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カフェのドリンクを雰囲気よく撮る方法・三分割法

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写真撮影において大事なものの一つに、雰囲気という要素があります。ただ写真を撮って「ハイ、おしまい」ではあまりに無味乾燥です。
「プロじゃないんだから別に雰囲気はいらない」といった人もいるでしょう。
今回はカメラに興味のない生徒を加え、カメラの雰囲気づくりについての説明がなされます。

「写真は撮るけど、カメラに興味があるわけではない」と語る今回の生徒さん。カメラは重いから、というのがカメラを使わない一つの理由です。
撮影するのはスマホで娘さんを撮るのが大部分で、なかなかよく撮れているようです。「写真はスマホで十分」と語る彼に、講師のYuricamera氏は、「ちょっとした工夫で更に写真がよくなる」と言葉をかけました。
まずはコーヒーショップに向かい、飲み終わったコーヒーのカップを手ごろな切り株に乗せて写真撮影を始めます。

本人はなかなかの出来だと上機嫌です。しかし、Yuricamera氏が言うにはあまりいい写真ではない模様。実はこの被写体を中央に置く構図というのは、素人にありがちな失敗例でした。「真ん中に主役を置いて、一応背景も入れるか」といった感じが出てしまっているというのです。
Yuricamera氏は、工夫次第で雰囲気はがらりと変わると言い、疑心暗鬼の生徒さんに言われてお手本の写真を撮りました。

こうして撮れたのが上の写真です。生徒さんの撮ったものと比べると確かに雰囲気がありますね。
生徒さんが、ただカップをそのまま撮っただけなのに対し、Yuricamera氏はカップに巻かれた紙の位置を調整し、背景も吟味していました。
このコーヒーカップは緑色のロゴを使っているので、背景にもグリーンを多く取り入れようというのです。
それでようやく置く場所が決定。背景をぼかしたところ、何とはなしに美しく、情緒のある写真となりました。
カップの配置と配色に気を使った結果です。生徒さんも配置に気を使ったところ、前よりもグッと引き締まった写真になりました。

被写体を大きく撮っているわけではないにしても、カップが主役というのは充分に伝わります。テクだけではなく構図が大事だと、生徒さんも学んだようです。

雰囲気を重視して切り株を多めに入れたりと、構図の撮り方にも色々あります。スマホの場合はぼかす機能がないので、アプリを使うなどして効果的にぼかしてください。
生徒さんはスマホだけでも取れるけれど、性能に頼らず構図がいかに大事かということがよく分かったようです。

三分割法という手法があります。これは、カメラを縦横にそれぞれ三分割をし、この交点に被写体を置くことで、よい構図が撮れるいう撮影方法です。
動画には三分割法という言葉が出ませんでしたが、構図のバランスの上では重要なものなので、覚えておいてください。
スマホでもカメラでも、構図やぼけをうまく利用すればいくらでもいい写真は撮れます。まずは構図をマスターしてみてはいかがでしょう。

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