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スミレの育て方

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学名: Viola mandshurica
英名: Violet
和名: スミレ
科名: スミレ科
属名: スミレ属
原産地: 日本列島、中国東北部から東部、朝鮮半島、ウスリー

スミレの特徴

日本も原産地のために、馴染み深いスミレは、育てやすいでしょう。10cm程度の草丈で小さく可憐に咲くのがスミレです。スミレとして良く見るのが「タチツボスミレ」という品種です。
日当たりのいい草地や堤防、道端で見ることができ、山野草の多年草です。
10cmほどの丈で、多くの葉や花茎を伸ばして、2cm程度の小さな紫色の花を付けます。小さな紫色の花弁に白い筋が入るのも特徴的と言えます。
様々な種類があり、花色もピンクや白があり、八重咲きなどもあります。4月〜5月の春に咲く春の花として知られていますが、2月頃から咲く品種など豊富です。

スミレの詳細情報

園芸分類 山野草、草花
草丈・樹高 10cm前後
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 半日陰でも大丈夫ですが、花を咲かせるには日向がおすすめ
花色 紫、ピンク、白
開花時期 4月〜5月(2月ごろから咲く品種もあり)

スミレの育て方カレンダー

時期 1月〜2月または5月〜8月に種を蒔きます。開花は4月〜5月で、早ければ2か月で開花することもできます。
植え付け 2月〜3月と9月に植え付けます。
剪定 必要ありません。
肥料 9月〜10月に庭植えでは元肥を行い、鉢植えでは元肥と2月〜10月までずっと液肥を施します。
開花 4月〜5月(2月ごろから咲く品種もあり)

スミレの栽培環境

日当たり・置き場所 庭植えでは、日当たりのいい場所に植えます。鉢植えでも日によく当て、夏場は葉が日焼けしないように注意します。
用土 普通の草花用培養土や野菜用培養土で大丈夫です。培養土と腐葉土を7:3で入れるといいでしょう。斑入りの葉の場合には弱いために、硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の小粒を混ぜます。

スミレの育て方のポイント

水やり 庭植えの場合にはあまり必要ありません。鉢植えの場合には乾いたらたっぷりあげます。
肥料 庭植えと鉢植えでは、植えつけ時に元肥として、リン酸とカリウムが多めの緩効性肥料をやります。その後、鉢植えでは、春から秋まで長く、月2〜3回程度液肥をやっていきます。
病害虫 病気はそうか病、うどんこ病にかかりやすいので、葉に注意をしておきましょう。害虫は、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ツマグロヒョウモン、ネコブセンチュウなどに気を付けます。

スミレの詳しい育て方

選び方 種から育てることができ、1月〜2月または5月〜8月に種を蒔きます。
植え付け 2月〜3月と9月に少し涼しくなってから深く植えつけます。庭植えする場合には、葉が混みあいますので、20cmほど間隔をおいてから植えていきます。また、根が深く伸びますので、鉢植えでは深い鉢に植えます。
間引き 芽が出て混みあってきたら、ピンセットなどで間引きします。
剪定・切り戻し 必要ありません。
植え替え・鉢替え 多年草で、毎年植え替える必要があります。9月または2月〜3月に植え替えるとおすすめです。根が深く伸びますので大きくて深い鉢に植え替えます。
花 花がらを摘んだり、種ができるまで待って種を収穫するのもいいでしょう。
収穫 種を収穫する方法として、完熟種子と未熟種子を採る方法があります。完熟種子の場合には、果実が上を向いたら小さな袋を上に掛け、飛び散る種を採ります。
未熟種子の収穫は、果実が上を向いて硬い段階に果実を割って、種を取り出し、そのまま蒔きます。
冬越し 耐寒性はあり、霜でも割と大丈夫です。冬でもしっかり水をやって育てることが必要です。
増やし方 種まきと根伏せと株分けで増やせます。種まきも完熟種子の場合は、1〜2か月冷蔵庫で冷やしてから蒔きます。未熟種子の場合には、そのまま蒔き、1週間ほどで発芽します。根伏せでは、若い根を5〜6cm切って、切り口を鋭角にし、ほんの少し土を掛けて植えます。株分けは、植え替えの際に行うとおすすめです。

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