グリーンネックレスの育て方と枯れた時の対策は？

グリーンネックレスは、アフリカ南部のナンビアの乾燥地帯が原産地です。乾燥地帯で育つために玉状のようなふっくらしたまるい形の葉をしています。

かわいい葉の形をしていますが、グリーンネックレスにとっては、生育していくための重要な手段です。その形も必然と言ったものと言えますよね。乾燥地帯で土を這うように茎が伸び、そこにグリーンの玉のような葉を付けていく様子は、原産地で見るとまた珍しいものでしょう。

丸い葉には、水分が中にたまっていると言われています。また、よく見ると丸い球の葉には、縦に筋があり、窓のように半透明になっています。間近に見ると変わった特徴がいろいろあって楽しめますよね。

実は、このグリーンネックレスには花も咲きます。秋から冬に花茎が伸び、白いポンポンとしたような小花が咲きます。花弁がないためにあまり目立たない形ですが可愛らしい花です。

そんな特徴的な姿をしたグリーンネックレスの育て方は難しいのでしょうか。乾燥に強い特徴がありますので、逆に水を遣りすぎて枯らしてしまうことが多く生じます。

アフリカ原産で耐寒性が心配ですが、耐寒性は2度～3度の気温があれば大丈夫ですので意外と平気です。それほど寒さに気を付けなくても育てることができます。

ただ、夏の日差しは苦手で、夏はレース越しの場所などに置いて育てるのがおすすめです。そうは言っても日光があまり足りないと、今度はせっかくの美しいグリーンの色が悪くなったり、他の多肉植物の場合もそうですが、茎が間延びしたりしてきます。できれば柔らかな日差しを当ててあげるのがちょうどいいでしょう。

可愛らしいグリーンネックレスをきれいに保つためには、それなりのお世話も大切です。もし黄色くなった葉などがあった場合は、取っておきましょう。また、枯れた茎も切り取ってあげるのがいい方法です。水を遣りすぎてしまうとツルがすぐに枯れたり、根腐れしたりしますので、葉や茎の様子を注意して見ておきましょう。

グリーンネックレスは、春～秋が成長期で、冬は休眠期ですので、遣りすぎないようにすることで枯れることを防ぐようにしましょう。受け皿などに水が溜まっている場合も捨てることが大切です。

また、グリーンネックレスの下の方の葉が落ちてきたら、根詰まりをしている可能性もありますので植え替えも必要です。1～2年に一度、植え替えをしてあげましょう。グリーンのきれいな色が悪くなったり、混みあってきたりした場合は植え替えをするといいでしょう。

その際に、長く伸びたツルが植え替えの際に大変なこともありますが、まとめながらやるのがおすすめです。グリーンネックレスの茎のツルの長さは、長い時には1ｍほどにもなります。垂らして下げるような雰囲気を楽しむのがグリーンネックレスの楽しみ方ですよね。

グリーンネックレスは、長くなったツルを切って、水挿しで増やすこともできます。ツルが伸びすぎた場合は、15cm程度の長さで切って水挿ししてみませんか。その際に丸い葉っぱを10個以上は付けておくとおすすめです。水に挿して根が出てくる様子を見守りながら、根が出てきたら土に植え替えてあげましょう。

グリーンネックレスがたくさん増やせたら楽しいですよね。多肉植物の寄せ植えなどにも可愛いので好まれます。手前の方に垂らすようにして寄せ植えしてあげるといいでしょう。

グリーンネックレスの育て方についてご紹介しましたが、アフリカの乾燥地帯で育つ割には寒さにも意外と強いことがわかりました。見た目が変わっていて個性的な多肉植物ですが、育てやすい多肉植物です。

多肉植物は初めてという人でも育てることができるでしょう。グリーンネックレスを育てて増やしながら、他の多肉植物と寄せ植えをしたりして楽しむのもいいですね。可愛いネックレス状の葉は多肉植物のいろいろな寄せ植えにも人気です。明るいグリーンの色が華やかにもしてくれます。

そんなグリーンネックレスのグリーンの色が悪くなった場合には、日差しが強かったり、根詰まりしたりしている可能性があるでしょう。葉が枯れてきた場合には水の遣りすぎのこともあります。

それらを守って育てることで、かわいいネックレス状の葉を長く楽しむことができます。葉の様子を観察しながら元気な状態をいつも把握しておきましょう。可愛いグリーンネックレスの姿を目指して育ててみませんか。

監修：トマト

毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。