんばはま)からは美しい富士山を撮影することができるそうです。こちらからは、積もる雪で青と白の美しいコントラストを見せる富士山と、その右側に広がる青木ヶ原樹海、左側に佇む足和田山、そして西湖の湖面をすべて1枚の写真に収めることができ、また、根場浜から5分ほど歩いたところにある「西湖いやしの里根場」からは、茅葺屋根の集落と富士山といった、古式豊かな絶景をカメラに収めることができるようなので、ぜひ足を運んでみてください。

毛無山からは2月中旬にはダイヤモンド富士が撮影できる可能性も

「日本二百名山」「山梨百名山」「静岡百名山」に指定されている毛無山へは、富士山の眺望目当てに、雪が積もる冬でも多くの登山客が集まります。毛無山と富士山との間には高い山がないため、富士山を近くに見ることができるほか、麓に広がる朝霧高原との美しい絶景を楽しむことができるそうです。

毛無山から富士山の絶景を撮影する場合は、午前中に登山して山頂で準備しておくのがおすすめです。午後になると雲が出てくることがあるので、富士山の絶景を美しく撮影できない可能性があります。また、2月中旬頃になると、毛無山の山頂からはダイヤモンド富士を眺めることもできるということなので、ぜひ天気のよい日を見計らってカメラ片手に登山してみてください。

幻想的な樹氷と富士山のコラボレーションが楽しめる「西湖野鳥の森公園」

青木ヶ原樹海に囲まれた自然あふれる「西湖野鳥の森公園」は、ヤマガラやホオジロをはじめとする約60種類もの野鳥が生息しているほか、210種類にもおよぶ野鳥が飛来することからバードウォッチングの名所として有名な公園です。また、開放感ある園内からは美しい富士山を望むことができるということで、富士山の撮影スポットとしても人気があります。

「西湖野鳥の森公園」では毎年1月末〜2月中旬にかけて「西湖樹氷祭り」を開催しており、この期間中は幻想的な樹氷と富士山のコラボレーションを撮影することが可能なようです。高さ10m以上にもなる迫力満点の樹氷と、雪化粧が施された富士山のダイナミックな光景は冬ならではの絶景ですね。

西湖野鳥の森公園
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
電話:0555-82-2160
HP:http://www.fujisan.ne.jp/event/info.php?no=553(西湖樹氷祭り)

冬ならではの絶景を撮りに富士山周辺へ出かけよう!

いかがでしたか? 純白のベールに包まれた富士山を直に目で見て、最高に美しい姿での撮影ができるのは冬ならではの特権ですね。ぜひ今回紹介した撮影スポットで絶景の富士山をカメラに収めてみてください。


『冨嶽三十六景』その作者葛飾北斎の奇才ぶりとは


横山大観、代表作といえば「富士山」と言われる理由と、その魅力に迫る!



  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