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日本で一番新しい日本酒 長崎県壱岐島 重家酒造 横山蔵の“よこやま”シリーズが発表されました!!

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90 年以上の歴史を誇る重家酒造株式会社(代表取締役:横山雄三、長崎県壱岐市)では、この度、平成 2 年に途絶えてしまった壱岐島における日本酒造りを、2018 年 9 月に 28 年ぶりに復活させ、日本で 1 番新しい日本酒シリーズ“よこやま”を発表しました。 お披露目の会があるということで、2018年12月にお邪魔して、利き酒をさせていただきました。

壱岐ってどんなところ?

北九州に位置し、住所は長崎県、アクセスは博多港や唐津東港からフェリーで行くことができる島です。きらめく海では、マリンスポーツ、シーカヤック、周遊クルーズ船が運航され、遊びに事欠くはありません。
また、パワースポットとしても有名で、数多の神社を抱き、「壱岐神楽」は約700年の古い伝統と歴史をもつ神事芸能です。神楽舞も音楽も、神職だけで奏されることできわめて神聖視され、国の重要無形文化財に指定されています。
肥沃な海と大地がもたらす実りは豊富で、海産物はもちろん、壱岐牛、米どころとしても有名です。
アスパラ、いちご、メロンなど四季折々に野菜や果物を楽しむことができます。
ひきとおしと呼ばれる郷土料理は地鶏のだしで食べる鍋のことで、その由来は客を座敷に招き上げ(引き通し)もてなしたことからによるものです。壱岐焼酎は日本を代表する世界ブランドとして愛され、七蔵を有しています。壱岐には西部に温泉郷があり、夕映えを眺めながら古来の名湯に浸かることができ、湯めぐりも楽しめます。

酒造りの経緯 苦難を越えて

古事記や日本書記にも登場し、弥生時代から大陸と日本を繋ぐ要所となっていた、玄界灘に浮かぶ国境の島であり、美しく透き通る海と、海鮮物や壱岐牛などの食の宝庫である島・壱岐島。この島では約 500 年前から焼酎づくりが行われていたと言われ、麦焼酎発祥の地とも呼ばれています。壱岐島の焼酎・壱岐焼酎は日本で初めて WTO 原産地呼称に認定され、麦焼酎では有名な産地ですが、長崎県でも有数の平野をもち、米作りが盛んな島では、古くより日本酒も数多く作られていました。明治 35 年(1902 年)には小さな島の中に17 蔵もの日本酒蔵がありました。激しい市況の変化と杜氏の高齢化で蔵は少しずつ減少し、平成2年に最後の日本酒蔵であった重家酒造が、日本酒造りを断念し、壱岐島での日本酒造りは無くなりました。
それから 23 年。焼酎を作り続けてきた蔵を受け継いだ横山兄弟は、日本酒への強い想いを胸に日本酒造りの再開に向けて動き出し、山口県の澄川酒造場とともに「横山五十」を作り上げました。各方面で好評価を得た横山五十を携え、2018 年 9 月に、いよいよ故郷の壱岐島に全く新しい「日本酒蔵」をつくり、故郷・壱岐島での日本酒造りを実に 28 年ぶりに復活させ、シリーズ第 1 号日本酒よこやま等外生酒は、販売開始後、1日で 6000 本以上の注文が入るほどの好評を得ているそうです。

日本で一番新しい日本酒はどんな味?

この度、新しく発表されたのは純米吟醸シリーズ 5 種類です。それぞれに独特の特徴があり、食前から食後まで通して楽しめる味わいを追求して造られたそうです。日本酒でありながら、ワインのような香りとさわやかな微炭酸を楽しむことができ、和食から洋食までペアリングが可能とのこと。
食事に合わせてワインを選ぶような感覚で、「よこやま」を置いているレストランでは、ソムリエに相談してチョイスしてみるのも楽しみ方の一つかもしれません。
また販売店では、自分のお気に入りの「よこやま」に出会えるのを楽しみにシリーズを飲み比べてみてはいかがでしょうか。それほど、シリーズによって味わいの違いがある仕上がりとなっています。

壱岐の日本酒文化を後世へ繋ぐ使命!

壱岐島の日本酒造を復活させた、重家酒造株式会社 専務取締役兼日本酒杜氏の横山太三氏の言葉をご紹介します。
「1990 年に日本酒の製造を休止せざるをえなかった父(現会長)の辛い気持ちを強く感じていました。また、明治 35 年に壱岐島に日本酒蔵が 17 蔵から現在 2 蔵まで減少し、もう 1 社も数年前に日本酒造りを断念してしまい、弊社がやらないと壱岐島での日本酒文化が途絶えてしまうと思っていた時に、今回、日本酒を造るきっかけになった私が尊敬する株式会社はせがわ酒店長谷川浩一氏と出会い、日本酒を一から教えて頂きました。それから多くの日本酒に精通する方に出会い、15 年前からの知り合いであった株式会社澄川酒造場の澄川宜史氏と再会し、2014 年から澄川酒造場での日本酒造りの修行のもと、澄川氏との共同開発した純米大吟醸横山五十が誕生しました。それから 4 年の月日が経ち、2017 年 6 月に壱岐島での日本酒蔵建設に着手しました。自分にとってまた会社にとって社運を賭けた事業で、希望と不安が入り混じった中、澄川氏から教わったことを忠実に再現し、オリジナルの酵母で、新ブランドよこやまが誕生しました。国内はもちろん海外も視野に入れた熱い想いで造った日本酒よこやま。壱岐の風を感じて頂きながら、冷やしてワイングラスでお楽しみ頂けましたら幸いで す。~國酒で乾杯~」



【主な販売先・レストラン】
<販売先>
株式会社はせがわ酒店(東京)亀戸本店・東京駅グランスタ店・麻布十番店・二子玉川店・日本橋店・東京スカイツリー店・パレスホテル東京店/株式会社乾酒店(大阪)/ 籠屋秋元商店(東京)/株式会社いまでやグループ(東京・千葉)/ 株式会社味ノマチダヤ(東京)/泉屋酒販株式会社(福岡)他 100 店舗


<飲食店>
麻布十番すぎ乃(東京)/串焼博多 松介(福岡)他数百店舗
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