ガーデニング

サクラの育て方

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学名: Cerasus
英名: Cherry blossom
和名:サクラ(桜)
科名: バラ科
属名:スモモ属(サクラ属)
原産地: 東アジアに多く分布

サクラの特徴

桜は、春の代表的な花木で公園や街路樹にも植えられたり、庭に植えられたりして日本人に愛されている木です。樹高が高い桜もありますが、庭には、中木のカワヅザクラ、オカメザクラ、ヨコハマヒザクラなどのカンヒザクラ系やマメザクラ系が親の品種が向いています。 初心者でも育てやすい桜の木は、野生種15種以外にも、園芸品種数で300種以上もあるなど多くの品種があります。ただし、病害虫にかかりやすいので気を付けて育てましょう。
また落葉性があるのも木の特徴です。

サクラの詳細情報

園芸分類 庭木・花木
草丈・樹高 3〜20m
耐寒性 品種によって差があり、オオヤマザクラ、チシマザクラは強い
耐暑性 品種によって差があり、カンヒザクラは強い
耐陰性 弱い
花色 白、ピンク
開花時期 主に3月〜4月(品種によっては10月から翌年3月まで開花)

サクラの育て方カレンダー

時期 12月〜3月の休眠期に植え付けて春になったら花を咲かせる桜ですが、寒肥や花後のお礼肥をしながら育てます。
植え付け 12月〜3月に植え付けます。
剪定 12月〜3月上旬に剪定がおすすめです。
肥料 12月〜2月の寒肥と花後の5月の追肥を行います。
開花 3月〜4月に開花し、種類によって異なった時期に咲きます。

サクラの栽培環境

日当たり・置き場所 西日の当たらない、日当たりがいい所がおすすめです。他の木とあまり隣接しないようにし、日陰にならないような場所に植えるのが適しています。
用土 通気性があって、水はけと水持ちが良く、肥沃な土に植えましょう。自分で配合する場合には、赤玉土(小粒)4:腐葉土3:国土3の配合がおすすめです。

サクラの育て方のポイント

水やり 庭植えの場合には、あまり必要ありません。夏の乾燥が続く日には水を遣るようにします。鉢植えの場合には、夏は毎日か2日に1度水をやります。
肥料 肥沃な土に植えるのがいいため、植える穴底に化成肥料や堆肥を混ぜておきます。植えた後も寒肥として、株の周囲に有機質肥料と緩効性化成肥料を穴を掘って追肥します。元気がなければ、花が終わった後にも追肥も行います。
病害虫 病気は、てんぐ巣病にかかりやすく、かかったら、深く枝を切っておきます。害虫は、モンクロシャチホコが葉を、コスカシバの幼虫が幹を食べるため、小さいうちに見つけて対処しましょう。

サクラの詳しい育て方

選び方 サクラの苗は、幹がまっすぐに伸びて太くてしっかりしたものを選ぶようにしましょう。茎や樹皮の色つやがいいものがおすすめです。根の分岐を見ることができる場合は多く分かれているものがいいでしょう。害虫が付いていないかもチェックします。
植え付け 12月〜3月に行い、植え付ける前に1時間水を張ったバケツに苗を入れておきます。根を広げながら植え、大き目の穴を掘って植えるようにします。苗木が倒れないように支柱も立てるのがおすすめです。
間引き 細い枝のうちに不要な枝、成長にじゃまな枝は切りましょう。
剪定・切り戻し 12月〜3月上旬まで剪定可能です。成長期になって、あまり強く剪定をすると花が咲かなくなってしまいます。太い枝は切らないですむように、小さなうちから剪定しておくのがおすすめです。太枝を切った場合は、防腐処理剤などを切り口に塗っておきます。 植え替え・鉢替え 鉢植えの場合は、同じく、12月〜3月頃に2〜3年に1回程度、植え替えを行います。購入したままにしておくと、鉢が小さくなり、立ち枯れをしたり、生育が悪くなります。土を足すだけでも必ずやりましょう。 庭へ植え替える場合も、12月〜3月に行います。腐葉土などの有機物をよく混ぜた土に植えるようにします。
花 3月〜4月に咲きます。桜の品種によって早く咲く桜と遅く咲く桜があります。カンザクラは2月〜3月、カワヅザクラも早く2月下旬から〜3月上旬に開花。八重桜は、4月下旬などに遅く咲きます。
収穫 必要なし
冬越し 必要なし
増やし方 園芸品種の桜は接ぎ木で増やせます。また、3月上旬〜中旬ごろ挿し木でもオオヤマザクラ、ケイオウザクラは増やせます。挿し木をして、蓋をする密閉挿しをすると活着率が良くなります。

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