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アヤメの育て方

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植物名:アヤメ

学名:Iris sanguinea
英名:Iris
和名:菖蒲、綾目、文目(いずれもアヤメ)
科名:アヤメ科
属名:アヤメ属
原産地:日本を含む東アジア

アヤメの特徴

同じアヤメ属の花しょうぶやカキツバタなどと見分けがつきにくく、アヤメは花びらの付け根に網目状の模様があるのが特徴です。
アヤメは品種改良があまり進まなかったため、品種は多くありません。
冬には地上部が枯れますが、春になると芽吹きます。
1株に1〜3輪花を咲かせ、地下茎(ランナー)を伸ばして群生します。

アヤメの詳細情報

園芸分類:宿根草、草花、山野草
草丈・樹高:20〜50cm程度
耐寒性:強い
耐暑性:強い
耐陰性:強い(日陰でも枯れないが日当たりが悪いと花が咲かない)
花色:紫、白
開花時期:5月〜6月

アヤメの育て方カレンダー

苗の出回り時期:3月〜4月か9〜10月
植え替え:2月〜3月(芽出し直後)か6月〜7月中旬(花後)
剪定:植え替え後(葉を1/3に切り落とす)
肥料:3月と9月
開花期間:2〜3日程度

アヤメの栽培環境

日当たり・置き場所
日陰では花が咲かなくなるので、日当たりで育てますが、乾燥しすぎると枯れてしまうので、鉢植えは夏の乾燥がちな季節は半日陰に置き場所を変えましょう。

用土
水はけのよい土であれば、土質はあまり選びません。
赤玉土小粒に半量腐葉土を混ぜたものや、草花用の普通の培養土、山野草の土でも育ちます。

アヤメの育て方のポイント

水やり
庭植えの場合は、基本的には自然の恵みで十分です。
鉢植えは表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりしましょう。
夏など乾燥がちな時は乾燥しすぎないように注意してください。

肥料
多肥になると根が傷むので、庭植えの場合は基本的には肥料は不要です。
鉢植えは3月(春)と9月(秋)に緩効性化成肥料を少量株元にまきます。

病害虫
アヤメは病害虫に強いのですが、メイチュウの幼虫が茎の中に入って茎を枯らすことがあるので、枯れた茎は切り捨てて処分します。

アヤメの詳しい育て方

選び方
芽出し苗はピンとして元気のいい葉がついているものを選びます。
秋以降は地上部分が枯れているので、枯れた株が複数ついているものを選びましょう。

植え付け
よく増えるので、20〜25cmほど間隔をあけて植えつけましょう。

間引き

剪定・切り戻し
花後はすぐ花茎を根元から取り除き、枯れた葉や茎は根元から切り落とします。
植え替え後、乾燥のし過ぎを防ぐために、葉を1/3くらいに切り詰めておきます。

植え替え・鉢替え
株が混みやすいので、鉢植えは毎年植え替えて、庭植でも3〜4年ごとに植え替えます。


花後はすぐに株元から花茎を切り落としますが、種をつけたいときはそのままにします。

収穫
花もちはよくありませんが、切り花として楽しむこともできます。

冬越し
秋以降、地上部分が枯れてしまいますが、屋外で越冬させます。
寒冷地でも越冬できますが、寒さが厳しいときは敷き藁をしておくなど防寒処理をしておきましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けして増やすのが一般的です。
花後、3芽ずつに株分けして、葉を1/3ぐらいに切り落としてから植え替えて育てます。
土が完全に乾いてしまわないように注意して育てます。

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花の名前
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