ガーデニング

スイートピーを育てるには支柱がいる?

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スイートピーは春らしくて可愛らしい花を咲かせるので人気ですよね。スイートピーを自宅で育てる場合に、どんな点に気を付けたらいいのでしょうか。
スイートピーは、つる性ですので、つる性の詳しい育て方のコツも知ってみたいですね。支柱の必要性などについてもご紹介します。

スイートピーにもいろいろな種類が

スイートピーは、イタリアのシチリア産原産の植物です。可愛いスイートピーのイメージですが、草丈が15cmの小さいものから3mになるものがあります。マメ科ですので、つるを伸ばして高く伸びていくのがスイートピーの特徴です。そんなスイートピーを庭で上手に育てるにはどうしたらいいのか、気になりますね。

私達が良く知っているのは春に咲くスイートピーの品種ですが、スイートピーには、様々な品種があります。夏に咲く品種や冬に咲くタイプ、6月~10月まで長く咲く、宿根草のスイートピーもあります。なんだかスイートピーのイメージからすると冬に咲く品種などは、少しイメージが変わって見えますね。

また、草丈が高くなるというご紹介をしましたが、ガーデン用の背が高くならない、矮性品種も登場しています。また、可愛い花を切り花用に使うためには、高性品種のスイートピーがおすすめとなっています。

お好みに合わせてスイートピーの品種をいろいろと選んでみるといいでしょう。

庭に植えるには背が低い矮性品種もおすすめ

庭に植える場合には、背が低い品種を選ぶのも育てやすくておすすめです。「キューピッド」シリーズは、「コンテナスイートピー」とも呼ばれていて、草丈は30cm程度の低い品種です。つるがあまり伸びずに、背が低いのが特徴です。

プランターに植えても横にボリュームもあり、可愛い形になります。他の春の植物と一緒に寄せ植えをしてもいいですよ。ピンクと白の蝶のような花弁が沢山付くのも特徴。可愛らしい葉っぱも密集していますので、ボリュームがある見た目も魅力です。

こうした鉢植えで、こんもりとした理想の形に矮性品種をするには、5~6節を残して摘芯をしてあげることも大切です。そうすると、多く分枝するために、ボリュームたっぷりの株になりますよ。

矮性品種のスイートピーは、支柱やネットも必要ないので初めてでも育てやすいのでおすすめです。ハンギングバスケットにしてもボリュームがあって見栄えがする品種です。直径3cmほどの可愛い花が咲き、スイートピーの素敵な香りも強いのが素敵ですよ。

背が高い「ロイヤル」シリーズも

スイートピーの中には、背が高い品種もあります。こちらの方が切り花には向いている品種です。家で育てて、切り花にしたいという人の場合は、「ロイヤル」シリーズを育ててみるといいでしょう。花も4cm~6cmほどになり、大きな花が咲きます。花色も豊富に揃っているのが魅力です。

高性種の「ロイヤル」シリーズには、赤が美しく華麗な「ロイヤルスカーレット」や「ロイヤルクリムソン」、紫に近いハッキリした色の「ロイヤルネイビーブルー」「ロイヤルミッドブルー」などがあって、花の雰囲気も多彩です。

高性種は、1m以上に高く背が伸び、花茎も丈夫なのが特徴です。また、プランターでも育てることができますよ。支柱を立てたり、ネットに誘引したりすることでプランターでも育てられますので、挑戦してみるといいでしょう。

苗は、60cmほどのプランターならば3株を横に並べて植えることができます。種を蒔いて発芽後、茎が7~8節伸びた頃に摘芯を1度行うといいでしょう。矮性品種の場合には、摘心をしなくても大丈夫になっていますよ。

支柱やネットへの誘引方法は?

スイートピーを育てる場合の、具体的な支柱やネットへの誘引方法ですが、まず伸びてきたら、支柱を立てるといいでしょう。そして、つるが絡み始めたら、10cm角ほどのネットを張って、そこに這わせるようにしていきます。ビニールタイや洗濯バサミなどで、葉の一部をネットに留めるようにすると、巻きひげが次第に絡んで行くようになります。

あまりチッ素成分が高い肥料を与えていると、背が高くなるだけで、花が咲かない可能性もありますので、注意をしましょう。つるの伸び具合と花芽の付き方を観察しておきましょう。
上手くいくと沢山の花芽が付きますよ。花が咲く前には、また肥料が必要ですが、リン酸が高い肥料がおすすめです。

カラフルな色のスイートピーがある高性種ですので、色々な色を一緒に植えて、色を楽しむのもいいですよね。プランターでも、支柱やネットを活用することで楽しむことができますので、チャレンジしてみませんか。朝顔の行灯仕上げのようにして巻き付けて育てる人もいますよ。

高性種と矮性品種をそれぞれに楽しんで!

スイートピーは、次々と花を咲かせてくれるのが嬉しい植物です。プランターで支柱やネットを利用することで、切り花としても沢山飾ることができるのが高性種です。

春にスイートピーを切り花として楽しめるのは嬉しいでしょう。気軽にスイートピーを育てることができる矮性品種も、また魅力があります。それぞれの方法で楽しんでみるといいでしょう。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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