アンズの育て方
関連キーワード
植物名:アンズ
学名:Prunus armeniaca
英名:Apricot
和名:アンズ(杏子、杏)、アプリコット、カラモモ(唐桃、杏)
科名:バラ科
属名:アンズ属
原産地:中国(華北)
英名:Apricot
和名:アンズ(杏子、杏)、アプリコット、カラモモ(唐桃、杏)
科名:バラ科
属名:アンズ属
原産地:中国(華北)
アンズの特徴
アンズは自家受粉でも結実するものの収量が少なくなります。
異なる品種による多家受粉の方が結実しやすく収量も増え、アンズ以外の梅・桃・スモモでも受粉します。
アンズの栽培適地は林檎の栽培適地と同じで、花も林檎の花によく似ていて、さわやかなよい香りがします。
アンズは、梅雨〜初夏にかけて結実するので、夏に雨が少なく冷涼な気温の地域で育てやすい、寒冷地向けの果樹です。
朝鮮半島経由で伝わった「東亜系」の実は酸味が強く加工向きで、ヨーロッパ経由で伝わった「欧州系」の実は甘く生食もできます。
異なる品種による多家受粉の方が結実しやすく収量も増え、アンズ以外の梅・桃・スモモでも受粉します。
アンズの栽培適地は林檎の栽培適地と同じで、花も林檎の花によく似ていて、さわやかなよい香りがします。
アンズは、梅雨〜初夏にかけて結実するので、夏に雨が少なく冷涼な気温の地域で育てやすい、寒冷地向けの果樹です。
朝鮮半島経由で伝わった「東亜系」の実は酸味が強く加工向きで、ヨーロッパ経由で伝わった「欧州系」の実は甘く生食もできます。
アンズの詳細情報
園芸分類:果樹、落葉樹
草丈・樹高:3m〜5m(剪定により2〜3mに容易に抑えられる)
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
耐陰性:なし
花色:白、薄桃色、ピンクなど
開花時期:3月〜4月
収穫期:6月〜7月
草丈・樹高:3m〜5m(剪定により2〜3mに容易に抑えられる)
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
耐陰性:なし
花色:白、薄桃色、ピンクなど
開花時期:3月〜4月
収穫期:6月〜7月
アンズの育て方カレンダー
苗の出回る時期:11月〜3月
植え付け・植え替え時期:12月〜3月
剪定時期:12月〜2月
肥料:4月、7月、12月
開花期間:3〜4日程度
植え付け・植え替え時期:12月〜3月
剪定時期:12月〜2月
肥料:4月、7月、12月
開花期間:3〜4日程度
アンズの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。
寒冷地でも特別な耐寒処置をしなくても越冬します。
用土
水はけと水持ちのよい土を好みますが、土質はあまり選びません。
鉢植えの場合は、赤玉土小粒に半量ほどの腐葉土をブレンドした土がおすすめです。
庭植えするときは、庭土に腐葉土を混ぜたものを用いますが、水はけを改良するときは川砂やバーミキュライト・パーライトなどをブレンドしましょう。
日当たりのよい場所を好みます。
寒冷地でも特別な耐寒処置をしなくても越冬します。
用土
水はけと水持ちのよい土を好みますが、土質はあまり選びません。
鉢植えの場合は、赤玉土小粒に半量ほどの腐葉土をブレンドした土がおすすめです。
庭植えするときは、庭土に腐葉土を混ぜたものを用いますが、水はけを改良するときは川砂やバーミキュライト・パーライトなどをブレンドしましょう。
アンズの育て方のポイント
水やり
庭植えの場合、根付いた後は自然の恵みだけで十分ですが、鉢植えの場合、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりします。
落葉期は、生育期よりも乾燥気味に管理します。
肥料
実付きをよくするには、花後の4月、収穫後の7月に緩効性化成肥料を少量まきましょう。
12月に庭植えは株元を掘って有機堆肥を埋める「寒肥」を施肥します。
鉢植えは緩効性化成肥料を少量まきましょう。
病害虫
縮葉病:
葉が火ぶくれ状になって縮れたようになる病気で、薬剤を散布すると効果的ですが、散布したくないときは被害部分を周りも多めに含めて取り除きます。
アブラムシ:
蕾や花茎につきますが、薬剤を散布したくないときは被害の強い枝を切り取ります。
