ネジバナの育て方

ネジバナは、日本の芝生や湿地帯で良く見られる多年草です。
高さ15cm〜40cmのまっすぐな花茎に小さな花が、らせん状に付きます。その花の咲き方が特徴的なことから「ネジバナ」という名前が付いています。
花が咲かない時は、あまり目立たない山野草ですが、花が咲くと個性的です。15cm〜40cmと丈が低いため、盆栽などで育てるのもおすすめです。
水持ちのいい土で育てるのがおすすめです。

園芸分類
ラン、山野草

草丈・樹高
15cm〜40cm

耐寒性
強い

耐暑性
強い

耐陰性
夏は半日陰で

花色
ピンク、白

開花時期
6月〜7月

時期
7月〜8月に種を蒔くか、苗を植え付けます。6月〜7月に小さな花をらせん状に沢山咲かせます。

植え付け
7月〜8月に植え付けます。

肥料
4月〜5月、10月に肥料を施します。

開花
6月〜7月に花を咲かせます。

日当たり・置き場所
日向で育てるのがおすすめですが、夏は直射日光に当てないように遮光するのもいいでしょう。

用土
水持ちのいい土に植えます。草花用培養土でも大丈夫です。

水やり
1日に1度は水をやるようにします。盆栽など鉢で育てる場合は、受け皿に水を貯めて育てるのもいい方法です。

肥料
4月〜5月に緩効性肥料を行います。10月にはリン酸主体の緩効性肥料にしてもおすすめです。盆栽仕立ての場合には、肥料はやらなくても大丈夫です。

病害虫
病気は、ウイルス病にかかることがあります。かかってしまったら捨ててしまうしかありません。
害虫は、ナメクジ、カタツムリ、アブラムシが付きやすく、鉢裏などもチェックしましょう。
アブラムシが付くと、ウイルス病も併発しますので特に気を付けるようにします。

選び方
葉っぱが緑色をしてきれいなものを選びます。

植え付け
燥しないように工夫をして植え付けるようにします。盆栽仕立てにするのもおすすめです。

植え替え・鉢替え
鉢植えは、1年おきに7月〜8月に植え替えます。盆栽仕立ての場合には、数年ほど植え替えなくても大丈夫です。植え替える際は、根が乾燥しないように早く行い、根を傷つけないようにします。

花
とても小さな花が沢山咲きます。種を採る場合はそのままにしておきます。

収穫
7月〜8月に花が終わったら、黄色っぽい実を花茎から切り取ります。紙袋などに入れ、種だけを採ってすぐにとり蒔きします。

冬越し
でも5度〜10度を保つようにするため、室内に入れるといいでしょう。

増やし方
株分けと種蒔きで増やすことが可能。株分けは、花が終わった夏の終わりに行い、新芽を付けて、自然に分かれる所で分けます。
種蒔きで増やす場合は、小さな種ですので、すぐに採ったら用土に振りかけます。2〜3年目ほどかかりますが、開花します。

監修：トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。