コスカシバ(幼虫):
樹皮の内側に入って食い荒らし、木くずのついたヤニが出ます。幹をナイフで削り落としながら、捕殺します。
庭植えの場合、根付いた後は自然の恵みだけで十分ですが、鉢植えの場合、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりします。
落葉期は、生育期よりも乾燥気味に管理します。
肥料
実付きをよくするには、花後の4月、収穫後の7月に緩効性化成肥料を少量まきましょう。
12月に庭植えは株元を掘って有機堆肥を埋める「寒肥」を施肥します。
鉢植えは緩効性化成肥料を少量まきましょう。
病害虫
縮葉病:
葉が火ぶくれ状になって縮れたようになる病気で、薬剤を散布すると効果的ですが、散布したくないときは被害部分を周りも多めに含めて取り除きます。
アブラムシ:
蕾や花茎につきますが、薬剤を散布したくないときは被害の強い枝を切り取ります。
コスカシバ(幼虫):
樹皮の内側に入って食い荒らし、木くずのついたヤニが出ます。幹をナイフで削り落としながら、捕殺します。
アンズの詳しい育て方
苗の選び方:接ぎ木部分がしっかりしていて、根がよく広がっている株を選びましょう。
植え付け:
落葉期に、土を少し落として根を広げて植えつけます。
寒冷地では厳冬期を過ぎてから植えるのがおすすめです。
葉がついている時期は、根をなるべくいじらないでそのまま植えつけます。
間引き:
付きすぎた実は減らしておく「摘果」が必要ですが、アンズは落果しやすいので、そのままでも構いません。
黄色く色づいてきたら早めに収穫するようにしましょう。
剪定・切り戻し:
放置していると巨木になって扱いにくくなるので、7〜8月に伸びそうな枝を切り詰めておきます。
12〜2月にも、伸びすぎた枝や生育不良の枝、絡み枝などを剪定します。
植え替え・鉢替え
鉢植えの場合は、2〜3年ごとに植え替えましょう。
葉っぱのない時期に、土を落として伸びすぎた根も切り詰めて、新しい土で植え替えましょう。
花:
花もちは短いのですが、香りのよい花が咲きます。
実をたくさん収穫したいときは、受粉作業を行いましょう。
収穫
梅雨時〜初夏が収穫期になり、実が傷みやすいので、色づいたら早めに収穫しましょう。
冬越し
北海道北部以南で、豪雪地帯でなければ、特別な防寒処置をしなくても越冬します。
あまり大きくない鉢植えの場合は、鉢の周りにプチプチを張っておくなど防寒処理しておくか、軒下などで管理するのがおすすめです。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種からも育てることができます。
接ぎ木で育てるのが一般的で、挿し木には適していません。
植え付け:
落葉期に、土を少し落として根を広げて植えつけます。
寒冷地では厳冬期を過ぎてから植えるのがおすすめです。
葉がついている時期は、根をなるべくいじらないでそのまま植えつけます。
間引き:
付きすぎた実は減らしておく「摘果」が必要ですが、アンズは落果しやすいので、そのままでも構いません。
黄色く色づいてきたら早めに収穫するようにしましょう。
剪定・切り戻し:
放置していると巨木になって扱いにくくなるので、7〜8月に伸びそうな枝を切り詰めておきます。
12〜2月にも、伸びすぎた枝や生育不良の枝、絡み枝などを剪定します。
植え替え・鉢替え
鉢植えの場合は、2〜3年ごとに植え替えましょう。
葉っぱのない時期に、土を落として伸びすぎた根も切り詰めて、新しい土で植え替えましょう。
花:
花もちは短いのですが、香りのよい花が咲きます。
実をたくさん収穫したいときは、受粉作業を行いましょう。
収穫
梅雨時〜初夏が収穫期になり、実が傷みやすいので、色づいたら早めに収穫しましょう。
冬越し
北海道北部以南で、豪雪地帯でなければ、特別な防寒処置をしなくても越冬します。
あまり大きくない鉢植えの場合は、鉢の周りにプチプチを張っておくなど防寒処理しておくか、軒下などで管理するのがおすすめです。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種からも育てることができます。
接ぎ木で育てるのが一般的で、挿し木には適していません。